頼むと頼まれては犬も木へ登るの事
緊急事態宣言が徐々に解除されてきましたね。
それと共に株式市場もだんだんと決算発表されてきてます。今後の経済は一体どの様になっていくのかな。リーマンショック時の不況時と現在の株価推移を比較している動画もよく散見されるけれど、今回の相場がそれに倣うとすると、夏以降にまた更に下がる二番底を睨む展開となる様です。リーマンショックの時も、回復に2〜3年費やしてますからね。まだまだコロナショックは始まったばかり。今後の展開に固唾をがぶ飲みして行きましょう。
さて、そんな緊急事態宣言が解除されつつある昨今、私の元にメッセージが届きました。
メッセージは母親からで、何やら妹の話の様です。
妹は地元でWebデザイナーとして働いているのですが、今回のコロナ騒動で例に漏れず、ここ1〜2ヶ月はリモートワークをしていました。そんな中の緊急事態宣言解除に、会社の方針が改められた様で、今後もずっと週3程度はリモートワークを行う様になるとの事。コロナ収束とは関係なく。
なるほど。そうきましたか。妹が働いている企業は、大企業という訳ではなく、どちらかというと中小企業にカテゴライズされると思うのですが、そういった経営方針を打ち立てる企業が既に出始めているのは面白いなと思いました。
新しいスタンダードが始まっていく様です。今後の働き方の価値観が一変されて行きそうですね。中小企業はこういった小回りが効く対策を打ち立てやすいのが長所ですよね。
さて、本題です。
今後もずっとリモートワークが続くと決まった妹は、親を経由して私にとある相談を持ちかけました。
PCを、作って欲しいと。
所謂自作PCを、ある程度のスペックを持って、リモートワークに備えたいという事でしょう。なるほど、引き受けましょう。
予算は大体10万円くらいで、安ければ安いほどありがたいそうですが、スペックはある程度あった方が良いそうです。
どうやら政府から給付される10万円の使い道を、自作PCに投資する判断をしたみたいですね。賢いと思います。
以前、山高きが故に尊からずの事でも記事にしましたが、PCというのはWindows vs Macの戦いでありますが、個人的には棲み分けています。
ノートPCはMac。自作PCの様なデスクトップ系PCであれば、Windowsです。
デスクトップは、持ち運びが不便な代わりにその拡張性の高さに大きなアドバンテージを持っています。
メモリを増強する。ストレージを拡張する。PCをピカピカ光らせるなど、PC全て丸ごと買い換えなくても、パーツを買い足す、書い直す事でアップグレード出来る。そう、Windowsならね。
対してノートPCは持ち運び性を損なう様な使い方はあまりすべきではないと考えます。例えば外付けのグラフィックボードを付けてみたり、外付けキーボードやマウスなどを付けて使う。などです。それをするのならば、デスクトップPCで良い訳で。ノートPCはノートPCだけで使うのが美学です。そう、Macでね。
個人的にはデスクトップは定住するための住宅、ノートPCはどこでも寝泊まりができるテントという位置付けをしています。
さて、話が脱線しました。自作PCですね。予算は大体10万円くらい。
この金額が厳しいのかどうかは、個人的にはよく分かっていません。PCってそうそう作るもんじゃないからね。でも頑張って考えて行きましょう。
まず、前提となるのは以下の点。
・キーボード、マウス、スピーカなどの周辺機器は不要である
・モニターも家にあるものを代用する。
・予算は10万円くらい。
・半年くらい前に弟にあげた自作PCくらいのスペックが良いそう。(そんな昔の話は忘れた
では、今日の午前中に考えた自作PCのレシピをご紹介して行きましょう。
CPUの選択
CPUはPCの核となる部分です。最近のCPUはどれも高性能なので、最近発売されたCPUであればどれでもある程度は体感は変わらないんじゃないかなと思うわけです。
ただ、RyzenとIntelという2大巨頭が存在しています。Intel入ってるでお馴染みのIntel CPUと最近飛ぶ鳥を落とす勢いで成長してきたRyzen CPU。このどちらを選択するかで次のマザーボードの仕様が変わります。まぁ、CPUピンの形状が違うからですね。私は今回、Ryzen CPUを選択しました。なぜかと言うと、こっちのが付けやすそうだったから。
選択したCPU:
AMD Ryzen 5 3600 with Wraith Stealth cooler 3.6G AHz 6コア / 12スレッド
お値段:23,880円(Amazon)
マザーボードとメモリの選択
CPUがRyzen製と決まったので、マザーボードはそれに対応したものに。
なんとメモリとセット販売でお得なマザボがあるじゃないか。Amazon様様ですね。Ryzen製のCPUはメモリを選ぶって聞いたことがあります。相性が悪い事があるよって話ですね。なのでRyzen対応のマザーボードとメモリが抱き合わせで売られているのはちょっと嬉しい。だって動作するって事ですよね、Amazonさん?
メモリは32GB。これは弟にあげたPCを参考にしました。メモリ32GBもあれば、ある程度のソフトは同時に動くでしょう。メモリは大事です。
選択したマザーボードとメモリ:
ASRock AMD B450 チップ搭載 ATX マザーボード B450 Steel Legend + DDR4 2666MHz 16GBx2枚 メモリセット
お値段:27,671円
ストレージの選択
メインストレージは近年登場したSSD。これ一択です。
メインストレージはOSを入れる領域ですね。Windows10ではHDDでの稼働はあまりよろしく有りません。よろしくありませんというか、相性が悪いです。Windows 10って重たいんですよね。なので、古いWindows 7のPCなんかが10に自動Upgradeされた場合、Windowsの稼働がもっさりします。原因は多くの場合はディスクにあり、タスクマネージャーでハードディスクの項目を見ると、100%に張り付いてしまってたりします。
おじいちゃんのPCも、実家のPCも同じ症状が出ていて、リモートで調査した結果、そんな症状が出ていました。新しいPC買うとか言い出したので、そんな無駄な出費は要らないと親族のPCを総改造。出張サービスでSSDに全て換装しました。結構めんどくさいです。
そんなSSDですが、更にいうとあまり場所を取らないM.2 SSDなんてのがあり、自作PCならこっちの方が個人的におすすめです。
マザーボードとほぼ一体化に出来るので、場所も取らず、配線も不要。PCもすっきりします。
M.2は発熱に難ありですが、マザーボードにはM.2用のヒートシンクが搭載されていて、ある程度は熱対策も取れそうです。
拡張性のあるマザーボードなので、とりあえずはこちらのSSDをOS用に。後は、データ領域用に、私が持ってるHDD(2TB)を差し上げましょう。
選択したストレージ:
M.2 2280 NVMe PCI-E Gen.3 x 4(NVMe 1.3) EG1VNEシリーズ 500GB CSSD-M2M5GEG1VNE
お値段:8,064円
グラフィックボードの選択
さて、グラフィックボードです。ここが一番悩みましたが、もうコスパ重視で選ぶことにしました。グラフィックボードはその名の通り、映像出力や音声などを計算する部分で、ノートPCには搭載されない事が多いです。(ゲーミングPCや強スペックのノートPCには搭載されたりしています)ノートPCではCPUが担当してる部分ですがこれをフォローするためのパーツですね。
グラフィックボードを搭載する事で、2画面・3画面の出力をしたり、それに伴う処理を高速化したりです。
選択したグラフィックボード:
MSI Radeon RX 570 ARMOR 8G J グラフィックスボード VD7195
お値段:17,446円
電源の選択
PCは電源からっていうくらいの人がいますから、電源は大事です。
電源はランクがあって、ランクなし==>Bronze ==> Silver ==> Gold ==> Platinumと続きます。まぁ、ランクなし以外なら正直良いかなぁというのが個人的な見方であったりします。笑
予算的にもちょっと妥協しました。
今回は550wの電源を選びました。グラフィックボードが2枚刺さってたりしたら、550wでは足りないこともあるのでそこはご注意を。
選択した電源:NE550C
お値段:5,980円
PCケースの選択
PCケースはPCの外見となり、USBポートなどのアクセス性もあるので、比較的大事にしたいパーツではありますが、妹に聞いたところ、黒っぽくてかっこいいやつ!という意見しか頂けなかったので、こちらもコスパで選びました。
その名も「黒鴉」まさに黒っぽくてかっこいい名前です。(え
PCケースはマザーボードの大きさによってその姿かたちを選ぶ必要があります。
今回選択したマザーボードはATXマザーボードなので、こちらが収まるサイズを選びました。サイズの上位互換はあるけど、下位互換はないよという話ですね。
ちなみによく使われるマザーボードのサイズは以下の通りで、大きいほど拡張性に優れます。
ATX (305mm x 244mm)
Micro ATX (244mm x 244mm)
Mini ITX (170mm x 170mm)
選んだマザーボードに合うPCケースを買うのが、PCケースを選ぶ上で最も大事です。
外見やアクセス性は、その次の選択肢ですね。(PCケースを決めてからマザーボード、CPUを決めるという方法もありです)
選択したPCケース:JAX-03W (黒鴉 kurogarasu)
お値段:4,180円
その他パーツの選択
あと、足りないパーツは何でしょうか。そうですね、大事なものを忘れていました。
OSです。妹には、Windows 10 ProかHomeか、どっちでも良いので好きな方を家電量販店で買っておいてと伝えました。
Windowsのライセンスに関しては、家電量販店で正規品を購入した方が良いです。ネットではライセンスのみを格安で売っていたりしますが、その仕組みを知ると余り使いたくありません。ましてや、自分のPCではないので、ライセンス周りはしっかりしておきたいものです。
また、正規品と同じくらいの値段でネットで売られていたとしても、実はライセンスのばら売りを正規品と同じ様な値段で売っているだけだったりします。結構Windowsライセンスはレビューが阿鼻叫喚になってたりするので、気になった方は探してみてください。
日本の家電量販店で購入したライセンスであれば、流石に正規品であると思いますので心配は要らないと思います。
Windows home: 18,000円くらい
Windows Pro: 28,000円くらい
後は、WIFIですね。このマザーボードにはWIFIの機能が搭載されていないので、WIFI接続ができるカードを付けるか、外付けのUSB型のWIFIアンテナを付けるか、という選択肢になります。
今回は前者のカードを取り付ける方法で考えました。
選択したWIFIカード:
TP-Link WiFi 無線LAN アダプター AC1200 11ac PCI-Express 867 + 300Mbps
お値段:3,600円
こんな感じの構成です。お値段の総額は、OSをWindows homeを選択していた場合、、
110,225円
あれ、10万超えてる・・・。まぁ良いか。笑
あくまで、10万円「くらい」なので。大体で・・・。
妹に確認したところ、このくらいの差額は許容範囲内ということだったので、実家を宛先に発注してやりました。パーツが整い次第、実家に行って組み立てですね。
もし参考にされる方がいれば、CPUをワンランク下げたりメモリを16GBにしたりすればもう少しコストは絞れるかなと思います。
ただし、メーカーの相性にだけは気をつけてください。
特にCPU、マザーボード、メモリ辺りはトラブっている人をたまに見かけます。
そんなこんなで、政府の給付金10万円の使い道の一例でした。(妹のですが)
うーん、私は何に使おうかな。やっぱり、株でも買おうかな。