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沈殿藍づくり
こんにちは、sayakaです。
宮城は萩が満開です。先日、友人が帰省したタイミングに合わせて仲良し3人で呑みに行きました。せっかくなので萩の帯を締めました😊
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竺仙の松煙染小紋に、元着物の萩柄名古屋帯を合わせて。
楽しいひとときでした🍶
さて。話は変わり、先々週に庭の藍を2番刈りをしました。
というのも、台風の影響で連休が今年最後の暑さ!という予報だったからです。
沈殿藍を作るために必要なのは温度。暑くないと工程が進まないのです。
最後の望み!と思い、刈り取って、水に付けておいた藍の葉でしたが…
天気予報は見事にハズレて、翌日から大雨に加え、20度をきる寒さが数日続きました。
雨の合間に確認するも、来れども来れども発酵は進まず、実は今日まで浸けていたことをすっかり忘れていました。
その間なんと7日!ぎょえーーーーーです(笑)
恐る恐る溶液を確認したら、真夏に置いておいた48時間後の状態と似ている………?
イケる…!そう確信して、沈殿藍づくりに取り掛かりました。
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消石灰を解くと溶液は強アルカリになります
これをエメラルドグリーンの溶液に混ぜて、
ひたすら混ぜる。ひたすら混ぜます。
混ぜるだけの動画…約3分あります。3倍速です。
途中カットしたので少しわかりづらいですが、30分くらいの作業でした。
途中で溶液がエメラルドグリーンから深い青に変化するところが見所です。
↓動画はこちら
バケツ1杯分なので、このやり方が通用しますが、容器を持ち上げることができない量だと、ポンプを使ったり、棒で混ぜたりするようです。
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泡は青く、香りも藍独特の匂いに変化します
これを静置すると、黄色い液体と沈殿藍に分離します。上澄みを捨てて、水を足す。繰り返すことで、余分に混入した石灰を水に溶かし出し、より純度の高い藍を取り出すことができる…という仕組みのようです。
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この方法で得られた藍の青を、藍染に使っています。沈殿藍を使って染めた青は、少し紫がかった青で、とても私好みの青なのです。
自家栽培したもので全てを補うことは難しいので、購入したものを使うことももちろんあります。その辺は必要に応じてゆるっとしています(笑)
2年前に、大学の恩師に30年前の「すくも」が出てきたんだけど…いる?と言われて譲り受けました。
先に沈殿藍の青が好み。と書きましたが、おいおいはすくもと沈殿藍の発色の違いなども書いていけたらいいなぁ!
今回も読んでいただきありがとうございました。
それではまた!
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