投資から貯蓄へ?どの情報が正しいか 投資初心者の失敗体験記 59
盛んに叫ばれた「貯蓄から投資へ」は、金利の上昇と共に再び「投資から貯蓄へ」と移っている人たちも増えてきた。
投資による資産の増加率は、預貯金とは比べものにならないくらい高かった。さらにNISAを利用すれば、利益から20%の税が引かれない。投資による利益率は、2・3%から10%や20%などとなる場合もある。しかし、配当金がなく株価の値下がりで資産が減ることもある。
一方預貯金は、金利が1%を付ける銀行も出てきたが、日本は今のところまだまだ世界的にも見ると低い。それでも預金保護があるため殆どの場合預けたお金が減ることはない。日本経済が破綻しない限り大丈夫だと考えられる。
そのため、資産を投資ではなく預貯金に切り替えている人もいる。
どちらがいいかはそれぞれの状況で変わるためやっかいだ。若い世代ほど年金があてに出来ないため、資産運用に関心が高まっている。
個人的な考えとして、50代からの上の人は投資と言っても利益の低い投資信託あたりで十分な気がする。生活に困るようであれば、仕事によってお金を稼ぐことを勧める。投資は先が見えないため、投資によるって資産が無くなる恐れがある。予定していた資産が手に入らず、老後の資金がなくなることもある。投資信託は、複数(商品によって違う)の会社の株を運用しているため、倒産等のリスクが減らせる。
一番の問題は、何歳まで生きて、どれだけの資産がないと生活が出来ないかが分からないことだろう。そのため、お金があっても使えないで、資産を多く残して亡くなるかも知れない。これは本当に難しい。
それを解消してくれるのが年金制度だったはずだが、それがどうなるか分からないため不安になる。記事を書いている私も、年金が今後どうなるかは分からないため、予想として無くなることを前提に考えている。年金をもらえたらいいが、そうでなくても生活できる仕組みを考える必要があると思っている。
それだけ、日本は不安定な国になってると思う。もっと自分で考えそして判断する力を身につけないといけないと思える。SNSやニュースの不安定な情報の中でも、自分なりに正しい情報を見つける時代になっていくと思う。人任せでは、言いように利用されてしまう。AIなどの技術の発展は、それだけ高度な判断能力を求められるようになってると思う。