ふたをしていたこと
ふたをしていたこと溢れ出す
何度も何度も繰り返される現実に、心痛めていると果てなくて
静かにふたをしていたみたい
苦しさの波が押し寄せて飲み込まれてずぶ濡れになった
こころから感じてわかってもらえないってこんなにも痛みを伴うことなんだ
そんなひとと関わらなければいいのかな
それでも人間
わたしはそういう人間の体験をたのしみたくて味わいたくてここにいるのかな
・・・
坂元裕二氏の
最高の離婚、カルテット、花束みたいな恋をした でのすれ違い
痛いほどにわかるのです
そしてそれがどうしようもなくしょーがなくて
そしてどんなに美しいかってこと
人間ってほんとしょーがないなぁってこと
味わい愛おしく感じさせてもらえるのですね
彼の作品を通して
わたしは、わたしのこのしょーがない感情を愛おしく感じられるようになった
ありがとう、坂元裕二さん
同じ時代に生まれることができてしあわせです