肉食女子が【まゆみ】で告白されたら を考察する ー8月31日生まれの男にー
始めに
肉食女子が男性から告白される際、KANの歌【まゆみ】 を歌われたらどうなるか、を考察する。
著作権に配慮し記事の中では歌詞の一部しか引用しない。全歌詞をごらんになりたい方は、こちら。
曲はこちら。
考察に至る経緯
今から四半世紀前、当時の男友達がこう言った。
「好きな人ができたら、【まゆみ】を歌って告白する。【まゆみ】は強い歌だから」
私は、えっ? あの曲のどこが強いの??と思った。その疑問を最近思い出したので、この際考察してすっきり成仏させることにした。
【まゆみ】を歌って告白するのこと自体どうよと思うが、その点は置いておく。彼はその後、いくつかの恋を実らせ散らし結婚した。なので、もしかしたら、【まゆみ】で告白したのかも知れない。
肉食女子とは
この考察での肉食女子とは筆者自身のことである。筆者は、
恋愛は狩、ハンディングである 攻めあるのみ
という思想と行動パターンの持ち主である。つまり、じれったい恋愛ができない。考えるより先に行動するタイプ。とにかくアプローチしてアピールする。良くも悪くもとても分かりやすい女である。
歴代彼氏はもれなく肉食男であった(夫含む)。
付け加えると、筆者は理屈っぽい。
考 察
歌詞の順を追って考察する。
1番のこの時点でアウト。「見てるだけだけど」誰かに奪われるのは怖いなら、さっさと行動を起こせ。恋愛は早い者勝ちでもある。察して君は嫌いである。
とはいえ、最後まで考察は続ける。
不純物を含まないという定義であれば、美しい水とは純水である。涙はナトリウム等の不純物を2%ほど含む。
という無粋な屁理屈は置いておくにしても、「がまんして がまんして」の前に、なんでモーションをかけてこないんだ? と単純に疑問に思う。私にとって恋愛で我慢すべきは不倫になる場合、だけである。
【まゆみ】は一番の歌詞から推察するに、フリーの女性である。ならアタックするのが先だと思うが。
極めつけは最後の一行。
これを言われたら、私なら即、席を蹴る。「こんなこと」しか言えないから、君はダメなんだ。
後ろ向きの告白をされても、心は一つも動かない。全身全霊で正面からぶつかってくる告白でなければ、私には響かない。
恋愛とは決して甘いだけの関係ではない。付き合っていく中で、価値観をはじめとした様々なぶつかり合いが生じる。その時に、真正面から相手と向かい合い話し合えなければ、信頼し安心できる関係は築けない。
これは私の信念だ。だから、正面から私に向かってくる男しか私は選ばない。
結 論
以上の考察より、この告白は選曲ミスによる失敗に終わる。
歌を歌って告白されるというのは、ロマンティックなシチュエーションではある。曲と相手を選べば成功することもあるだろう。
この私でも、若い頃のさだまさしに【奇跡】で告白されたら、すぐその胸に飛び込むのは間違いない。
告白の相手がKANファンであったなら【いつもまじめに君のこと】か【世界でいちばん好きな人】で告白すれば勝算は上がるであろう。
振られたらすかさず【だいじょうぶI'M ALL RIGHT】で畳みかけ、爽やかに一時退却だ。彼が告白することによって、彼女の中で彼の存在が大きくなった。「ふられてからはじまる」恋もある。ストーカーにならない程度に敗者復活戦を展開して欲しい。
めでたく両想いになった暁には、【死ぬまで君を離さない】を熱唱すればよい。
後書き
四半世紀経っても、【まゆみ】での告白は私にとってはNGであった。
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若い日の思い出として、今日が誕生日の彼に捧げます。
お誕生日おめでとうございます。