有機農業で社会課題に向き合う!ナチュラリズムファーム大皿一寿さんにインタビュー➁/3
こんにちは、神戸市で有機農業をされているナチュラリズムファームの大皿一寿さんへのインタビュー第2回になります!
前回は主に農業を始める前について語っていただきました。
▼第1回&第3回記事はコチラ▼
今回は、大皿さんの農業にかける思いやTSUKURUとの関わりについて伺っていきたいと思います。
持続可能な生産
niko)今回もよろしくお願いします!
前回、農業を始めたきっかけを伺いましたが、どうして”有機”栽培を始めたのでしょうか。
大皿)そうですね、有機農業の方がより安全で、より環境負荷が少ないからです。農業者の多くは効率よく形の整ったものを作るために、農薬や化学肥料を使っていると思いますが、それによる環境汚染も深刻な問題です。
なので、僕らは持続可能性を重視して少し不揃いでも有機栽培で作物を育てています。
niko)なるほど、、そんな大皿さんの一日の仕事のスケジュールを聞かせてください。
大皿)その日にやることはその日に決めてます。もちろん、なんとなくは考えてるけど、日々作物の様子は変わるので天気と相談しながら優先順位をつけて仕事をしています。
niko)農園では50種以上の野菜、お米や麦を育てていると伺いました。
大皿)はい、もちろん大変です。笑
スタッフに手を借りていますし、僕の農園にボランティアとしてレストランのシェフや定年退職された方、農業に興味を持っていたりこれから挑戦したいという方が来るので、彼らにも手伝ってもらっています。
周りの人の助けがあってこそ多品目の栽培ができています。
農業人としての思い
niko)大皿さんが農業者として仕事をされる中で、一番楽しさを感じるのはどのような時でしょうか。
大皿)若い人と作業しているときは楽しいです。最近では行政の方との会議や、どこかへ呼ばれて農業の話をする機会も増えましたけど、作業ををしている時が一番ほっとして、幸せを感じます。
niko)大皿さんの基軸はやはり農業ということでしょうか。
大皿)僕のベースは農業ですよ。笑
もちろん今後もそうです。
農業から離れると一気に信頼度が落ちると思います。もし講演とかのほうが忙しくなって、農業が怠るとよくないですし、それでは本末転倒になってしまいますから。
niko)そのように農業に打ち込み、環境課題に取り組む原動力となる思いはどのようなものですか。
大皿)やっぱり周りの人から期待されてるっていうのは大きいですし、それに応えたいという思いがあります。
あとは、自分のやってきた苦労を他の若い人にさせたくないという気持ちもありますね。農家全体の問題解決を目指していきたいです。
TSUKURU・辻との出会い
niko)これまでの話から、持続可能な世界を目指していたり若い世代への伝承を考えていたりと辻さんと共通する部分があるように思えますが、辻さんとの出会いはどのようなきっかけですか。
大皿)きっかけも何も、ある日神戸市の課長さんが彼を僕の畑に連れてきたんです。急でしたし、胡散臭そうだなというのが第一印象で、少し警戒してました。笑
会ったその日に飲みに行ったんですよ。笑
でも接している内に、根っこがとてもピュアな人だと気づき始めました。
niko)インパクトのある出会いですね。(^-^*)
これからのTSUKURU・辻さんとはどのような関係を考えていますか。
大皿)いや~全然考えてないですよ。僕は、彼が投げてくるものが自分の考えからずれてなければやるし、ずれてればやらないだけです。
TSUKURUは若い人が魅力的なことが強みの1つだと思います。
君ら(niko)のような次世代にチャンスと経験値を与えてる辻さんはすごいと思っています。
TSUKURUの新しい取り組みで活躍できることが見えていて、農業者として協力できるなら是非今後も一緒に頑張っていきたいですね。
まとめ
今回は主に農業にかける思いについて語っていただきました。
有機農業を広める活動や行政との取り組みなど、様々な活動をされているなかでも、一番大事にしていることは畑での作業とのことでした。
ご自身の中で確固たる軸をもっていて、大皿さんの農業人としてのプライドを感じられる回でした。
さて、次回は今後の社会課題に対する展望と大皿さんの未来についてうかがいます。
お楽しみに!
画像提供:http://www.naturalismfarm.com/
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この記事を書いた人は
niko
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