いやしの秋、ゆったりのんびり金沢ZOOで【金沢動物園】
2021/09/19(日)に金沢動物園へ行ってきました。
まだ暑い日もありますが、秋もいよいよ本番になってきましたね。秋と言えば食欲に読書に芸術に運動にと楽しみも多く、いろいろと忙しい季節です。
そんな中、実にほっとするポスターが眼に入ります。
「いやしの秋 ゆったりのんびり金沢ZOOで」という言葉に惹かれますよね。そして何よりアグア!
街中でアグアに出会えるとは最高です。アグアのいやしフェイスに癒やされた方も多いのではと思います。
この日も存分いやされてきました。
秋とシルバーウィーク
金沢動物園の入り口のすぐ下には綺麗なコスモスが咲いていました。青空と沢山のコスモスにほっとため息が出ます。
サイの日が近いということで、こんな掲示も。金沢動物園にはクロサイとインドサイが居ます。優しそうなサイを見ていると癒やされます。
のんびり過ごすカンガルーをただぼーっと眺めるのも良い過ごし方だと思います。
シルバーウィークでもあったので金沢動物園のご長寿動物も紹介されています。オカピのキィァンガさん。緑たっぷりのオカピ舎は生息地の雰囲気が味わえて大好きです。
ベアードバクの二頭もご長寿動物です。ファビオの紹介が興味深いですよね。いつか会えると良いなと思います。
秋っぽいということでキノコも。金沢動物園にはキノコも結構生えているので探してみると楽しいですよ♪
1stバナナ、起床
この日、ベアードバク舎に到着したのは14時過ぎ。まだお昼寝しています。暑くもなく、寒くもないちょうど良い気温でお昼寝にはぴったり。
キーパーさんの接近に気が付いたのか、目を覚ますアグア。行楽シーズンでお客さんも多く、ベアードバクの魅力を多くの方に知ってもらいたいということでバナナタイムが始まります。
バナナを堪能する様子です。美味しかったのか、よだれが凄いですね。
一度起きると、活発に行動し始めます。柱で身体を掻いたり、
屋内に居るファビオを気にしたり、
プールに入ったりと色んな動きを見せてくれました。やはり動きがあると来園者の食いつきも段違いでした。
水を滴らせて歩く姿が決まってます。バクには水が似合いますね。
巡回中の目つきは真剣です。
バクも人間と一緒で、歳とともに動きもゆっくりになり、雰囲気も落ち着いてくることが多いように感じます。ただ、こちらも人間と一緒で個体によって個性があります。
アグアも歳を考えるともう結構なおじいちゃんなのですが、若々しさを感じます。たまに足がもつれたりといったことはありますが、落ち着きよりも活発さを覚えることの方が多いですね。
2ndバナナ、ブラッシング
ベアードバクの魅力を伝えてくれたアグアに再度バナナの差し入れが。
食べるときの表情がまた幸せそうに見えて癒やされポイントです。
そして今回はバナナだけじゃなくブラッシング付き!
「バク 体用」と書かれたブラシがステキですね。
なんとなくですが、アグアはバナナよりブラッシングの方が好きな感じがします。
まあ、バナナもちゃんと食べるのですが。咥えるのはあまり上手くないらしく、落としちゃう事も多いです。
ブラッシングされるとごろりと寝転んでしまいます。
顎の下をブラッシングされて気持ちよさそうなアグア。
金沢動物園以外でもデッキブラシを使ったバクのブラッシングを行っている園は多いですが、実はこれには意味があったりします。
おっとりしていていつも寝ているイメージの強いバクですが、実は別の一面もあったりします。
上の動画でも言及されているように、バクの犬歯は鋭く、噛まれると危険です。また、バクの体は筋肉でみっちり詰まっていて、体重も200~300kgにもなります。同性同士は仲が悪いらしく、他の園館ではバク同士が威嚇して吠えるシーンも見たことがあります。
テンションが上がったときなど、猛スピードでダッシュする姿を見るとびっくりすると思います。
バクに限った話ではないですが、草食動物だからといっていつも安全という訳ではないって事ですね。
日頃からブラッシングして寝転んでくれるようにトレーニングしておけば、健康診断や治療のために採血、注射が必要になっても安全に処置を行うことが出来ます。
パフォーマンスとしてブラッシングしているのではなく、しっかり意味のあるハズバンダリートレーニングだったというわけです。
楽しい時間はあっという間
ブラッシングはアグアにとっても、来園者にとっても楽しい時間です。その分、終わった後はどことなく哀愁が漂います。
寝転んだまま待ちますが、再開されないことを悟ると立ち上がって巡回の再開です。
クイッと鼻を上げるアグア。匂いを確認しているのですが、見ている側はついにやけてしまいます。いやしですね。
バクが鼻をクイクイ動かす様子はホント癒やされるので、まだ生で見ていない方には是非実際に会いに来て欲しいです。
楽しい時間は過ぎるのも早く、あっという間に閉園時間になってしまいます。帰り道、懐かしい個体が掲示されていました。
ガウルのイチゴちゃん
シロイワヤギのペンケさん
最期まで大事にされていたんだなあと改めて思います。
皆さんも動物園でいやされてみませんか?
今回は以上です。お付き合いいただき、ありがとうございました。