私の初産婦体験記〜産後編〜
こんにちは
\うつうつ産後よさようなら!/
産後うつ予防PJ実施中 ママに笑顔を!
つみき助産院のまつふじみゆきです
過去の記事はこちらから⬇️
誰でもはじめての妊娠、出産は予想を超える経験をすると思います。
私もその中の一人です。
仕事で赤ちゃんの世話やママの身体の仕組みを理解していても、自分で経験するのはまた別の話です。
医療者や保育士さんは仕事で見てるから大丈夫やろう。と思っている方がほとんどです。
が、
仕事でみる8〜16時間と、24時間は訳が違う
私自身が経験したので、今回はそのお話をしたいと思います。
産後の世界は、噂通り180度変化する
妊娠して赤ちゃんが産まれると、生活パターンが180度変わって違う世界にワープします(笑)
いやびっくりするぐらい世界が変わるので、今妊娠している方が覚悟しておいた方がいいです。まじで!
妊娠前の生活(経産婦さんは首がもげるほどうなずくはず)
今の生活を見つめてみる⬇️(ご夫婦2人の場合)
<食事>
・ご飯もゆっくり作る事ができる
・夫婦で喋りながら食事が食べれる
・好きな物を食べる事ができる
・温かいものは温かいうちに食べる事ができる
<睡眠>
・妊娠後期は眠りづらい事がありますが、誰にも邪魔されず布団に入る事ができる
・調子の良い時は、朝までぐっすり眠る事ができる
・朝起きて夜眠れる
<外出>
・好きな時間に好きなだけ好きな場所に行ける
・電車・飛行機に乗れる
<生活>
・トイレは行きたい時に用が足せる
・本を読む事ができる
・お風呂は好きな時間に好きなだけ湯船につかる事ができる
・テレビも見放題
・音楽聴き放題
産後の生活(この世界☝️が180度真逆になります)
ということは...
<食事>
・ご飯は立ち食い ジャーからそのまま 菓子パン、納豆ご飯メイン・すぐに口にできる物 炭水化物・脂質のオンパレード
・夫婦揃ってご飯は食べれない。なんでかって?ご飯になると必ず泣くからどっちかがお世話するので...。温かい味噌汁は飲めない.....
<睡眠>
・夜も昼も構わず眠れない 眠れて2時間が最長(ミルクの子も母乳の子も一緒)
・朝も夜もない
<外出>
・買い物は短時間で。買いたいものだけを買う。
・公園に行くのに勇気が必要
<生活>
・トイレは行きたい時に行けない 行くのを忘れる。
・本?なんですかそれ...(字が読めなくなる)
・お風呂はカラスの行水並みの速さ
・テレビはつけっぱなし。地方のグルメ番組を見ていいなぁと眺めている。昼は不倫やら芸能人の不祥事やらどうでもいいニュースを眺める毎日。会話はできないけど、大人が喋っているのを見ていたい。
・洗濯物は時により増える うんちや吐いた洋服を手洗い
・音楽はオルゴールになりがち(癒しを求めてたい)
という世界へワープします!!!
嘘やろ!!
大袈裟やん!
と、思われた方!
これは、私自身が長男の時に体験した内容です。
長男の時は、正直「何も準備していませんでした^^;」
本当に何にもわからなかったから、流れに身を任せたらひどい事になりました。あの時代(15年前)は産前産後ケアという言葉がなく、妊婦健診のチケットも4回しかありませんでした。しかも助産院では使えなかったからすべて自費でした。
助産院という場所で、幸せなお産をしたものの
「産後の準備」に関しては個別性はなく(どこでもそうだとは思います)まだ世の中的にそんな指導やケアをするような雰囲気ではなかったと思います。
母ちゃん大好き長男君
長男は、4ヶ月まで下ろしたらギャン泣きする子だったので降ろせず....
ご飯もトイレもお風呂も一緒。
っていうか24時間3ヶ月一緒(苦笑)
あの頃は若かったから乗り越えられたと思います。
ママ友もおらず、どこに外出して良いのかわからず。
今のようにインスタグラムやフェイスブックなどの情報源もない時代でした。
旦那氏が帰宅するのを、近くの道路まで出てお迎えに行ったり、とにかく家に2人でいたくなかった!!
今思うと「大変だったけど可愛かった」のですが、
疲れすぎて、眠れなさすぎて、栄養のあるものを食べなかった事でに
心に全く余裕がなく、長男が可愛いと思わなかったし、育児は全く楽しくなかったし、仕事に早く復帰したかったし、心から笑う事ができたのは仕事復帰が決まった日でした。
私は、今はこうしてママ達をサポートしていますが、ママ一年生の時は散々でした。
この経験があったからこそ、今困ってるママのサポートをしたいと思う事ができました。
今思うと産後うつだったと思う
客観的に、私の経験を読んでみると『これはうつだね〜』と思った方も多いと思います。
でも、あの頃の私は気が付きませんでした…
どうしてかというと、
渦中にいる人は気が付かないんです
渦の中にいると視界が狭くなり、『私は違う』『まさか私が…』という気持ちになり、
見たくないものに対して無意識に蓋をするんです。
つみき助産院の産後うつ予防pjを行っている上で、渦中にいるママに伝えるよりも周りにいる家族(パパやおばあちゃん)などに、お伝えしてママを救っていきたいと考えています。
助産師、看護師、保育士、医師などの赤ちゃんをみているママに伝えたい事
毎日赤ちゃんを見ている、助産師・看護師・保育士・医師でも戸惑うことはたくさんあるんです。
だから特に医療職の方をサポートしたいとも思っています。
そう思っているためか私の所には、医療職の方が多くいらっしゃいます。
医療職(助産師、看護師、保育士など)の立場はあくまでも患者さんの前での姿です。家や自分の子どもの目の前では「お母さん」です。家でも医療職をしようと思って子どもを見るから「私は助産師なのに...私は看護師なのに自分の子どもを見れない」と落ち込んでしまうのです。
いやそれ当たり前だから!!
目の前の子どもは患者さんではありませんよ!!
子どもの目の前では「お母さん」に徹してください
それが、産後うつにならない一つの方法でもあります。
2人目はこんな産後を過ごしたくない!と心に決める
この教訓を得て、2人目は「妊娠中から準備」しました
もうあんな産後を迎えたくない!!
正直疲れすぎで、長男を可愛いとか思う暇も余裕もありませんでした
と、話が長くなったので次回は「次男編」をお送りします^^
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