🇬🇧ロンドンで英検準１級受験🇬🇧

2024年8月24日 18:59

みなさんこんにちは。
ロンドン在住のTsumugiです🌸久しぶりの投稿になります🌸先月、ロンドンに住み始めて一年が経過しました🇬🇧
今年から始めた仕事にも慣れつつ、昨年の今頃よりはだいぶ生活が安定してきました。

さて、タイトルにもあるように今年ロンドンで英検準１級を受験してきました！
そもそも英検って海外で受けれるんだ！？そんな声も聞こえて来そうなので、その点も含めてまとめてみたいと思います。

はじめに　海外でも英検が受験できるの？

はい、英検海外の会場については『ロンドン』以外にも『ニューヨーク』『ロサンゼルス』、『ホノルル』の４会場で受験できるそうです。
日本の会場と違う点は３級以上からの実施、またクローズドテストとなっており、テスト問題の持ち帰りができないなど、他にも日本の英検とは多少異なる点があります。

また、受験料も日本と大きく異なり、今回私が受験した英検準一級については130£でした。（日本で受験した方が安そうです。）

その他の詳細については以下からご覧ください。

１．勉強方法

勉強方法については①単語帳、②過去問+問題集、③オンライン英会話の３点になります。

①単語帳
私は英検準１級の単語もカバーできると聞いていたDuo3.0を使って、単語対策をしていました。
Duoはここ数年、毎日30分ほど費やしておりCDを聴きながら200周は回すことができました。
この積み重ねが英単語だけでなく、長文の英文をしっかり読めるようになる基礎となりました。

②過去問+問題集
日本から持ち込んだ旺文社発行の2023年度の過去問に併せて、同社の『単語・熟語問題』、『ライティング問題』、『リーディング対策』の分野別の問題集を取り組んでいました。

③オンライン英会話
上記の『ライティング問題』や、二次試験の『インタビュー』については第三者の添削やアドバイスがほしいと思い、下記のオンライン英会話を活用していました。

こちらのオンラインレッスンで気に入っているところは、月額制でなく、プリペイド式の支払いで『都度払い』ができるところです。
私は月額制や受講し放題といったレッスンだと続かなかったり、毎日やらなきゃと言ったプレッシャーを感じてしまうタイプなので、このような都度払いのレッスンを探していました。

（ちなみに運動も毎日行き放題のジムなどもプレッシャーやストレスになってしまい続かないタイプなので、都度払いのヨガやボクシングに行っています）

ネイティブやフィリピン人、日本人の講師がおり、レッスンの質も良く、私は英検１級や通訳案内士の資格を持った日本人の先生に作文の添削や、二次試験の対策をお願いしていました。
また、質が良いだけでなく、料金も25分650円前後と破格の値段で、このオンラインレッスンは満足がいくものでした。（受講する先生によって、料金が異なります）

その他、YouTubeを観て二次試験の傾向を押さえていました。
色んな動画がありますが、その中でももりてつ先生が私のイチ押しです。面接の流れやポイント、注意点をわかりやすく解説してくれています。

２．勉強時間および結果

勉強時間については、一次試験は約１ヶ月で対策をしていました。
当時働いていなかったため勉強時間をがっつり確保できたことから、集中して過去問・問題集やオンラインレッスンに取り組むことができました。
そのため、一次試験はなんなくクリアすることができました。

しかし、二次試験については一次合格直後に働き始めたことから試験対策時間がなかなか取れず、不合格となりました。（あと１点足りなかった…トホホ）

この悔しさをバネに2024年度第１回で、二度目の二次試験にトライし、合格点を少し上回る形でなんとか最終合格まで頑張ることができました。

３．英検準１級を取得して良かったこと

今回、準１級を取得しましたがその勉強の過程で、良かったと思う点がいくつかありました。

①英作文、インタビューレッスン
オンラインレッスンの日本人講師によって、英作文の添削の際に書き方について指導してもらいました。
まずは結論から、そのあと羅列で理由を述べる、最後に結論で締めるといった流れを教えていただき、これは自分だけで試験対策するには難しいと感じました。
また、インタビューについては頑張って話しても何を伝えたいのかがわからないといったことが多々あり、英作文と同じく英語は理論立てで説明することと指導いただきました。この、英語は理論立てで話すことが試験対策だけでなく、ロンドンで生活するための実用英語としても活かされ、ここから私の英語力が伸びたことを実感しました。

②日本の外来語の多くは英語から由来している

以下の記事にて、日本の外来語は現代日本語の18%を占めており、そのうち特に多い外来語は英語という記述がありました。

現代の日本語において、和語は33%、漢語は49%、外来語（混種語と和製英語を含む）は18%という語彙分類となっている。外来語は、インターネットで使われる言葉から映画のタイトルに至るまで、あらゆる分野に侵入し、濫用されている。特に多い外来語は英語である。

出典：イハーブ・アハマド・エベード“日本語を脅かす外来語”

このように、英語を学ぶことがある意味、日本語を理解することにもつながることを今回の勉強で実感しました。

たとえば日本での会議の際、『ローンチする』というワードを何度か耳にしました。当時の私には馴染みのないワードでしたが、英検の単語問題にlaunch（開始する、発射する）として登場しており、それがビジネスの場では『新しい商品やサービスの販売、使用をスタートさせる』意味として使われています。
このように特にビジネス用語には英語由来のワードが多いと感じました。（他にもリスケするとか色々ありますね）

また、condense（凝縮する）と言う単語を見たときには『コンデンスミルク（練乳）は凝縮されたミルクということか！！』と分かったとき、試験勉強でやってた英語がほんとに面白いと思えました。

私は大学の専攻がフランス語で大学生の頃は外国語といえばフランス語のみ勉強していたので、英語のように日本語とリンクすると言う面白さはあまりありませんでしたが、今回英語を勉強して違う角度で語学を学ぶ楽しさを見つけました。（でも世界で一番好きな外国語はフランス語です笑）

③自信に繋がった
ロンドンに住んでいると現地の人や在英日本人も英語が上手なため、英語に自信のない私は英語を話すことが億劫になっていました。
しかし、英検を取得したことで自信に繋がり、少しずつ積極的に話すようになれたことや、久しぶりに会ったカフェの店員さんから『英語上手くなったね？！』と言われた出来事が多少の自信に繋がりました。
これからも積極的に話して、少しずつ上達していければと思っています。

おわりに

日本では社会人の多くの方が英語の勉強と言えばTOEICとなりがちですが、英検は【読む・書く・聞く・話す】の４技能の勉強になりますので、本当に会話の向上に役立つと実感しました。

以上英検準１級についてまとめさせていただきましたが、これから勉強する方の参考になればと思います。

最後に私の住んでる街の画像を貼って終わりたいと思います。ロンドンとは思えないほど長閑で素敵な街です。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。