【シティS1 BEST4】レガシーエネルギー&ギラティナ1-1採用ロストデッキ
1.はじめに
ツムギと申します。去年の夏ごろから仙台でポケカを始めたプレイヤーです。
最近とある理由でロスト猫というにゃんこになってしまったため、現在はそちらの名前でジムバをしています。大きな大会は去年のシティリーグS2から参加し始めました。これまでの大会の実績は以下の通りです。
・2024シティリーグS2優勝、S3ベスト16、S4ベスト8
・2025シティリーグS1 ベスト4
・第14回デデンネカップ ベスト16 (シティと同規模)
・第2回ポケ堂SENDAI CS 3位 (シティと同規模)
入賞したデッキは全てロストデッキです。普段は将棋を指しており、将棋の思考と最も近い感覚で戦えると思ったロストを1年と少し前から握りはじめ、現在でも愛用し続けています。
今回は2025シティリーグS1に向けて超電ブレイカー環境の少し前から調整を続けて、シティリーグではベスト4という快挙を達成できたレガシーエネルギーとギラティナを採用した赤ロストデッキの構築について解説していきたいと思います。
一部有料としていますが、多くのロスト愛好家の皆さんに読んでもらいたいので、拡散により全部無料といった形を取らせていただきたいと思います。記事を書くのは6月のJCSぶりになりますが、最後まで飽きずに読んでいただけるよう頑張ります。
2.レガシーエネルギー強い説
まずはこのデッキの核となるレガシーエネルギーの採用経緯となります。ロストデッキにおけるプライムキャッチャーはとても強力なエーススペックであり、数多くのデッキで採用、実績を残していることは間違いありません。
しかし、デッキ構築やプレイング次第ではカウンターキャッチャーでも十分代用ができ、エーススペック枠を開けることが可能になるかもしれない、相手にこちらがプライムキャッチャーを持っていると誤認させつつ、別のエーススペックを使えるかもしれないと考えたことがきっかけでした。
そこから、どんなエーススペックがロストに入るのか試行錯誤を経てレガシーエネルギーに辿り着きます。
プライムキャッチャー
ポケモンいれかえとボスの指令を兼ね備えた最強グッズです。入れ替え効果とロストとの相性がとてもよいため、大体はそれってプライムでよくないかとなってしまうほど強力なカードです。このカードと同等以上の性能が、今回探すエーススペックに求められる最低条件となります。
アンフェアスタンプ
うまくいけば序盤から強力な手札干渉を仕掛けられるグッズです。古代バレットのようなビート系のデッキを早い段階で止めることができますが、リザ―ドン、ドラパルト、ライコポン、サーナイトのように盤面にドロー手段を用意しつつ殴ってくるデッキに対しては効果がやや薄く、何なら古代バレット相手でも隠し札から手札を回復されることが多かったです。
さらに、キチキギスの登場したことにより、デッキのネストボール≒ドロー手段になる現環境では逆風が吹いている気もします。
ニュートラルセンター
リザードン、ドラパルト、ライコポン、レジドラゴ、ミライドンのような大怪獣デッキに対しては極めて高い妨害性能を誇るスタジアムです。代えの効かない強力な効果を持ったカードではありますが、スタジアムの張り替えで無効化されてしまう点、ロストデッキが苦手なサーナイトや古代バレットなどに対しては効果がないことが難点です。
ミラクルインカム
トラッシュからアクロマを回収して再利用するほか、キュレム対策にもなるグッズです。ポケストップ型の構築にした際は山札を圧縮しつつ、アクロマの試行回数を増やせるという利点がありますが、私自身ポケストップというカードをほとんど信頼していないという最大の問題があります。
レガシーエネルギー
ルミナスエネルギーにサイドが取られなくなるという強力な効果が、何故かおまけでついてしまった最強のエネルギーです。改造ハンマーやシンオウ神殿を入れていない相手は実質サイド7枚からスタートしていると考えるとその効果は非常に強力です。現環境は公式からの度重なるメタカードによる迫害でルギアの数が減り、特殊エネメタの上記2枚のカードをデッキに入れない人が増えて、その結果レガシーの効果がより生かしやすい環境なのではと考えました。
カースドボムで無効化されてしまうという弱点も、HPの高いポケモンにつければ十分ケアが可能です。
メタカードが減ることで数多くのデッキ相手に効果を発揮できそうな点とブライアやカースドボムで高速化した環境で相手にサイドを1枚多く押し付けられる点に強みを感じて、今回レガシーエネルギーの採用を選択しました。
ただ、その1点だけではプライムキャッチャーの強みには及ばないと思い、レガシーがプライムを超えるためにはどういったデッキ構築にするべきか、四苦八苦した経緯が次項の内容となります。
3.アタッカー足りない問題
まずベースとなるデッキ選択です。私は普段赤と青の2種類のロストを使用していますが、シティリーグS1の結果や周りのプレイヤーを見てもライコポンがとても多く、そのほかのデッキに対しても全体的にかがやくリザードンの通りがとてもいいこと、赤ロストの方が普段の使用機会が多くプレイング慣れてしているため、1ゲームあたりのミスを減らせると思ったことから赤ロストを主軸としてデッキを組むこととしました。
そして、赤ロスト軸でデッキを組むことととなり、改めて自分の使っているデッキでレガシーエネルギーに対応したアタッカーを振り返りました。
・かがやくリザードン
・ヤミラミ×2
・マシマシラ、
終わりです。テツノツツミも冷却ジェット要因として活用することもできますが、それでも明らかに少なすぎます。元々リザードンやヤミラミを何度もトラッシュから復活させてかえんばく&ロストマインを連射するデッキコンセプトであるためアタッカーが少ないのは仕方がないことで、実際に試運転した際はその2体にレガシーをつけて突撃するだけでもかなりサイドレースは有利にはなりました。一方で、カースドボム入りのデッキ相手ではレガシーエネルギーのつけ先がかがリザ一択となってしまうため、かがリザにより一層依存するデッキとなってしまう問題点がありました。
そこで、これ以上リザに負担をかけたくない優しさから、レガシーと相性がよいアタッカーを採用してサブプランとする方針を選択することとします。
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