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講座「胡桃の皮で小さな籠を編む」

岩手県遠野市で長い間、暮らしの知恵や技術として受け継がれてきた、かご編み。市内では、ひとつひとつ丁寧に編みこまれた、ざるやかごを目にする機会が多くあります。今回は、そのかご編みの技術から胡桃の木の皮を用いて、初心者でも挑戦できる小さな籠を作ります。

指導してくださるのは、遠野市宮守町在住の佐藤秀夫さん。山に詳しく、手仕事が得意な佐藤さんは、遠野市内の小学校で草履づくりを指導したり、県外にも呼ばれて籠編みのワークショップを開催したりしています。裂き織りやリースづくりをしている妻・智恵さんと「花香房」というユニットを組んでいます。

今回の講座で使用する胡桃の木の皮は、佐藤さんが採取したもの。
皮を採取する作業は、春先、皮を剥がしやすくなる時期に行います。籠編みをするのに適しているのは2~3年の若い木で、できるだけまっすぐで節のないもの。採ってきた枝に、力を込めすぎず、弱すぎず、できるだけ曲がらないように、スーッと刃物を入れます。

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皮を剥がしたばかりの胡桃は、まだみずみずしく、さっきまで生きていたことが分かりました。剥がした木の皮はくるくると丸め、数か月風通しの良い場所に吊るしてじっくり乾燥させます。束ねるひもの色は、その幅に応じた用途で変えている秀夫さん。いたるところで、秀夫さんの丁寧な手仕事の様子が伝わってきました。

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今回は、この乾燥させた胡桃の皮を使用して、小さな籠を編みます。山から頂いた恵みで、手間をかけて1本1本編んでいく、昔からの暮らしの技を体験してみましょう。

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講座の内容

今回の講座では、胡桃の木の皮を使って、初心者でも挑戦できる小さな籠を編みます。編んだ籠は、その日のうちにお持ち帰りいただけます。つくった籠に持ち手を付けてみたり、自分なりのアレンジも可能です。

14:00~14:15 講師紹介と参加者自己紹介
14:15~15:45 籠編み
15:15~16:00 まとめ

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講座「胡桃の皮で小さな籠を編む」

日時:2020年11月1日(日)14:00~16:00
場所:Commons Space(遠野市中央通り5-32)
参加費:2000円(材料費込み)
定員:6名
持ち物:特になし
※専用駐車場がございません。近隣の駐車場をご使用いただくよう、お願いいたします。

<講師プロフィール>

講師プロフィール写真

佐藤秀夫さん
遠野市宮守町在住。
森林や山の管理の仕事をするかたわら、昔から藁草履づくりなど手仕事を得意とする。妻・智江さんがリースづくりなどを始めたことをきっかけに、リースの土台づくりや籠編みづくりなどを始める。豊富な山の知識と手先の器用さで、くるみや山ぶどうの籠などを編んでいる。

申込方法

この講座の申し込み受付は終了しました。



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