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一方通行のトンネル【怖い話】

夏も後半ですね。
夏といえば怪談ですよね、、、。

私の実体験を話たいのですが長くなるので、
私の知り合いが体験した話をお伝えします。

私を含めた友人8人で夏に1泊2日の旅行に行くことにしました。
車を2台借りて観光スポットを巡り、友人達と会話をしながら旅行を楽しんでいました。
1日中動き回り疲れた私達は、後はホテルに行きゆっくりしようということになったので、ホテルに向かうことにしました。

私は前の車の助手席に座り、カーナビを見ながら運転手をサポートすることにしました。
後ろの車に乗る友人達も念のためにカーナビを設定して、私たちを追いかける形でホテルに向かいました。

ホテルに向かう道は2通りあるようでしたが、初めて通る道だったのでナビに従うことしました。
田舎道で等間隔に街灯もなく車のライトのみが頼りでした。
ある程度進んでいくと目の前に一車線一方通行のトンネルが現れました。
トンネルは長いようで中々出口に出てくれませんでした。
ナビを見ると先ほどとは様子が違いました。自分達の車のマーク以外何も写っておらず、どこにいるのかもよく分からない状況でした。

すると、私以外の友人3人が声が聞こえると言うのです。
友人に詳しく聞くと、「わーーーーーー」と男が叫ぶ声が聞こえるようでした。
私は霊感がないからか、耳を澄ましても何も聞こえませんでした。

数分後、やっとトンネルを抜けホテルに到着しました。
しかし、後ろから付いてきていたはずの友人達が先にホテルに到着しており、
30分駐車場で待っていたと言うのです。

トンネルに入る前、確かに後ろにいた友人達。
トンネル内は一車線しかないので、追い越しはできません。
また、一方通行なので、トンネルを戻って別の道を行くこともできません。

旅行を終え、その土地について調べると、合戦場跡だったようです。
トンネル内で友人達が聞いた声は戦闘中の声だったかもしれないですね。
しかし、後ろにいたはずの友人達が、私たちより先にトンネルを抜けホテルに到着した理由は何度考えてもわかりません。

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