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「産後うつ0」を目指す!目標達成するには?

こんにちは
つみき助産院〜産前産後訪問専門助産院〜まつふじみゆきです

うつうつした産後をサヨナラできる方法や考え方をお伝えしていきたいと思っています。

つみき助産院のミッションの中に、「産後うつを減少させる」があるというお話しをさせていただきました。

今回は、このミッションをもう少し具体的にしていきたいと思います。

目標を具体化する

その前に...目標が抽象的すぎるので、まずはこの目標自体を具体的にしていこうと思います。

産後うつを減少させるためには、もっと細かな目標を立てていかなければ達成する事はできません。

どこに住んでいる人が対象か?
産後うつを減少するには、どんな具体的な行動を起こしていかなければいけないのか?

何度も書いてきましたが、産後うつ(周産期うつ)を減少させる方法の一つに、

妊娠中からの継続した関わり(サポート)が必要です。

つみき助産院でも、妊娠中から産後まで継続したケアを受ける事ができる「産前産後ケアコース」を準備しています。

様々な研究でもこの事は明らかになっているのに、国や行政と現実では温度差があるように感じていますが、まずは一歩前進した事があります。2021年4月〜全国で産後ケアを受ける事ができるようになりました。行政でもスピード感や内容は異なりますが、少しずつ先に進んでいます。
がしかし、ケアを受けられるのは産後なのです...
妊娠中からの継続ケアを受けるには、まだまだ時間がかかるのかもしれません。

そこで私は考えました。

「全国の妊産婦が、助産師による産前産後ケアを受ける事ができる社会的な仕組みを作る」

妊娠中のケアは、妊婦検診で関わっているという考えのため、産後をカバーするために産後ケアが開始なのだという考えなのかなと推測しています。

さて、妊娠中のケアは、妊婦検診で十分なのでしょうか?
産婦人科にもよると思いますが、ほとんどの妊婦検診では、医師の診察(腹部エコー)、問診(体重測定、相談)を行っていますが、一人にかけれる時間は10分もありません。

不安な事や、心配な事があってもなかなか言い出せずに終わってしまう場合もあります。
また、医師に上の子の事を話しても「そんなもんだよ」と言われてしまい、もっと悩んでしまうママもいます。
また、「腰が痛い」というと「湿布は出せないから我慢してね」と言われたママもいるそうです。(実話を元に掲載しています。全ての医者はこのような発言をするわけではありません)

正直、このような悩み事は医師にするのではなく「助産師」にするのが正解です。
(助産師は1〜2年かけて母子に関するあらゆる知識と技術を習得しています。)
しかし、助産師を話をする時間って本当にないんです...。だから、ほとんどの方は悩みがあっても「助産師に相談する」という選択肢がないのです。

産婦人科の助産師外来があるところは、ゆっくり助産師さんと話をする機会があると思います。しかし、まだまだ助産師外来を設置していないところも多いのも現実です。

そうなると、この産婦人科では助産師さんの話は聞けるのに、この産婦人科では聞けないという「不公平」が生じてきます。

そこで、私は
「全国の妊産婦が、助産師による産前産後ケアを受ける事ができる社会的な仕組みを作る」という目標の中の「助産師」は「地域助産師」が担う事ができるよう社会の仕組みを変えていく必要がある。と感じています。

全国には開業している助産師が、地域の妊産婦と赤ちゃんを守っています。
福岡にも64施設の開業助産師(保健指導)がいます。私もその中の一人です。

地域助産師が産前産後ケアを行う理由

なぜ産婦人科助産師(勤務助産師)ではなく、地域助産師なのか?

助産師も色んなところで活動しています。

勤務助産師→産婦人科勤務(正常分娩、ハイリスク分娩など)
保健指導助産師→開業助産師(母乳ケア、整体、産後ケアなど)
助産所助産師→お産をメインとする開業助産師(助産院出産、自宅出産)

それぞれの場所での役割があります。

妊産婦の生活の主体は「家・地域」です
産婦人科にいる時間より家にいる時間の方がはるかに長く、しかも悩みの種は家にあります。
地域助産師は、自宅に訪問し生活環境を把握しながら「家で赤ちゃんを育てる」事を主軸としています。

地域で妊産婦を支える仕組み

妊産婦を支えるのに、地域助産師のワンマンプレーでは支えている事にはなりません。行政や産婦人科と連携を図り、妊婦訪問、産後訪問の様子を共有する事で「地域で妊産婦を支える」仕組みが完成するのです。

これは、理想論ではなく確実に実現していくために「目の前にいる一人の妊産婦の産前産後を幸せにする事」幸せな妊産婦が一人ずつ増えていく事で、最終的には「産後うつが0」になるのです。

新たな目標設定

「全国の妊産婦が、助産師による産前産後ケアを受ける事ができる社会的な仕組みを作る」

結果「産後うつが0になる」

まずは、「産後うつ0」の社会を目指すためには仕組みを変えないといけない事。

しかし、行政がこの仕組みを整えるのを指を加えて待っていては、多分一生叶いません。

そこで、この目標を達成するために「行動計画」を立てたいと思います。

行動計画

1、産前産後ケアを周知するための行動をする(インスタ、チラシ、関連機関への周知)

2、利用していただいた妊産婦に精一杯力を注ぐ

3、妊産婦さんに対し、自分のどのスキルを使う事ができるのか?をすり合わせ提供する

これは「草の根」活動です。大きな山の頂上に「産後うつ0」の旗が立っているとします。先ずは一歩前に進まないと頂上までいけません。きっといばらの道でしょう。しかし、一人でもこの活動に賛同してくれる仲間がいればきっと叶うと信じています。

同じ思いを抱えている方の参考になれば幸いです。

まとめ

今回は私が思っている目標や行動計画についてお話ししました。
「産後うつ0」を目指すためには、あなただったらどんな目標を立てますか?
どのようにしたら産後うつを0にする事ができますか?

この機会に是非考えてみてくださいね。

コメントもお待ちしています。


次回の予告
ここでは、助産師のことをメインでお話しましたが、
産後を支えるのは、助産師だけではありません。
・家事サポーター
・ベビーシッター
・鍼灸師
・整体師
・ベビーマッサージ
・セラピスト
など、様々な職種の方が妊産婦を支えています。

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 最後まで読んでくれてありがとうございました


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