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【書籍レビュー】人もお金も動かす 超スゴイ!文章術


読むきっかけ

「基本的な文章術を勉強することはできたけれど、読者の興味を引くような文章が書けないな…」なんて悩んでいませんか?
私も、同じように悩んでいます。
noteを始めてみたものの、誰かに興味を持って読んでもらうことは難しいですよね。

SNSが普及した現代は、文章を発信する機会が多くなっています。
さらに、共感される文章は拡散されやすいです。
共感されることで生まれた個人のつながりは、その人の資産として意味を持つようになっています。

人の心を動かす文章を書くことができれば、Webライターとして活動するときにも役に立つのでは?」
そのように考えていたときに手に取ったのが、今回紹介する『人もお金も動かす 超スゴイ!文章術』です。

書籍情報

タイトル:人もお金も動かす 超スゴイ!文章術
著者:金川 顕教
出版社:すばる舎
発行年:2019年

著者は、経営コンサルタントの金川 顕教さん
彼は、会社員時代に副業としてウェブマーケティングを始め、人を動かすプロのノウハウを学び、独立しています。
現在までに、さまざまなビジネスのプロデュースに携わってきました。

マーケティングや行動心理学、セールスについて知識を蓄え実践してきた方の文章術を武器にできたら、こんなに心強いことはないと思います。

おすすめしたいポイント

本書では、「なぜ、あなたは文章術を身につけるべきなのか」という導入から始まり、共感される文章や興味を引く文章、行動を喚起する文章について章立てて解説しています。
著者が実際に体験したことを交えて解説しており、理解が難しそうな専門用語も丁寧に説明してくれているので、読みやすいかと思います。

共感される文章」では、「共感とは一体何か?」を分析して文章に活かす方法を紹介しています。

例えば、読者に当事者意識を持ってもらうコツが挙げられています。
私は「共感」を「当事者意識を持ってもらう」と考えるのか、と少し驚きました。そのように考えたことがあまりなかったからです。

そこで「共感」について辞書で引いたのですが、「共感」と「同感」を使い分けられていなかったことに気が付いたのです。
みなさんは、「共感」と「同感」を使い分けられていますか?
「同感」は「自分」がどう感じるかということですが、「共感」は「相手」がどう感じるかがわかるということです。
共感をされるには、読者に筆者と同じ立場にいてもらわなければなりません。
筆者と同じ立場にいてもらう=当事者意識を持ってもらうこと」なんですね。

本書では、読者に無意識に読み進ませるための工夫が紹介されています。
意識できないことを自分で調べるのは、難しいですよね。
マーケティングや行動心理学、セールスの書籍を読み尽くすのは大変です。
本書は、これらの知識を文章に落とし込むための方法を教えてくれます。

おわりに

本書は、「人の心を動かす文章術を知りたい!」という方におすすめです。
セールスライティングって、こんなにテクニックが使われていたんだ!」と気づくことができると思います。
すぐに実践できる内容も載っているので、もっとフォロワーを増やしたい方やビジネスをスムーズに進めたい方は一度読んでみてはいかがでしょうか。

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