学校をスタートしても、これを考えておかないと潰れます。
2015年4月 瀬戸ツクルスクールの2年目が始まった。
手探りでやりながら考えた1年目。当初からずっと考えていたことだったが、勝負の2年目。理由は瀬戸ツクルスクールの存続に関わるからだった。
2年目のツクルスクールは1年目とほぼメンバーは変わらず7名前後。その中で毎日来るコアメンバーは2名。中3と小5。2年目が終われば、コアメンバーが1名になってしまう。
人が集まるところに人が集まる
人ってつながってるなぁと思うのが、人が増えてくると、それにつられてなんとなく増えるということ。逆に人が少ないところには人は集まってこない、ということ。
そういうことはわかっていたので、とにかく発信は続けた。しかも、それは「こんなことができました!」みたいな感じではなく、「飄々と楽しくやってますよ!」みたいな感じに。
楽しいところに人は集まる
人が集まるところに人が集まると書いたが、もう一つ、人は楽しそうなところに集まる、ということもある。
だから毎日軽々と生きているような感じだと知ってもらいたかった。
7年前は、オルタナティブスクールなんて言葉はほんのごく一部しか知らなかった。フリースクールという名前がなんとなく知られてきていたころ。
そして、その「フリースクール」がマスメディアなどで流されるときは、決まって、「弱者」という扱いだった。
そういう学校をつくるつもりがさらさらなかった私は、そういったイメージがつかないようにかなり気を付けていた。
そういう思いに伴って、メンバーたちも引け目とかそういったものは持っていなかったのではないかと思っている。それは保護者も含めて。
もっといろんなところに出向いてアピールしてもよかったかもしれないが、実績もなかったし、そもそもボランティアでやっているので、宣伝広告にまで力を入れたくはなかった。
できることとして、とにかく毎日発信を続けた。
その結果・・・・新入学生はゼロ。
予想はしていたが、目の前で子どもたちがすくすく育っていると、「なんでツクルに通わないのかな・・・」と思うことも多々あった。
そして、やはり「学校」をつくるならば、定期的に入学者がいるような仕組みやつながりを作る必要があると強く思った。
学校からの転校では不十分なのだ。
ツクルの教育を子どもに受けてもらいたくて、選ぶ、という流れをつくる必要があった。
そんなことを思ってスタートした2年目。
この定期的な新入生の入学はこの7年間ずっと考えてきていて、その流れがようやくできそうになってきた感じがある。
学校を運営するならば、そこに通う生徒がイキイキと通うことは当然のことで、その先の運営し続けるための新入学生確保のシステムをどう作るかということをやっておくことが最重要課題だということは1年目だとしてもいつも頭に置いておくことが必要だと私は思う。
ママの学び場一尾塾 (思春期の子育てを中心に、子育てについてのあれこれなどを話しているYouTube動画です。)