JTCで働く2,3年目の若手営業がキャリアの幅を広げるために必要なこと
私は現職の中でパートナーセールスを担当しています。
現職に転職してから一貫してセールスですが、パートナー以外にエンタープライズセールスも経験しました。
ちなみに前職でもいわゆる「営業職」に従事していましたが、転職後に身に着けたスキルの数は前職の比になりません。
JTCの入社2,3年目の若手の方に伝えたいのは自分が今やっている「営業」という仕事は世間においてあるいは別業界においてどういう位置づけのものなのかということをしっかり認識しておいた方が良いということです。
というのも私は前職であるJTCの製造業では入社後一貫して「ソリューション営業」という職種に就いていましたが、顧客に新規の提案をした経験は両手で数えられる程度の回数しかありませんでした。
いや、もしかしたら片手で収まるかもしれません。
営業という一言でまとめられてしまっているため、その仕事の中身が曖昧です。
そしてその仕事に慣れすぎると、いざ転職しようとした時に自分のやってきた「営業」という仕事と入りたい会社の「営業」または「セールス」の仕事内容が今やっている仕事と乖離し、転職が困難になる可能性があります。
入社2、3年目の社員であれば、今の自分の仕事内容は大抵理解できていると思うので、少し視野を広げて別の業界の「営業」という仕事を知っても良いと思います。
特にSaaS業界はかの有名なザ・モデル型を採用している企業が圧倒的に多いのでSaaS企業の求人票を見てみても良いかもしれません。
あるいは以下の本を読んでもいいと思います。
もし、営業に向いていないと思っている方がいれば、なおさら読んでみてほしいです。
というのも今の会社で現在やっている業務は果たしてセールスなのかカスタマーサクセスなのか、それともインサイドセールスあるいはマーケティングなのかJTCの会社だと営業という一言でまとめられてしまってわからない部分も業務を分解して知ることで把握できます。
もしかしたら、既存顧客の満足度を上げるよりも新規で知らない人に提案する方がモチベーションが上がるかもしれないし、その逆で1から提案するのが苦手だけど既存顧客の話を聞くのは得意という場合もあります。
そして可能であれば、現在の職場で自分のやっていない範囲の職種も試してみることをおすすめします。
例えば、決まった商材を提供してそのサポートがメイン業務になっているのであれば、自社の別商材を紹介してみるとか、逆に新規提案ばかりになっている場合は契約してくれた会社に導入後の状況をヒアリングして業務改善のサポートを行うでも良いでしょう。
その経験が自分の将来的なキャリア開発になると思います。
ちなみに、私が前職の新入社員であった時に20歳以上歳の離れた先輩社員(上司も含む)に言われた営業という仕事に対する言葉を3つ紹介します。
1.顧客と仲良くなるのが一番大事
2.営業は人間力が大事
3.営業は謝ることが仕事
1は直属の課長、2は隣の課の課長、3はよく接点のあった技術部門の担当者の言葉です。
本屋にセールスに関する本はたくさん売られていますが、その本の中には顧客の課題をどう見つけ出すかであったり、顧客に刺さる提案をするために必要なことやクロージングの方法などが書かれていることが多いです。
上記の言葉は100%間違っているとは言わないものの営業のスキルをこれから伸ばしていこうと考える若手にはピンとこないアドバイスかなぁと思います。
営業という仕事が細分化されていない弊害だと感じました。
個人的な経験の話で言うと、新規提案の経験は転職を前提とするキャリアを考えているならば確実に必要です。
黙っていれば買わない、買う必要のない相手に対して、明るい未来を見せることができるというのはスキルとして重要だと思います。
転職活動や他の会社での仕事でも確実に活きるスキルです。
その逆に社内の事務作業で使用するシステムに関して詳しくなっても他の会社では一切活きないので、そういう仕事ばかりになっている人は注意しましょう。