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中小企業診断士養成課程に合格するまでの軌跡(奇跡?)その12:大学院(中小企業診断士養成課程)入試対策①入試準備で大切にしたこと
入試の準備で大事にしたこと
実はワタクシ、過去に二つの大学院を出ておりまして、今回の進学で三校目の大学院となります。そのワタクシが、今回の入試対策で重視したことは以下のことです。
1.求められていることをきちんと把握する
2.なぜ診断士になりたいのかを明確にする
3.なぜその大学院でないといけないのかを明確にする
4.他の受験生とは差別化する
5.研究計画のお作法が分かっていることをアピールする
では、一つ一つ見て行きましょう。
1. 求められていることをきちんと理解する
これは、至極当たり前のことですが、これが入試準備のすべての土台となっているのであえてお伝えします。
というのも、同じMBA、同じ養成課程とて、受験生に求めているものが微妙に異なるので、その違いはしっかりと把握することで、相手の意に沿った書類を準備できるようになりますし、面接でも対応がスムーズになると思います。
①入試説明会等に参加する
私の場合、時間が許す限り、何度も入試説明会やオープンゼミ、オープン講座などに参加して情報収集しました。これなしでは、間違いなく合格していなかったと断言できます。
特に、その学校が大事にしている考え方を説明会等でお話しいただけるので、その意に添うように自分の診断士取得の動機や進学理由を述べることで、合格率が高くなっていくと考えたためです。
実際に養成課程に通われた先輩の話も聞けたので、自分の動機を掘り下げるのに大変参考になりました。
会によって異なる先輩がお話ししてくれるので、時間が許す限りのであれば、何度も説明会に参加するのが良いのではないかと思っています。
②志望校のホームページをしっかり見る
建学の理念やアカデミックポリシーを確認し、沿うような形で志望理由を記載することで、「あなたたちが求める人材はここにいますよ!」とアピールするのがよかろうと考えました。
あとその大学院で教鞭をとっている教授の専門は何か、どんな論文を出しているのか、など調べ、公開されている論文であれば中身も確認しました。養成課程といえど、大学院なので研究はしますし、自分の専門性を高めることにも関心が高かったので、自分が深掘りしていきたい領域についてある程度カバーしてくれる先生がいるか確認したかった次第です。学校側も志望理由や研究計画を見て、「やりたいことはわかるけど、うちじゃ教えられないね」と思われたら、合格の確率は下がってしまうと思いました。なので、お互いにいいよね!となれるような志望理由や研究計画につなげるための大事な確認だと思います。
③他者の入試体験談を見る
入試の傾向も年々変わっているところもあり、同じ型の入試を受けられた方の体験談は貴重でした。その数少ない貴重な体験談をつなぎ合わせて、書類準備の方法や面接で何を聞かれるかなど、具体的な準備事項について整理していきました。
ネット上に体験談を掲載いただいた先輩方、ホントありがとうございました!大変助かりました。恩返しの意味も含めて、私も次の世代へバトンを渡すべく、こうしてブログを綴っている次第です。
これらのように①②③を通して、その学校が求めていることを把握していきました。
2. なぜ診断士になりたいのかを明確にする
面接で絶対に聞かれると思ったので、ちゃんと相手に刺さる理由を作らなきゃいけない。そう思ってかなり時間をかけました。
それまでの私の診断士になりたい理由は厨二病全開で、「日本を良くするため(どやぁ!)」でしたから、相手に刺さる理由を言語化するのはなかなかに苦労しました・・・。
そこでやったことは以下のようなことです。
①中小企業庁が出している中小企業診断士の役割を把握
②中小企業白書で中小企業の状況や課題を把握
③自分の経歴を棚卸して、②の中小企業の課題に対してどんな強みが活かせれるか
④中小企業診断士の資格(保有するスキル)があると③がどんなふうに強化されるか
① 中小企業庁が出している中小企業診断士の役割を把握
まずは、中小企業診断士ってなんのためにあるんだっけ?というのをちゃんと理解しないといけないと思いつつ、以下のサイトを確認。
https://www.chusho.meti.go.jp/shindanshi/shindanshitoha.html
定義上の診断士の役割の中心は、成長戦略の策定から実行の支援だなと考え、そこはまず理由として外せないなと。
あと補助金申請とかの中小企業施策支援も使えそう。
② 中小企業白書で中小企業の状況や課題を把握
白書を久しぶりに開きました。1次試験の時よりも真面目に白書を読み込みました(笑)。私の場合は、IT企業で働いていますので、やはりIT系の課題に絡めるのが良さそう。白書で使われている言葉とかはメモメモ・・・。
https://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/index.html
どんな課題に対して自分が貢献していくか、というのは人によって異なると思います。自分の業務経歴と照らし合わせながら、選択するのが良いと思います。
③ 自分の経歴を棚卸して、②の中小企業の課題に対してどんな強みが活かせれるか
前述の通り、IT系の企業で勤めておりますので、それに絡めた貢献をアピール。具体的に書くと身バレしちゃいそうなので、ここは割愛します。
④ 中小企業診断士の資格(保有するスキル)があると③がどんなふうに強化されるか
①−③だけだと、「それって診断士の資格は必要なくないですか?」と言われそうだったので、ここからが本番で「なぜ診断士の資格が必要なのか?」というのことに説得力を持たせなければいけない。
診断士の資格そのものは、どこまで行っても資格でしかないので、診断士になる過程で身に付く知見やスキル、保有することでのメリットを活かすことで、③をどう強化できるか、ということを考えるようにしました。
そこで私が考えたのは、業務経歴にないことの知見が身についたりこれからできるであろう公的機関や専門家ネットワークを駆使して、より深く支援できるようなること、というところをアピールするようにしました。
要は、今でも自分の強みを活かして中小企業のお困りごとに対してご支援はできるけど、診断士の知見があったらもっとできるようになりまっせ、という組み立てです。
だいぶ長くなってしまったので、一旦ここで切ります。準備編はもう少し続きます。
はじめから読む↓
追伸:二次試験はダメでしたが、一次試験は2022年508点、2023年460点とそれなりにノウハウも溜まったと思っています。一次試験のこと、またはMBA(中小企業診断士養成課程)受験準備のことで質問等ありましたらお答えしたいと思いますので、お気軽にお声がけくださいませ!