現役プロサッカー選手に聞いてみた!Vol.3「マルタのサッカー」
こんにちは!
最近暑くて家から一歩も出ない日々が続いているNPO法人つむぐのKamiです。
こんな暑い日にスポーツなんてしたら倒れてしまうんだろうなあ、と思いながらオリンピックを自宅で観戦しています笑
今回も現在ヨーロッパのマルタという国でプロサッカー選手として活躍する野村悠太選手に、マルタのサッカーについて詳しくお話をしていただきました!
1. 現在プレーしているチーム
Kami)
現在野村さんがプレーしているリーグやチームについて教えていただきたいです!
野村)
OK!
今は地中海に浮かぶ小さな”マルタ”という国の2部リーグのSt. George' s F.C.でプレーしているんだけど、とてもじゃないけど強いチームではないんだよね。
Kami)
そうなんですか!?
あまり順位が高くないんですか?
野村)
実は自分が加入するまでは、2部リーグの中で1年間勝利なし、また最下位に沈んでいたんだよね笑
でもそのチームに入ってから6試合して、
個人としては3ゴール1アシスト、チームでは3勝2敗1分の結果を残して奇跡的に残留できたんだよ笑
Kami)
野村さんが救世主じゃないですか!!!
やっぱりそこまで活躍すると待遇とかも変わったりするんですか?
野村)
そうだね、まずは同じチームで契約を更新することに成功したんだよね。そこで一番大きく変わったのは給与面かな。
詳しい額は言えないんだけど、次のシーズンから給料が3倍になるんだよ笑
Kami)
それはすごい夢がある話ですね!
2. マルタのサッカーってどうなの?
Kami)
何かマルタサッカーの特徴ってあったりするんですか?
野村)
海外だとマルタしかプレーしていないからマルタだけの特徴なのかわからないけど、足元の技術よりも身体能力に頼っている選手が多いかな。
Kami)
それはすごい意外でした。海外は特に技術のある選手が集まっていると思っていましたね。
野村)
そうだよね、でも実際は評価される基準も、相手の当たりに負けないフィジカルがあるかどうかだったりするんだよね。
Kami)
そうだったんですね。野村さんはそれに適応するために何か意識していることはあるんですか?
野村)
やっぱり身体能力の向上だよね。
ただ身体を大きくするだけではなく、サッカーに必要、かつ自分に足りない部分の筋肉を重点的に鍛えているよ。
具体的にいうと6月だけで5kgの増量に成功して、今はそれを絞っているところなんだ。
Kami)
それはオフシーズンに美味しい和食を食べ過ぎたわけではないんですか?
野村)
違うわ!笑
3. 現地で感じたこと
Kami)
現地で6試合して、何か感じたこととかはありますか?
野村)
さっきの話とほとんど同じなんだけど、やっぱりフィジカルがすごい強い選手が多いよね。でもその分俊敏性に欠けている選手も一定数いるかな。
Kami)
典型的な日本人のサッカー選手とは真逆のような感じなんですね。
野村)
そうなんだよね。
でも相手に欠けている部分が日本人にはあって、それが強みになるんだよ。
Kami)
足元のテクニックだったり俊敏性ってことですか?
野村)
そうだね、まず足元の技術は全体的に日本人の方が高いね。
マルタでサッカーをしている日本人は大体足の速さを強みにしている場合が多いと思うな。
実際自分のウリは"一瞬の速さ”だと思ってるよ。
Kami)
強みがあるっていうのはスポーツをする上ではかなり大切ですよね!
野村)
間違いないよね。
でも足元があって俊敏性がある選手を止めるのってなかなか難しいみたいで、よく激しいファールを受けるよ笑
毎試合レッドカード並の危険なプレーがあったりさ笑
Kami)
怪我につながりそうで怖くないんですか!?
野村)
確かに怪我をする可能性もあるよね。
実際に6試合プレーして受けたファールの内イエローカードが6-7枚出てたりしたからね笑
常に怪我をしないように意識はしているよ。
4. 海外で活躍するプレーヤーになるには
Kami)
この記事はサッカーだったり海外でのプレーを志している方が多く読まれると思うんですけど、海外で活躍するために何か必要なこととかってありますか?
野村)
海外は結果が全てだから、普段から数字にこだわることかな。
特に自分はFWだからゴールやアシストの数が全てなんだよね。
Kami)
よく内容にこだわれ!っていう意見もありますけどスポーツをやる限り結局最後は結果が大事ですよね。
野村)
あとは外国人だからって萎縮しないこと。
何か意見があったらしっかり伝えないと相手には伝わらないし良いプレーにもつながらないからね。
意見を伝えることでコミュニケーションの機会が増えて、より理解し合えるってすごい良いことだと思うんだよね。
Kami)
それは何事にも大事な部分ですね!
最後までお読みいただきありがとうございました!
この記事を書いたのは
Kami
和食が一番