【イベントレポート】CFO門間が、海外トップVCを招いたグローバルサミットに登壇
こんにちは。ツクルバのIRチームです。2023年10月18日(水)に開催された、不動産テック協会主催のグローバルサミットに、執行役員 CFO 財務本部長の門間賢都が登壇しました。
本イベントは不動産テック領域の最前線で活躍するスタートアップ企業と、世界をリードするベンチャーキャピタル(VC)との交流と事業機会創出を目的としたイベントで、門間は参加企業による座談会に登壇しました。
イベント主催者の許可を得た上で、門間の発言の一部をまとめました。ぜひご一読ください。
座談会は、モデレーターから提示される各テーマに対し、フリップを用いて各社が回答する形で進みました。門間の回答内容を簡単にご紹介致します。
■グローバル展開について : Yes but Japan first
海外との接点は考えられると思います。例えば、海外のお客さまに日本の不動産を買っていただく、「ウルカモ」のようなCtoCで住宅の売買マッチングを行うサービスやその仕組みを海外に展開する、などです。
しかし、当社の主力事業である「カウカモ」は、東京都の中古市場のマーケットのシェアがまだ3.4%。日本でも、首都圏、首都圏以外の大都市への展開など、成長余地がまだまだありますので、まずはしっかりそこを伸ばしていくのが先だと考えています。
■注目している技術 : ChatGPT
今年の4月に「ChatGPT」など大規模言語モデルシステムの、業務システムやお客様向けサービスへの活用を模索し始めたとリリースを出しました。
仲介に必要な様々な資料の作成、マーケティング活動におけるクリエイティブの作成、カウカモのweb/アプリに載せている記事の作成などにおいて、もちろん人の手を加える必要はありますが、ChatGPTの活用で業務を効率化できる可能性があるのではないかと考えており、弊社としても実装に向けて確実に歩みを進めています。
■海外からの学び : 日本市場の独自性
私自身、アメリカでの生活が長いこともあり、日本市場の独自性に気づかされることが多いです。日本では、欧米で一般的な中古リノベ―ションがまだメインストリームではない、CtoCの不動産取引の市場がない、一方で、仕入再販の事業モデルはアメリカでiBuyerが盛り上がる前に既に確立されていた、など、海外対比で独自性があると感じます。
欧米と日本では、生活者の住宅に関する意識も全然違いますし、DX化の進行など含め業界構造も全く違います。
我々は、中古住宅の流通のプラットフォーマーとして存在感を高めていくために、各市場の良いところを取り入れながら、独自の形を築いていきたいと考えています。