【NTT×総務省】国が生み出した史上最悪のTOBについて。
つみたてNISAに人生を変えられた男、積立 てるぞう(@tsumita_teruzo)です!普段は自分自身と周囲の人たちで共に金融リテラシーを高め、【豊かに生きる人を増やす】ことを目標にInstagramメインで活動しています。
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犯罪行為
「NTTが総務省を接待した」
このことを知っているが、具体的に何が問題なのか理解していない人もいるのではないでしょうか?
今回はNTT総務省接待問題について、わかりやすく解説します。このnoteを読めば、政治の闇を知り、私たちが何をすべきなのかわかります!
結論
今回の問題点は《国家公務員倫理法》を犯している可能性があること。
国家公務員倫理法:国家公務員は利害関係者から贈与等を受けてはいけないという法律
▼利害関係者についてはこの記事がわかりやすかったです
また、ただ法律違反なだけではなく、通信行政が捻じ曲げられ、一部の人が不当な扱いを受けた可能性もあります。
今回の事件のざっくりした流れ
今回の事件の流れをざっくり説明します。
1.NTTが総務省幹部を接待した(当時は未発覚)
2.菅官房長官が携帯料金値下げへの意思を表明
3.NTTドコモの株価下落
4.NTTがNTTドコモに対してTOB
5.NTTドコモの株価爆上がり
6.都合よすぎないか?とNTTと政府が疑われる
7.利害関係のある両者での接待発覚🔥
詳しくは後述していきます。
ガースー
今の総理大臣、みなさん知ってますよね?
そう。ガースーこと菅義偉さんです。
彼は目玉政策の1つとして、《携帯料金の値下げ》を行っていますね。
「菅さんのおかげで携帯料金が下がった!」
と、喜んでいる人も多いのではないでしょうか。ですが実はこの《携帯料金の値下げ》が犯罪と繋がっているかもしれないのです。それが今回のNTT総務省接待問題です。
ガースーは総務省の男
大前提として、彼は総務省の男であることを知っておく必要があります。現在は総理大臣であり、1つ前の役職は官房長官であったことから、総務省の人というイメージがあまりない人も多いと思います。
↑官房長官時代から携帯料金値下げに言及
ですが彼は約6年間に渡って総務大臣を務めた、総務省の男なのです。
ここまでは事前情報。次の章から本番です。
接待の時期
今回のNTT総務省接待事件は、2018年頃から始まっていました。
参照:通信業界 透明性欠く(日経新聞)
接待のあった時期と、通信政策が行われた時期が、あまりにも一致していると思いませんか?僕は思いました。
菅官房長官時代
菅さんは総理大臣になる前、官房長官を務めていました。そしてこのころから携帯料金の値下げに関しては言及していました。
そしてその後、出来レースにより、菅さんは総理大臣になりました。
なぜ出来レースだったのかはここで書くと長くなるので割愛します。気になる方は「二階派」で検索してみてください。
参照元:テレビ東京
この画像を見ると、安倍総理が辞任会見をしたタイミングから株価が暴落していることがわかります。これは、次の総理が菅さんになることを市場が予想したことにより起こりました。
携帯料金値下げ → ドコモの利益減少 → 株価低下
菅政権誕生
2020年9月16日、菅政権は誕生しました。
菅さんが総理になったタイミングでは、ドコモの株価は既にかなり下がっていました。理由は主に2つです。
・菅さんが推してる政策が携帯料金の値下げだった
・総裁選が菅さんが勝つ出来レースだった
要するに、高確率で菅義偉が総理大臣になり、携帯料金の値下げに力を入れる、と市場は予想していたのです。
国に作られたTOB
TOB(株式公開買い付け):
通常の市場での株の取引きと違い、期間・金額・株数を買う側が決めて株式を購入することを指す。
最近になってNTTの接待問題は騒がれていますが、その原因のTOBは2020年9月28日に行われていました。
この日、NTTが子会社であるNTTドコモを完全子会社化すると発表しました。買い付け価格は3,900円。
菅政権発足から12日後。低迷していた株価は爆上がりし、ストップ高になりました。
前日の終値2,775円→29日の終値3,213円
政権はTOBが行われることを理解していて、NTTは携帯料金値下げにより株価が暴落することを理解していた、とTOB当時から怪しんでいる人がいました。
もしそうであれば、NTTと国は利害関係にあると言えますよね。
接待発覚
そして最近になり接待が発覚しました。
NTTと総務省という利害関係にある2者の間で贈収賄があったとなれば、当然犯罪ですよね。
「5,000円を払ったので接待ではない」
といった内容を述べています。5,000円だけ支払い、10万円の接待を振る舞われたことは、贈与に当てはまるでしょうか?当てはまらないでしょうか?
個人の判断と言えばそれまでですが、それで終わっていい問題ではないかなと思います。
NTTの接待に関しては、週刊文春が闇を暴きまくってくれています。幹部だけでなく、総務大臣・副大臣も関与していた可能性が非常に高いです。
各陣営のメリット
・NTT
安値でTOBができたこと。携帯料金の値下げによりNTTドコモの株価が暴落していたため、3,900円でのTOBでも十分にプレミアムをつけたと市場からは判断された。
・国
支持率の上昇。携帯料金の値下げを実施すれば、国民は喜び、支持率が上がると考えた。今年中に選挙をしなければならないため焦っている。
この政権を選んだのは私たち
日本の主権は国民であり、選挙によって政権を選ぶことができます。
選挙によって今の政権を選んだのは私たちです。
自分たちは犯罪を犯しながら、私たち国民には自粛や休業を強いる、そんな政権を選んだのは私たちです。自分たちは甘い蜜を吸い、人々を不幸にする政権を選んだのは私たちです。
今回の事件の責任は、私たちにもあるのです。
私たちは日々税金を大量に納めています。そんな私たちが豊かになるには、健全な政権を選ぶ必要があります。健全な政権を選ばなければ、税金がどんどん無駄に使われてしまうからです。
つまり、豊かになりたければ、選挙に行かなければならないのです。
来たる衆議院議員選挙に備えよ
政権を決める衆議院議員選挙は、任期の関係で今年の《10月22日》までに必ず行われます。
私たちにできることは、投票しかありません。投票しましょう。投票を周りに広めましょう。
僕は【豊かに生きる人を増やす】ために日々発信活動をしています。その目標を達成するために、今回のNTT総務省接待事件のことを広め、日本の投票率を上げる必要があると感じました。
僕は毎日お金や政治について学んでいるのですが、今回の事件は氷山の一角でしかないなと感じています。この他にも腐敗した政権の話や、利害関係における収賄の話などは多数存在します。
こんな健全でない政権って、嫌じゃないですか?
僕は嫌です。僕は自分が住んでる日本を愛したいし、みんなに日本を愛してほしいです。そしてみんなが豊かに生きられたらいいなと考えています。
そのために、投票率を上げたいです。投票率を上げて、健全な政権に政治をしてほしいです。税金を国の発展のために使ってほしいです。僕の言いたいことは以上です。
最後にもう1度僕からのメッセージです。
私たちにできることは、投票しかありません。投票しましょう。投票を周りに広めましょう。
(おわり)
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