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七宝焼と山田かまちと赤唐トマトボロネーゼ

群馬2日目
上毛高原は二度と行かないのではないかと思い(旅行するときはここに来るのは最後かも、とは思っている)
ちょっと早めのバスに乗って、たくみの里に降り立つ
同じバスに乗車していた人も降りるのではないかと思っていたのに、降りた人は私だけだった
前日2人きりだった乗客が、たくみの里に降り立ったので、とても気になって調べていた
体験場所たくさんあるらしく、せっかく来たのだから作品作って帰ろうというプラン

アロマスプレーを4本購入しました@お土産屋さん

旅館に泊まるとコーヒが無性に恋しくなり、人間の無いものねだりを十分に発揮することってありません?
午前中だったらケーキ食べても罪悪感がないので、見つけた喫茶店でひと休み

コーヒとアップルパイ

最近はお土産で重たいものを買ってしまう傾向があり、途中立ち寄った酒屋さんで味噌を購入
そんな味噌が入ってるリュックを背負いながら体験場所へ

お土産屋さんの前には案内が掲示されて、
もう一つのお目当て「和紙の家」は本日休業なり
??って何?

七宝焼はやりたい!と意気込んで来たけど、この看板を見て
田舎で見る青い縦長い「?」の看板が頭をよぎり、ちょっと躊躇…
でもこれをやりに来たんだから!と奮起して入店
中にはところ狭しといろいろなものが飾られていました

とても種類があるらしくて、飾りきれない見本

そもそも七宝焼って群馬なの?と調べても出てくるわけではなく、このご主人がやっているお店
何十年もやられているのでしょう、とても饒舌に説明してくれましたが、あまりの流暢さに理解が追いつかず、うだうだしていたら女性の店員さんが優しく声をかけてくれました

理解したことは
・土台になる銅板、銀盤でできることは違う
・まずは土台を選んで、そこから組み合わせを選ぶ
・その組み合わせは釉薬とビーズ、針金や釉薬などがあり、色もたくさん

土台を選ぶのに10分はかかり、どのデザインにするのかにも10分かかる
たくさんある選択肢から決断するってこんなにも難しいのか…
即決できてた先客に選ぶ秘訣聞きたかったなー

この中から土台選び
お値段もイロイロ
こちらが初心者向けのコース
学生の体験学習にもなっている雰囲気
組み合わせ見本1
組み合わせ見本2
組み合わせ見本3

組み合わせ見本を見るのに上向きすぎてちょっと首が痛くなって、ようやく決めたのが「ふんゆう」
決めたのはいいが、また色の組み合わせを決めなければならない
1日の決断量のキャパ超えてるかも…
また10分は迷う

それぞれにこういう見本があるんです
宝の山

あくまでもこれは見本で、そんなにきれいに出るとも限りませんというところにも惹かれる
自分の力だけではない何が働くっていいよね
大抵こういう場所だと緑を選んでしまうのだが、どれも綺麗で違う選択をする
色を選んだら早速体験スタート
先ほど選んだ銅板が磨かれてピカピカになっている

還元された銅板

白い釉薬をまんべんなく塗る作業
水は少なく、紙で吸い取りながらというアドバイスも頂く
全部に塗ったら一度焼く作業
お時間1分ほど
次は2つ目の釉薬を塗る
これはまんべんなく塗らなくてもよい
結構厚めに塗った方が良いとのこと

今回選んだ色は白と藤色でしたー

焼いた釉薬の上に重ねるのはなかなか難しく、ムラがあるのがいいらしいけど、なんせ初めてのものなのでどうなるやらやら

2度目の釉薬終了の図

このあと1度乾燥させて、いよいよ焼く作業

乾燥させて
焼き上がりの図
冷めていくと色が出てきます

思わず自画自賛
きれいー!
敢えて塗らなかったところも白多めで良い感じです
上に塗った釉薬が縮む性質があり、下の色が出てくる仕組み
これはとてもとても楽しくて、もっとやってみたくなる気持ちを抑え、お店を出る
結局1つの体験で満足したので、足早に高崎へ移動することにした

車窓が素晴らしかったんです

高崎では行きたい場所があった
駅から循環バスに乗り目的地へ
本当にここにあるのだろうかと思ったけど、住宅街の中にポツンとありました

住宅街にあります

中学生の頃、母に本を買ってもらい夢中になった
彼のおかげでカーペンターズを知った
ビートルズに興味を持った
何十年ぶりに見た彼の原画に胸が騒ぎ、当時の自分を思い出したり
「そういえばこれが好きだったな」という絵も思い出したり
その絵を足跡のように美術館に残してきたり
あの頃、山田かまちを好きな人はいるんだろうかって思ってた
誰とも共有できなかったから
でもこうやってここに来れたことで初めて共有した
彼の作品に魅力された人はたくさんいる
貸切状態の美術館でひっそりと思った

欲しかったポストカードは売り切れだったけど、
これも好きだったなーのゾウ

まだ新幹線の時間まであったので、やっぱり高崎といえばパスタ
駅ビル内のお店へ
16時っていうのに行列、さすがの立地
ここの名物といえば、にんにく赤唐辛子のパスタ
だけど、この後大事な予定があったのでにんにく抜きのパスタへ変更
にんにく抜かして、どれだけ損しているかわからなかったけど、美味しくいただきました

今回の旅は選択肢が多くて迷いっぱなし

この旅で一週間分の選択をした気がする
私の普段って、どれだけ選択してないんだろう

群馬って、そういえば温泉でしか楽しんだことがない草津、伊香保、今回の法師温泉
温泉でしかというより、温泉を楽しんでいる車じゃなくても、温泉に行けることが分かった
そして、群馬の数ある温泉から選択できるようにならなければ

もうちょっと、群馬の温泉に強くなりたいかもと思ったどこかにビューンの旅でした

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