好きなことしかしないと忍耐力がつかない?
2014年6月24日 スイーツの鉄人開催
子どもがちょっと何かできるとはやし立てる風潮があまり好きでなく、料理が好きだというメンバーに現実と向き合ってもらおうと思って立てた企画w
メンバーの一人と大人がガチンコでスイーツ対決をするというもの。
お題は、「夏においしいさわやかロールケーキ」
お題だけだして、あとは当日よーいドン!でスタートする。
料理好きのメンバー1人を、みんなで応援する。
うちわを作ったり、
ポスター作ったり、
サポートスタッフの一人が白衣に文字を書いてくれたり。
そして気が付けば、ほかの料理好き男子が横で加わっていたりw
一般観覧は有料で行いましたw 稼ぐ力をどうつけるかという教育の一環だったので。
つまみ食いするメンバーもいれば、アシスタントしているメンバーもいれば、戦況を見守っているメンバーも。
そして、完成!
結果・・・
惨敗・・・
そりゃそうだ。本気で向き合ってくれた方に感謝しかない。
コテンパンにやられても好きなのか?何度敗れても立ち上がれるのか?
そこが大事なんだと思う。少年ジャンプだw
その後5回ほどこのイベントを行ったが、彼は一度も勝てずにツクルを卒業した。(いつも本気で関わってくれたみなさんい感謝しかない。)
好きなことだけやっているからといって、楽しいことだけが続くわけじゃない。
今、彼は21才。
ツクルを卒業後、たくさんの地域の方にお世話になって成長している。
起業仲間のカフェで、ブラックキャットの運送会社で、起業仲間のつてで介護施設でお世話になり、今は大手チェーン店でバイトリーダーをしている。
26才でお店を持つという目標に向かって、お金も貯めている。(金額を聞いてびっくりしたw おれよりあるのか!!w)
ツクルスクールのほとんど自分の好きなことしかやらないというシステムを観て、こう言う人がいる。
「嫌なこと、つらい事にも向き合うことで得られる力もあるんじゃないですか。」(これ、背後には、自分がそうできなかったことに対しての嫉妬心がある気がしている。)
私:「好きな事だけやっていたって、嫌なことだって、つらいことだってありますよ。大事なことはそれを自分で選んだって感覚を持っているかいないかなんじゃないですかね。」
今までツクルスクール生を見てきて、生きていく上で必要とされる忍耐力とか我慢が足りていないというのは見たことがない。
むしろ、学校で無理やり嫌な事、つらい事に向き合わされている子どものほうが、忍耐力がなかったり、我慢が足りなかったりする。
さらに、それにプラスαされるくらいだ。
妬みだ。(アドラー心理学のアドラー博士は、嫉妬という感情がたくさんの問題を引き起こすと言っていた。)
確かに母数が圧倒的に違うわけだから、これで一般化することはできない。
しかし、無理に嫌なことのたくさんある環境に子どもを放りこまなくても、忍耐力や我慢が育まれる可能性は0ではないし、十分にあるということだと思う。
好きなことだけやっていたって大丈夫。
このイベントはやや意図的だったけれど、きっとちゃんと人生が課題をくれるのだと思う。