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楽しい消毒液スタンド
こんにちは。ワクワクドキドキの新年度が始まりましたね。一年前の今頃は、大学始まって最初の土日に予定を入れたことを死ぬほど後悔しながら徹夜してました、デザ建2回生の yoneda です。
今回は、昨年制作した「エタノールdeカナデール」を紹介します。ペダルを踏むたびに8種類のビートが次々に鳴る楽しい消毒液スタンドです。
制作期間:6か月
制作メンバー:エンジニア2名、デザイナー2名
材料:Arduino(マイコンボード)、スピーカー、加速度センサー、木材
設置場所:KIT Shopの前
作った目的
この消毒液スタンドを作ったのは、コロナ禍でピリつく大学構内を少しでも明るくするために、「みんなで」「たのしく」消毒できる機会があれば良いなと思ったからです。
オンラインのホワイトボード「Miro」を使ってメンバー皆で色々な案を出し合い、最終的に今の形で制作することに決めました。
他に、消毒するたびにクリーンなエリアが拡大するウイルス撲滅ゲームや、プロジェクションマッピングで手相占いを投影する、プッシュするたびにバーチャルのアイドルが成長する、などの案もありました。
ハード部分
スタンド部分は、巷で使われている足踏みタイプの消毒液スタンドを参考に図面を描き、コーナンで木材や金具を買ってきて、D-labの丸ノコやドリルを使ってゴリゴリ制作しました。
単純な構造ですが作ってみないとわからないことも多く、意外と苦労しました(特にペダルと消毒ポンプを連動させる方法)。左が1号機、右が2号機です。
ソフト部分
Arduinoという小さなコンピューターと基盤がセットになったものを使って、加速度センサーからの入力で音が鳴る電子回路を作りました。
ネット上に公開されているArduinoのプログラムを元にアレンジし、回路図を描いて組み上げました。音が消えてくれないなど当初はトラブルがありましたが、試行錯誤の末、思い通りの出力ができるようになりました。
まとめ
このプロジェクトを通じて得たものは、ふわっとしたアイディアから始まって、「これって実現できるのかな」「○○を使ったらできるかも知れない」と皆が知恵を出し合ったり調べたりして具体的な設計に落とし込むプロセスを体験できたことです。
一方で、簡単そうに見えるものでも一から作るのは案外大変だということがわかり、ものづくりの難しさと楽しさを学ぶことができました。
エタノール de カナデールは現在KIT Shopの前で利用することができます。ぜひ踏んでみてください!