”自分らしく在ること”〜スポーツの素晴らしさ〜
こんにちは!
NPO法人つむぐのKamiです!
皆さんは東京オリンピックを観戦していましたか?
私はずっとTVに釘付けになっていて、普段見ないような競技にも心動かされていました。
スポーツっていいな、と改めて気付かされる良いきっかけだったと思います。
先日東京オリンピックは閉会してしまいましたが、8月24日からはパラリンピックが開催します。
今回はそのパラリンピックの競技、すなわち”パラスポーツ”に関する活動をしている松尾海夢さんにインタビューをさせていただきました。
1. 松尾海夢さんって何してる人?
松尾さんは一言で表すと「活動家」であると思います。
私と松尾さんは大学の先輩後輩の関係であり、同じ講義を取っていました。
最初はすごい気さくで素敵な方だな、と思っていたのですが、お話をするにつれて、幅広い活動をしている活発な方だと知り非常に驚いたことを覚えています笑
具体的にどのような活動をしているのかというと、
日常が豊かになるお散歩の方法を提供する
というコンセプトで、「あるっこ」というお散歩コミュニティの運営をしています。
普段お散歩することは日常的であるため、あまり意識することはないけれど、あるっこの視点を取り入れることによって普段の散歩が楽しくなることを目指していて、SNS, Web, イベントの三本柱で活動しており、
みんなの生活の選択肢の一つに散歩が入ってくれればいいなという想いをもって運営をされているそうです。
もう一つはKnocküという、障害者スポーツを通じた、
ダイバーシティ・インクルージョン社会の実現を目指している任意団体のメンバーとして、
一人ひとりがありのままの自分と他者を認め、
互いを支え合い共に生きる世界をつくる。
という素敵なビジョンを掲げています。
主な活動は以下の4つに分類されています。
1. 学校公演
2. 企業とのSDGsの連携
3. 違いを乗り越えるコミュニティ運営
4. メディア運営
今回はこのKnocküと松尾さんの関係について深掘りしたいと思います。
2. 活動を始めたきっかけ
松尾さんがKnocküの活動を始めたきっかけは大学2年生の冬にあります。
大学のサブメジャーゼミでパラリンピックのイベントを開催する機会があり、そこで初めてパラ陸上の方と出会い、その生き方に心を動かされたと言います。
その出会いの前までは、障がい者に対してバイアスがあり、
「健常者が助けるべき存在」と捉えていました。
しかし実際にその方と話すと、できることも多く、かつとても魅力的な方であり、障がい者に対する考え方が大きく変わりました。
そして松尾さんが2019年に企画したゼミのイベントに約2000人が参加し、大成功を納めました。
そして1ヶ月後にパラスポーツ界で活躍する方の食事会に参加する機会があり、その主催者がKnocküの代表であったそうです。
食事会には様々な方が参加しており、研究者、代表選手、協会関係者など、
その中に3人障がい当事者が参加していたそうですが、松尾さんはそれに全く気付かず、障害者に対するイメージを再認識するきっかけだったと言います。
こうして松尾さんは本格的にパラスポーツの世界に関わり始めました。
3. 今後の展望
現在大学4年生の松尾さんは、今後どのように活動していくのでしょうか。
卒業後は就職が決まっている中で、今まで自身の力不足を感じることが多かったと言います。
そのため、現在行っている活動も継続しながら、就職先でスキルや人脈を構築したいということです。
そして松尾さんは将来、
一人一人が自分らしく、生きやすい社会にしたい
と熱く語ってくださりました。
4. 松尾さんにとってスポーツとは
こうした活動をしている松尾さんにとってスポーツとは、
人と人の間にある壁を壊すもの
であり、私たちにとってスポーツへの携わり方は3つあると言います。
スポーツを、
1. する
2. 観る
3. 支える
例えば、サッカーではボールが一つあれば、
国籍、性別、年齢という壁を壊してに楽しむことができ、ルールさえ工夫すれば障がいさえも関係なくなります。
でも周りにはそれを支えている多くの人がいて、様々な感情を共有する瞬間があります。
それがスポーツの好きなところ、と松尾さんは言います。
*この記事を書いた人*
Kami
理想の先輩
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