
中小企業診断士養成課程に合格するまでの軌跡(奇跡?)その4:2022年1次試験
3月からは暗記科目や!
経営、財務、運営と重たい科目をこなした後は、経済、法務、情報と続く。情報については、仕事がIT系ということもあり、ざっと過去問をやってみて手を抜けることが分かったため、経済と法務に集中。
経済の内容が自分には合っていて、経済学の知識がつけばつくほど、ニュースで報道されている金融政策のことや、なぜ為替が円安に向かっているのか、など世の中の仕組みの解像度がどんどん上がっていくのが分かって、勉強そのものが楽しくなっていました。
法務は、過去問、テキストともに難解で全く頭に入ってこず、手を付けてすぐに「これはやばい・・・」と思いました。ここでYoutubeのダンシ君に出会い、毎日ダンシ君から出される法務の問題と回答を聞き流していました。法務は毎年難しいという事だったので、足切りにならないように頻出論点を中心に細かい論点まで何度もテキストと解答解説を読み、頭に刷り込みました。
経済、法務の勉強を進めていく傍ら、経営、運営、財務の復習も兼ねるようにしたため、ここから一日の勉強量がかなり増えました。
7月に入り、中小に取り掛かる
中小については、最後1か月で暗記に集中すれば何とかなる、と聞いていたので、若干不安だったものの、その言葉を信じて7月まで何も手を付けませんでした。
そして7月に入り、TACのスピードテキストとスピード問題集を使って暗記に走りました。似たような統計数値の問題、似たような名前の政策の問題、どれもこれも似通っているので、暗記するのは大変でした。スピード問題集を周回するだけだと不安だったので、TBCの問題集も追加して、この二つをぐるぐる回しながら暗記に努めました。
因みに、中小の問題は、毎年発行される中小企業白書から出題されるので、過去問が通用しません。なので過去問は一度も解きませんでした。
一次試験の結果
2022年の一次試験の結果は、自己採点ですが7科目508点で合格でした。正直、このハイスコアには自分で驚きました。内訳は以下の通りです。
経済 68点
財務 76点
経営 56点
運営 76点
法務 92点
情報 72点
中小 68点
法務の92点が際立ってますね。。。足切りも覚悟して臨んだ法務でしたが、22年度は難易度がめちゃめちゃ下がっていたというのもあり、予想外の高得点でした。
唯一「経営」を落としているのも驚きでした。結構自信あったのになぁ・・・。
得意と思っていた科目を落とし、苦手意識のあった科目が高得点。1次試験の難易度は毎年ばらつきがあるので、まんべんなく勉強して7科目で合格を目指す、というのが最適解じゃなかろうかと思いました。
2022年1次試験の総括
一次試験のコツをお伝えすると、「中小」以外は過去問中心に勉強することが大事です。ただ、全く同じ過去問は出ないので、単純に量だけこなしても新しい問題には対応できないため、①応用力をつけるために選択肢がなぜ正解なのか、あるいは誤りなのかを理解して説明できるようにしておくこと、が大事だと思います。
また科目が多いので勉強した端から忘れます(笑)。なので②何度も繰り返して漆を塗るように脳への定着を図ることが大事になってくると思います。
①②の条件さえクリアできれば、1次試験への合格率はぐっと高くなると思います。
因みに私の2021年12月~2022年7月までに費やした勉強時間は、約900時間ぐらいでした。それなりに時間をかけたので大変な面もありましたが、1次試験の勉強は楽しく試験まで走りきることができました。
さて、2次試験は何したらいいの?
8月の試験日の次の日には公式回答が出てくるので、自分が合格しているかどうかわかります。それで、2次試験なんだけど、、、、何したらいいの?という状態でした。1次試験に合格しないことには2次試験は受けれないので、ずっと1次試験の勉強のことしか頭にありませんでした。
論文形式の試験はこれまであまり受けたことがなく、何から手を付けたらいいのか全く分からない状態でした。Twitter上では、合格者より「2次試験まで時間が無いので、1次試験合格が分かった時点ですぐに走り出した方が良い」というコメントが散見され、さらに焦ることとなりました・・・。
何したらいいかわからないけど、何かしないと・・・!
つづく・・・
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