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相続は親族の争いが…! 12

 持っている資格やスキルを社会に還元しようと考え、相続についての相談をボランティアで聞いていると、相続のことが全く分かっていないためそのままにしている方、法的に間違ったことでも主張して来る相続人など、大変なことが多いことが分かった。

 自分のことでも後回しにしていることがあり、死亡したら遺族は大変になるので早く整理しておかないといけないとも感じさせられた。

 ①相続のことが分かっていない
 土地・建物の登記がされていないケースが多い。面倒だし費用がかかるのでそのままにしている。登記するために書類を集めたり作成したりと、死亡時にやっていないと後で相続人になった人が大変だと感じた。
 民法の変更で以前と変わった点がある。まずは、土地建物の登記をしていないと、相続人にペナルティーがくる。登記をしていない・又は遺産の相続手続きをしていないため、かなりやっかいなケースが多い。
 それぞれのケースで必要な書類が異なるので、法務局に確認するしかない。相続するかなり前から登記されていないため、戸籍等を取得するのが大変。本人も知らないこともあるので、やはり法務局で紹介をかけないと分からない。
 
 この相談ボランティアは、相談者にある程度説明するが、それ以上は司法書士に頼むか、私も費用をもらうように説明するようにした。ボランティアでは済まないこともあるので、線引きするようにした。自分ではやらないで済ませようとする方も時々いるので、大変なことになりそうになったことがあった。

 色々相談を受けると、これは公的に制度を説明する仕事が必要だと感じている。よく分からないため、葬儀が終わると相続も終わったと感じている人も多いことが分かった。

 ②相続になると人が変わる?
 法定相続か協議するかで変わるが、明らかにおかしいことでも主張して譲らないため、揉めているケースがある。どうも親族間の関係性やしきたりが絡んだり、外部(相続人に以外)からの意見によって変わったりすることが多い。
 遺産の協議と言っても、法定相続分を元に関係性や貢献度によって考えるが、もらえるとなると都合がいいように主張するケースが本当に多い。これは弁護士でにないとできないので、あまり関わらないようにした。
 感情的にひどいと思っても、親族の取り決めやその他の理由で理解できないことが起こっている。弁護士費用がかかるのでなんとも言えないが、相続には色々なことがあるのだと感じた。遺産協議書も判を押さなければいいのだが、それができない縛りがあることもある。
 
 社会貢献を考えたボランティアだが、本当に知らない世界が多いと感じている。実際直接聞かなければ分からなかった。ネット等に載っていて知っていても、直接話を聞くと本当に大変だと感じた。
 
 楽しい生活を送ることを目標にしているが、困ったことを解決するのも必要だと感じた。その為にも、多くの人が、社会の制度(税や保険や年金など)やお金の知識をもっと知っていなくてはいけないと感じる。

 何だか違った方向になったが、人とのつながりはできたと思えばいいかな。

 


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