「なぜチャレンジャーは強いのか？」春季東北大会で成長した聖愛高校野球部から学ぶ
世界中の子どもたちをワクワクさせる！
メンタルプロコーチの津村柾広（つむちゃん）です👍
6月、高校野球春季東北大会が行われました。
弘前学院聖愛高校は東北の強豪校を次々と倒し決勝進出！
決勝戦の相手は花巻東高校。
大谷選手や菊池選手といった現役メジャーリーガー二人を輩出した
今や世界的に有名な高校野球の名門校です。
試合は延長タイブレークの末、聖愛高校が逆転負けを喫しました。
負けたことはとても残念ですが、それ以上に大きな収穫を得た大会になりました。
中でも、準々決勝の仙台育英戦は聖愛の選手を一回り成長させてくれました。
仙台育英といえば、甲子園の常連校で、2022年に全国制覇を成し遂げています。
今や推しも押されぬ全国屈指の強豪校で、東北地区では誰もが認めるNo.１です。
予想どおり、仙台育英の打線は強力で、
聖愛の投手をあっという間に攻略されました。
観戦していた私の率直な感想は「何点取られるのだろう・・・」でした。
ところが、聖愛高校の打線も黙ってはいませんでした。
仙台育英のプロ注目エース山口投手のボールに食らいつきました。
試合はシーソーゲームとなり、最後は7対６の１点差で聖愛が逃げ切りました。
仙台育英が戦力的に圧倒している中、予想を覆す勝利でした。
試合後、聖愛高校の原田監督とこんな話をしました。
「なぜ、チャレンジャーは強いのだろうか？」
聖愛高校は春季青森県大会の準決勝で弘前高校と対戦しました。
弘前高校は青森県内で有数の進学校です。
野球部は伝統があるとはいえ、部員数は強豪私立の比較になりません。
勉学が優先されるのは当然で、練習時間も限られるでしょう。
その弘前高校との準決勝は5対４という僅差の勝利でした。
しかも先制され、6回裏になんとか逆転して逃げ切った試合でした。
公立の進学校にギリギリで勝った聖愛高校が
なぜ？全国屈指の強豪校・仙台育英に勝つことができるでしょうか。
答えは、チャレンジャーというメンタリティの優位性です。
ちなみに、ChatGPTに「なぜチャレンジャーは有利なのか？」と質問したところ①心理的プレッシャーの違い
②意外性と予測困難性
③モチベーションと集中力
④リスクテイキング
⑤成長と学習
⑥観客とメディアの期待
以上６つの要素を提示してくれました。
要するに、勝たなくてはいけないプレッシャーがない中で
のびのびとプレーできるからパフォーマンスが上がるわけです。
しかも、負けても失うものがありません。
ノーリスクで、成長と学習を得られる最高の機会となります。
そして、観客はいつも判官贔屓です。弱者が勝つ筋書きが大好きです。
ゆえに、チャレンジャーの方が心理的に優位に立てるのです。
聖愛高校の原田監督との話には続きがあります。
「どうしたら、いつもチャレンジャーでいられるのだろう？」
例えば、聖愛高校が絶対的に有利と言われている戦いで、
チャレンジャーでいられる方法はあるのでしょうか。
一つのヒントは、それぞれの選手が小さなチャレンジ目標を持つこと。
小さなチャレンジ目標は、結果ではなくプロセスに設定すること。
小さなチャレンジ目標を全力で実行することで、
チャレンジャーのメンタリティを獲得することができるはずです。
小さなチャレンジ目標を違う言葉にすると「凡事徹底」とも言えます。
凡事徹底は、聖愛高校野球部のスローガンでしたね・・・。
結局、一周回って、基本に戻ってきたということです。
春季東北大会で成長した聖愛高校野球部から、また一つ教えてもらいました👍
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