地元を離れて進学した大学生が、あらためて「地方」と「都会」について考えてみた
こんにちは。NPOつむぐのはるかです!
もう9月だそうですよ、今年も残り4か月を切っているなんて信じられない気持ちです。それと同時に、現在大学4年のわたしは卒業も近づいているわけですが、まったく実感がありません…!
そんなわたしは、大学入学を機に地元の鹿児島県から出てきて関西で一人暮らしをしています。
コロナを含めいろいろあって、実家に戻っていた時期もありましたが、もう関西の暮らしには慣れたもんです(ニヤリ)。大阪・梅田に立ち並ぶどでかいビルを眺めながら圧倒されて「おのぼりさんバレバレ」と笑われていた頃が懐かしいです(笑)。
このように、本州最南端の風光明媚な鹿児島県から賑やかな関西に来たというわたしの状況は、いわゆる「地方」から「都会」に出てきた例のひとつと言えると思います。
なにかとあらば比べられる「地方」と「都会」。
地元を離れて進学した大学生の視点で、あらためて「地方」と「都会」について考えてみました。
✔「地方」から「都会」に出てくる同じ経験をされた方
✔ 生まれた時から都会で暮らしている方
✔ 生まれた時から地方で暮らしている方
いろいろな方に読んでいただきたいなと思っております!
今回は「地方」と「都会」のちがいを3点に分けて考えてみます。
「地方」と「都会」のちがい①交通
とにかく移動が便利。
こんなわかりきったこと...と言いたいところだと思いますが、本当に地方出身者としては都会の交通アクセスの良さがうらやましい限りなんです。10分おきに電車が来るなんて(わたしの現在の最寄り駅の場合)だいぶ便利すぎます。
久々に実家に帰るたび、何も考えずに改札をくぐっては40分ほどホームでまちぼうけをするのはもはやルーティーン…。
あと、いとも簡単に電車で県境を越えられるのがおそろしいです(笑)。
そして、このポイント、学生にとってもやっぱり重要です。交通のアクセスの良さが良いほど行ける学校の範囲が広くなるからです。わたしの大学も関西の各府県からの通いの学生がたくさんいます。実家から通える学校の選択肢が広いっていいなと思います。地方ではなかなか実現できないことだと思います…。
地方も、車があればあまり苦労はしないのですが、免許が取れない18歳未満や免許を返納した高齢者の方にとっては移動というものが少々厄介なものになっているというのは事実だと思います。
「地方」と「都会」のちがい②挑戦のチャンス
地方と都会。この二者間では挑戦のチャンスにも大きな違いが出ると思います。
どちらが良いとか悪いとかではありません。なにに挑戦できるかが大きく違う気がしています。
①でお話した進学の話も含めなのですが、施設や教育機関が多いのは圧倒的に都会だなあと思ってしまいます。しかし、地方には地方にしかない自然や設備があり、その土地ならではの生活を長年営んできた人たちの暮らしに触れやすいです。
都会に住むか地方に住むかで、アクセスできる挑戦の選択肢も異なるのではないでしょうか。
「地方」と「都会」のちがい③生活圏におけるコミュニティの広さ
もちろん一概にはいえない部分もありますが、コミュニティという点においても都会と地方には特徴があるように感じます。
その差が顕著に表れているのが「生活圏におけるコミュニティ」だと思います。わたしの母の実家は熊本県の田舎で、今も農家のおじいちゃん・おばあちゃんたちが寄合を行っているような地域です。
帰省をすれば「○○さんちのお孫ちゃん」と、家の前の道路ではじめましての知らないおばあちゃんに呼び止められます。祖母の話から一方的に認識をしてくださっているようで、はじめは戸惑いながらもたのしい会話を繰り広げています。
しかし、都会・都市の中心部にいくにつれてそのような光景はあまり見られません。同じマンションに住んでいる人、隣近所の家の家族の顔も名前も知らない人も少なくはないと思います。
だからといってコミュニティや人とのつながりが都会のほうが薄いのかというとそうではないと思います。都会の方だって、各々が、自分の所属するコミュニティというものを持っています。
しかし、移動が容易な分、いろいろな場所に足を運ぶ機会が増えて、場所にとらわれないコミュニティ形成が行われやすいという特徴があるのではないでしょうか。
自分の生活圏の広さ(比較的地方より場所にとらわれにくい生活範囲の広さ)がコミュニティの広さにも反映され、地方と都会で違いができているような気がしています。
おわりに
今回は、鹿児島から大学進学を機に関西に出てきたわたしが、あらためて「地方」と「都会」について考察してみました。
また、いち大学生として「教育」という視点にも着目してお話させていただきました。
地方にも都会には、やっぱり埋めきれない違いがあるでしょう。でもその違いは悪いものばかりではありません。
自分はどんな暮らしをしたいのか、どんなことに挑戦したいのか、どんな環境にいるのが幸せだと感じるのか。
いろいろな視点を持ちつつ、「地方に住むか都会に住むか」をより自由に選択できる社会になればいいなと思う今日この頃です。
最後までお読みいただきありがとうございました!
*この記事を書いた人*
はるか
年末年始は帰省できるといいな
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