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「○○風」鑑賞者という自覚についての覚書
今までの自分を振り返ると、私は「寝食を忘れて、或いは持てる資金を最大限投じてまで、誰かのファンになったと言い切って良い」ということは今まで無かったように思う。
私は遥か昔、バービーボーイズというバンドのファンクラブに入っていました。
杏子姉さんとコンタの男女のツインボーカルという5人組の個性的なバンド。メンバーの中で、私はコンタが大好きでした。
コンタはボーカル兼ソプラノサックス。
ソプラノサックスを吹きながら男女の機微や、ちょっとドロッとした恋愛模様をハスキーボイスで歌い上げるコンタは色気があってめちゃくちゃカッコよかった。
バービーボーイズ目当てで「パチパチ」とか「バックステージパス」という雑誌を毎月買っていたし、コンタが出るドラマや映画も好きでした。
映画は舞台挨拶にも行ったことに自分の中ではなっています(嘘かもしれません…)
ファンクラブの優先予約でコンサートも必ず行っていたし、今までの人生の中では好きという「感情」と、応援するという「行動」が一番伴っていたのがコンタだと思います。
しかし、寝食を忘れるほどだったか?と問われると、そんな覚えは全く無く。
私は当時、義務教育ラストイヤーくらいだったのかな?
勉強したり友達と遊んだりと他にも色々やるべきことがあったわけで。
そこまで熱狂的になるまでには、自由になる資金が圧倒的に足りなかった。
親に頼って生きる年代だったので、行動も自然に限られたのでしょう。
高校生になってからは東京スカパラダイスオーケストラにハマり、友達と一緒にイベントやライブにも結構行った方だと思います。
最近では「大豆田とわ子と3人の元夫」にも出演されていたバリトンサックスの谷中敦さんが周りから軽く引かれるくらい大好きで「谷中、谷中うるさい」と友達からよく怒られていたものです。
でも、大騒ぎしていた割に、当時、スカパラのファンクラブには入ってませんでした。というか、あるのかどうか、気にしたこともありませんでした。
インターネットってあったのかな?当時。無かったような気が…雑誌とか口コミが全てだった時代な気がする…。
色々なことがすっかり忘却の彼方だけれど、とにもかくにもやっぱり自由になる資金が圧倒的に足りなかったってことなんだと思います。
うちは親が厳しくてバイト禁止だったのと、夜あまり遅くなることを許されていなかったので行動にも大分制限はありましたね。
所謂、人生の一番の青春時代と言って良い年代に、私はその二人を好きになったわけだけれど「好き」でいることに何の義務感も負っていませんでした。
ただただ自分の感覚に従って「好きだ」と思えるアーティストを見られる時に見て、騒ぎたいだけ騒いでいたという感じなので、熱狂的なファンの人から見たらファンというよりかは「ファン風」の煩い観客と映っていたに違いないでしょう。
正直、今も自分は「風」だな、とどこかで思っています。
TXTのヨンジュンは過去に夢中になったお二方を超える勢いで、現時点では自分史上のトップにいると思います。
しかも、アイドルというカテゴリーでは間違いなく初。
(コンタや谷中さんはアイドルというカテゴリーではないので)
Ciipherもテグが抜きんでているものの、基本箱推し、めちゃくちゃ推せるグループだと思っています。
TXTはCDにDVDに写真集、雑誌も迷いなく買っているし、CiipherもCDは買っているし、V LIVEやバラエティ、TVショーも可能な限り追っています。
それでも、なんだかどこかで「MOA風」だし「Clue(クルー)風」だよなという自覚がありますね。
こんだけ好きスキ言ってるのに、TXTのファンクラブはまだ入っていないし、Ciipherは本国ファンクラブあるだろうけど、どうやって入ったら良いのかも分からない。
ヨントンに積む気も全く無い。
そこまでの資金が無いし、絶対当たらないし、私が喋るより、他の方のほうが推しもテンション上がるでしょうよ、と思っています。
(でも、すみません、抽選には参加します。
CDを買った者の権利として楽しむために参加はします。)
昔は自分で自由にできる資金が限られていたのですが、それは今も同じことなので、そういう意味でも冷静さを持っていないといかんなと思うのでね。
「子ども」と「大人」
「学生」と「仕事してる主婦」
立場、状況は違うけれど、推しにかけられる資金に限りがあるという事実は共通しているなと。
それとね、もうひとつ。
寝食は忘れられん。
寝たいし食べたい。
こういうことかな、と。
今も昔も、どこか冷静さを持っていたかったのは、夢中になり過ぎて、お金使い過ぎちゃったり、体壊しちゃったりっていうことにならんようにというリスクヘッジみたいなものなのかもしれませんね。
それと、好きでいる時間をできるだけ長引かせたいっていう気持ちがあるのかも。
極めちゃうと後は冷める一方な気がして…
まだまだ好きになれる。まだまだ知らないところが沢山あるっていう方が長く愛せる気がしています。
結局自己中心的だということがひとつ言えますよね…
人の道に外れたことは絶対しませんが、これは私の人生なんで、その時の気持ちと勢いに任せつつも、都合の良いペース配分で好き勝手に楽しませて頂きますということなのかもしれない。
ヨンジュン、TXT、Ciipher、そして最近はBE:FIRSTの皆様。
私の人生を楽しくしてくれて本当にありがとうございます。
あなた達から元気をもらって私は今、仕事や家庭で頑張れています。
多分きっと、あなた達と出会ってなくても私は頑張れてたと思いますが、あなた達と出会ってからの方が間違いなく楽しいです。
私の人生にワクワクという要素を添加してくれてありがとう。
あなた達がめちゃくちゃ頑張っているのを見て、私も自分の人生めちゃくちゃ頑張ってやろうと思っています。
若い、貴重で限りある時間に素晴らしい経験をたくさん積まれている皆さん、辛いこともあるかもしれないけど、それを乗り越えながら、日々アップデートを重ねている皆さんを眩しく思うし、尊敬しています。
見習いたいと思う所ばかりです。
「MOA風」「Clue風」「現在、一般視聴者以上BESTY未満」な私ですが、皆様の幸せを心から願っていますし、皆さんが懸命に作った作品、買いたいものは買います。てか、絶対買っちゃう。
お金と時間の都合が付けばファンクラブにも入るとも思います。
皆さまのことをこれからもnoteに書くと思います。
コロナ禍という状況と自分の年齢的な照れなどもあり「在宅のはぐれ沼」におりますゆえ、誰かと皆さんの話をする機会が圧倒的に少ないのでね…
こんな感じの自分なんだけど、この気持ちを吐き出す場所は欲しいのよ!
ということで、文章を書くという、大好きな方法をもってこの思いを綴らせておくんなまし!!