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Mon. 3/2/2025 at Fujieda 独立共和国を過ぎて

その国は突然背後に現れた。藤枝市北方白藤公園を横目に過ぎて県道81号線を藤枝市入野へと通り抜ける峠道の途中にニュッと立っていた。それに気がついたのはその横を通り過ぎてからなのだ。何かあるなと振り向いたところで独立共和国の中に自分がいたことを知ったのである。

独立共和国国境を示す掲示物(2025/1/11 撮影)

その名は「西北ノーポイ独立共和国」。にしきたと呼んでいたがせいほくと読むようだ。

自転車を漕ぎながら、井上ひさしの吉里吉里国による地方の独立共和国ごっこのブームというのが昭和末期にあったから、このノーポイ独立共和国もその流れなのだろうと漠然と考えながら入野へと峠を下ったのだ。そして古墳を発見したが道に迷ってしまい難渋した。その挙句、家康が「おーい母ちゃんいっぱいやるか」と叫んでいる看板にぶつかってしまったのだ。

今、文章を書きながら検索をしたところ、2件のブログを見つけた。何事も先達はあらまほしき事なりである。

ありがたいことで、さらに西北ノーポイ独立共和国の情報を仕入れられた。

※ノーポイ共和国とは。静岡県藤枝市葉梨地区に存在する独立国家(非公式)

不法投棄されるゴミや空き缶のポイ捨てなど、自然を守ろうとしない人々の行動に問題を感じた地元の小学生達が独自にエコ活動を進め、地元のあちこちに看板をたて、人々の意識改善を図った事が事の発端である。

EXTRA JOKER - 時は気まぐれ -

趣味色々。多分色々。

このブログの記事が書かれたのは2011年1月とのことで14年前の記事になってしまっている。SDG'sが叫ばれている中、再び独立国が活動を開始していても良いようにも感じるが果たして今はどうなっているのだろうか。そして、自分が見つけた看板は西北ノーポイ独立共和国の東側にあるものだ。ということは西側にもあるのだろうか。別の日に県道81号線を西北交差点から西へ石仏トンネルへと向かった時には見かけなかった。やはり幻の独立共和国である。

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つまみな
ありがとうございます。 チップをお送りいただくと画面の向こうに人がいるんだということにお互い気付けますよね。