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【チョコは恋の媚薬】情熱的なキスより4倍も脳の興奮が長く続き心拍は2倍になる

恋愛とチョコレートには深い関係があるってご存じですか?

チョコ食べると幸せ…って感じる人は多いですよね。わたしもチョコはいつもダークチョコを切らさないくらい大すきです。

そんな食べて幸せなチョコレートが実は

恋愛にとっても効果がある!

というお話をしていきます。

チョコが何で恋愛に効果があるの??そんな疑問が湧きますよね。

ちょっと変わったアプローチで、美味しく彼や彼女と仲良くなれるチョコのこと、ぜひ知ってあなたの恋愛に活かしてみて下さいね。


チョコがなぜ恋愛に?

チョコレートに含まれるカカオポリフェノールは抗酸化作用があり血液にもよいというはなしは知ってるって方もたくさんいるのではないでしょうか。

そしてチョコには実はフェニルエチルアミン(PEA)という恋愛の初期段階においてドーパミンを放出させる神経伝達物質 が含まれています

その成分がなんと恋愛でのドキドキにも匹敵する効果があるそうなのです

が…

実は研究においてはフェニルエチルアミンは摂取しても消化されてしまうとあまりドーパミン放出には関係ないと言われていました。

ところが!

2007年イギリスで行われたカップルを対象にした実験研究で驚きの事実が!

結論から言いますと、タイトルのとおりダークチョコを舌でとかした時にキスよりも4倍長く興奮し2倍の心拍になるということが分かりました。

チョコを食べただけでそんなことになるなんて、なんだかドキドキしますね!

では魔法の薬のようなチョコの秘密をひも解いていきましょう。



チョコの成分

チョコの主な成分は

  1. カカオポリフェノール

  2. テオブロミン

  3. 食物繊維

  4. ビタミン・ミネラル類

  5. 飽和脂肪酸・不飽和脂肪酸

この成分を見ると、酸化を防ぎ腸にも良くて栄養価が高くて血液にもよさそう。そんな印象を受けますね。ではそれぞれを詳しく見ていきましょう。


■カカオポリフェノール

カカオポリフェノールとは
ポリフェノールは植物に含まれている渋味や苦味、色素の成分のことです。ブドウやブルーベリーなどの赤いものや緑茶紅茶などにも含まれています。その中の一つカカオポリフェノールはカカオに含まれるものです。

カカオポリフェノールの効果

このような効果があります

  • 肌老化の防止

  • 動脈硬化の予防

  • アレルギーの改善

  • 精神安定、リラックス

特に老化の原因である活性酸素を除去する抗酸化作用があり、カカオのポリフェノールはコレステロールの酸化を防いで動脈硬化の予防に効果があります。


■テオブロミン

テオブロミンとは
テオブロミンはカフェインによく似ている物質でカカオの主な有効成分です。チョコレートの苦み成分であまり食品には含まれておらずカカオはその数少ない一つ。

テオブロミンの効果

このような効果があります。

  • 血管を弛緩させ血流をよくする

  • 脂肪の蓄積を抑制

  • 大脳を刺激して集中力、記憶力、思考力を高める

  • カフェインと同様に覚醒効果があり興奮を促しますがカフェインよりも穏やかに作用

  • 自律神経を整えて緊張をやわらげる

  • 過剰摂取すると利尿作用を高めてしまう

テオブロミンには、血流アップや覚醒・興奮を促す作用があります。脂肪の蓄積を防ぎ、体重増加を抑えるといった働きも望めるようです。


■食物繊維

食物繊維とは
食物繊維は小腸で消化・吸収されずに大腸まで達する食品成分のこと。板チョコ1枚に含まれる食物繊維は約2g。
水に溶ける水溶性食物繊維と溶けない不溶性食物繊維があります。
水溶性は果物や野菜に含まれるペクチン、コンブやワカメなどのぬるぬるの成分のアルギン酸など。
不溶性はセルロース、ヘミセルロース、リグニンなど植物の細胞壁をこうせいしているものと、カニやエビの殻に含まれるキチン。

食物繊維の効果

食物繊維にはこんな効果があります

  • 整腸効果

  • 血糖値上昇の抑制、血液中のコレステロール濃度の低下

  • 便通を改善して肌荒れを防ぐ

  • 肥満防止や大腸ガン予防

カカオには、食物繊維の一種であるリグニンが豊富に含まれています。リグニンには、腸のぜん動運動を活性化する働きがあり整腸効果が期待できます。


■ビタミン・ミネラル類

ビタミン・ミネラルとは
ビタミンは水溶性と脂溶性があり、水溶性は体内のさまざまな代謝に関与し酵素のはたらきを補っています。脂溶性は身体の機能を正常に保つはたらきをしていますが、摂りすぎると過剰症を起こすことがあります。
人間の身体ではほとんど作ることができないため、食事から摂取する必要があります。

ビタミン・ミネラル類の効果

ビタミン・ミネラルにはこんな効能があります。

  • 糖質、脂質たんぱく質の分解合成を助ける

  • 成長ホルモンのようなはたらきをする

  • 身体の機能を調節する

  • 身体を構成する

チョコにはビタミンEやナイアシンなどのビタミン類や、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、リンなどのミネラルが含まれています。特にカルシウムとマグネシウムのバランスが良い。

※カルシウムとマグネシウムの比が崩れると心臓病や高血圧のリスクが高まります。


■飽和脂肪酸・不飽和脂肪酸

脂肪酸とは
飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸があります。飽和脂肪酸は常温では固形のものでラードや牛脂。不飽和脂肪酸は常温では液体のもので魚の油や植物油。

脂肪酸は大きく4つに分けられます。

  • 飽和脂肪酸

  • 一価不飽和脂肪酸

  • 多価不飽和脂肪酸

  • トランス脂肪酸

体に良いのが不飽和脂肪酸。取りすぎ注意なのが飽和脂肪酸。体に悪いのがトランス脂肪酸です。

チョコに含まれる脂肪100gあたり

脂肪34.1 g飽和脂肪酸19.88 g一価不飽和10.38 g多価不飽和1.08 g

脂肪酸の役割

  • エネルギー(カロリー)

  • 体の細胞膜、ホルモン、核膜などを構成

  • 脂溶性ビタミン(ビタミンA・D・E・K)の吸収を助ける

  • 不飽和脂肪酸は血中のLDLコレステロール値を下げる

チョコレートの主原料のカカオの主な脂肪酸は、不飽和脂肪酸のステアリン酸、オレイン酸、パルミチン酸の3種類。


チョコの歴史

カカオは紀元前から5500年人類と深くかかわりがあります。エクアドルでは紀元前3500年からカカオが人によって使われていました。

チョコは現代では甘いお菓子のイメージですが、19世紀まではカカオ豆をすり潰した苦い「薬」として飲まれていました。また古代アステカ人やマヤ人たちの記録によるとカカオ豆には貨幣としての価値もあったのだそうです。

チョコレートがヨーロッパに伝えられたのは16世紀頃。そこでも「薬」として利用されていました。効用は滋養強壮や疲労回復、長寿といった現代でも知られるものと同じです。

今のような固形の甘いチョコレートが作られたのは19世紀後半で1876年にスイスで砂糖やミルクを加えた甘いミルクチョコレートが開発されました。チョコが甘いお菓子として浸透したのは1900年に入ってからの事です。

それまではチョコレートは「飲み物」「薬」として扱われていました

また16世紀のアステカ皇帝は、はちみつで甘みをつけたカカオを媚薬として1日に50杯も飲んでいたそうです。


恋の媚薬としてのチョコ

フェニルエチルアミン(PEA)の作用

チョコに含まれる「フェニルエチルアミン(PEA)」は別名「恋愛ホルモン」と言われています。

恋愛初期にガツーンと好きな人から衝撃を受けドキドキする「恋の病」はこのPEAによるもの。ドーパミンと同じく脳下垂体から分泌され脳内で性的興奮と快感に直接関係する神経伝達物質として働きます。

しかしこのフェニルエチルアミンの効果は大体3ヶ月~2、3年で分泌されなくなり効果が薄くなってしまいます。つまりマンネリしてトキメキがなくなるのはPEAが分泌されなくなるからなのです。

またフェニルエチルアミンチーズやワインにも含まれています。(※チーズ フェニルエチルアミンがチョコレートの10倍含まれています)


薬としての効果は?

古来からチョコレートは「薬」以外に「媚薬」としても使われいました。チョコを食べると恋に落ちような感覚になると信じられていたからです。

そして近年になりチョコに含まれるフェニルエチルアミン (PEA)が発見されてやはり媚薬効果が科学的に証明されたと話題になりました。

チョコにはフェネチルアミンが成分として含まれているからチョコを食べさせると恋愛に陥る状態を促す。だからチョコが媚薬とされた…と考えられました。

しかしPEAは摂取したとしても酵素によって分解されてしまうので脳に影響があるとは言えない事がわかりました。結局チョコレートの媚薬効果は科学的に否定されてしまいました。


情熱的なキスより4倍も脳の興奮が長く続く

恋の媚薬としての効果があると信じられていたチョコは、しばらくの間その媚薬としての効果を否定されていましたが、2007年4月イギリスのデビッド・ルイス博士によって「チョコにはやはり恋に落ちたかのような効果がある」という実験結果が報告されました。

BBCニュースの記事

この実験では、ルイス博士は20代のカップルを対象に「チョコレートを口の中で溶かしている時」と「情熱的にキスをしている時」の心拍数と脳の活動状態を比較検証しました。

結果は、なんとカカオ成分60%のダークチョコを食べると心拍数はキスをしているときの2倍以上速くなりました。

さらにチョコが舌の上で溶けはじめると脳のあらゆる箇所で発火したように興奮が起こり、その状態はキスをしたときと比べて4倍以上も長く続くことが分かりました。これには男女の差はなかったそうです。

ルイス博士は「チョコに含まれるフェネチルアミンとカフェインが影響を与えている」と言っていますが、フェネチルアミンは摂取によっての影響は少ないと考えられるので、どちらかと言えばテオブロミンの興奮作用、血管拡張作用と血流を促す働きが影響しているのではないかと思われます。


まとめ

媚薬としてしまうと現代では問題があるかもしれませんが、チョコレートは健康への効果は期待できる食品だと思います。

恋に効く…のかどうか、実際に使った事はありませんが、まぁとにかく美味しいし、動脈硬化の予防などにもよいから、美味しくチョコを頂いて心と体の健康を維持したいですね。



参考サイト

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恋愛心理カウンセラー つむぎ
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