見出し画像

【みらけん】4月6日、西粟倉村の移住者(サラリーマンと猟師、二足のわらじ)になんでも質問しちゃう会

こんにちは!
2022年4月6日、TSUKURU未来研究所(通称:みらけん)にて
新企画AMAが開催されましたので、noteさせて頂きます!

画像5

以下で当てはまる方、最後までお読みいただけたら嬉しいです^^
あなたの体験が、みらけんのイベントになるかもしれません!?

■ 他人にしゃべりたい面白い経験をしたことがある
■ 地域貢献に関心がある/興味がある
■ SDGsに取り組みたい/取り組んでいる
■ 好奇心を満たせる場所が欲しい

みらけん初の試み 『AMA(Ask Me Anything)』

今回のイベントは、ユニークな経験をお持ちのメンバーに
問いのオーナーとしてご登壇いただき、活動や経験、考え方について
(それ以外でも)なんでも聞いちゃおうという交流型イベントです。

記念すべきAMAイベント、最初のゲストは羽田知弘さんです。

羽田さんは、人口1,400人の岡山県『西粟倉村』に移住し、
本業では会社員として地域活性化に貢献しながら、複業でくくり罠の猟師としても活動をされています。コンビニもない村、在住です。

以前、TSUKURUでは、この西粟倉村とバイオエコノミーを題材にイベントを開催しました!

▼レポートはこちら▼
「西粟倉村伝説のスーパー公務員とバイオエコノミーについての学びの場」

そんな西粟倉村にて、いちご栽培や企業研修、新たなレストランの開設などあらゆる角度から人を呼び寄せている羽田さんにどのような質問が投げかけられたのでしょうか!?

ご参加者の自己紹介終えたあとの様子をご覧ください(^^)/

Q&Aセッション

本番ではたっっっっくさんの質問が繰り広げられたので、箇条書き形式で
テンポ良くご紹介させていただきます!

Q. 猟師!?害獣対策の重要性がある中と思いますが、どのような対応に?
A. 捕らえた鹿の対応でいいですか?現在、グループ会社で獣肉解体施設をやっています。そこに持ち込む形です。
解体施設は、全国500カ所(※)ほどですが、やってみてわかることですが、どこも厳しい経営を強いられていると思います。。捕らえた場所による行政の取り決めなどもあるのですが、それは横に置いておきますね。

(※)平成30年6月 農林水産省 農村振興局資料では、568件
https://www.maff.go.jp/j/seisan/tyozyu/higai/h_kensyu/attach/pdf/kitama1_30_tsukuba_kensyu-3.pdf

消費側面で『鹿肉を扱いたい』という、レストランの要求に応じ、命を循環させています。
ただ、レストランの要求で『2歳の雌鹿が欲しい』というニーズに限定されたりすることがあります。となると、レストランの欲しいものしか売れないのですが、実際は様々な鹿が捕獲されるんです。

賞味期限のある売れない部位が冷凍庫に山積みになってしまう状態ですね。これは、ビジネスモデル的にきついのが現状です。

Q. 狩猟単価はどうなってるの?(西粟倉村で)

A. 鹿だと、Maxだいたい●(非開示)円/頭くらい。1年で軽トラ1台分ほどでしょうか。もう少し頻度高く頑張ったら中古戸建は買えるのかもw

私たちは、西粟倉村でレストランを開設し、地域で獲れたジビエを直接消費する仕組みにしています。

▼今年3月開設のレストランBASE 101%「鹿肉と山椒のキーマカレー」▼
(出典:BASE101%)
画像1

Q. ずっと狩猟をやられていたのですか?
A. いいえ。西粟倉村に移住した7年前から始めました。
自分で食べる肉ぐらいは、自分で獲れるようになりたいと思って。

猟師って、知識も技術もいらないので初めての複業にはもってこいですよ。
ワナを買って、免許を取るだけで始められて、経験のある方に獲れる場所の特徴を教えてもらうとそれが、いわゆる『自動販売機』になるんです。

ワナを仕掛けるだけで、寝ている間にかかってくれるので、
労働時間の限界にとらわれない、いい働き方だと思っています。

Q. 西粟倉に来る前は何をされていたんですか
A. 愛知県出身なのですが、大学では林業を勉強していて、卒業後の進路先は役場か県庁か市役所、、、以外の選択肢欲しさに全国の木材工場や林業をやっている人たちに合っている中、西粟倉森の学校が立ち上がって、ずっと一緒に仕事がしたいと思っていたんです。

ただ、新卒のカードは一度切っておきたいと思い、東京の大手林業メーカーに就職したものの、やっぱり西粟倉でやりたい気持ちは消えず、1年で退職し西粟倉森の学校に就職しました。

最初は3年は在籍する予定でしたが、大企業で3年間やるよりも
西粟倉に行って3年やる方が意味があるなあを感じたんですよね。

Q. 地域活動場所の選び方とは(場所?ヒト?組織?)
A. 役場のマインドだと思います。
西粟倉はリスクをとってくれる役場の職員がいてくれている。

『西粟倉は山しかないのだから、仕事を作り続けてベンチャー企業が成長できる機会をつくり続けないといけないんだ』みたいに。

みんなおいでよ、といったスタンスではなく、
なんもないけど仕事だけはつくる。という意思表示だけしているんです。
そこが西粟倉村の面白いところだと思います。

▼西粟倉村の取り組み事例(出典:SMOUT)▼

画像2

Q. そういった役場の人たちは外部からの職員さんたちなんですか?
A. いえ、どネイティブです(^^)/ 単純ですよ。
仕事をつくっていかないと生きていけないという危機感を強く持っている人たちがそのような取り組みをされていますね。

もちろん、そういった人たちしかいない訳ではなく、あまり挑戦せずに平穏に仕事がしたいという方もいますが、そういった方と仕事をつくろうとしている職員の方とで軋轢が生まれて多くの人が辞める…なんてケースもあります。

Q. 死なないという想いの強い地域に、私は行きたいと思っているのですが、、
A. なるほど。その場合、「じゃあ、あなたってこの地域に骨を埋める気ですか」っていう議論も大切になってくると感じていますが、どうでしょうか。

ちなみに僕は、別に西粟倉で骨埋める気はないです。
うまくいったら居続けるし、うまくいかなくなったらいなくなるんです。
あまり力強く『地域をなんとかしたい』というような志を、持ちすぎても危ないと思うんです。

例えば『僕・私はこんなに頑張っているのに誰も認めてくれない』みたいな
ダークサイドwに落ちていってしまう可能性があると思っていて。
その場所で愉しく住んでいればいいのになぁ。って思うんです。

振り返ると、仕事もろくにない時代の人たちは自分の飯食うために必死だったのですが、変にキャリアとか積んでいる人が
〇〇やったるぜ〜と地域に来ると、承認欲求が前にきて仕事をしているので、だんだんと孤立をしていって、結局は地域を離れていっちゃう
なんてケースがよく生まれてしまうのかなぁなんて思うのです。

(勝浦町役場からのご参加者)さん、そんなことありませんか!?

Q. 何を目的に地域に行けばいいのかっていう話なんでしょうか?
A. そうですね。正直僕も何が原因でこのような事例が起きるのかはわからないのですが、だいたい前述のような人はうまくいきませんね。

僕が誰かを採用する際は、それこそ「地域のために〜したい」みたいなことをいう方はあまり採りませんね。危ないから。

それよりも、俺はこの地域肥やしにしてやるぜ(^_-)-☆
くらいのほうがちょうどいい気がしていますよ。

(話しが尽きない・・・)

大好評。地域の情報がとても身近に感じられる機会で議論尽きず、第2弾を5月25日に実施

上記は、今回のnoteで拾い上げた一部…笑

伝えるの大変( ;∀;)

全て書き連ねるととんでもない量になってしまうので本日はこのへんで。

その他のお話しでは、地域のリアルや補助金のぶっちゃけ話など、
この場ではあまり言いづらい内容の話しも登場していました!w

いずれにせよ、時間が足りないという声が頻出。。
参加者の声をもとに、次回は5月25日に第二回の実施も決定しました!

次回では、大企業向けの研修ビジネスやレストランなど地域での事業に関するテーマをメインに開催する予定です^^/

▼少人数でとても深い議論ができました!▼

画像3

あなた(の問い)をテーマにイベントをやりませんか!?

TSUKURUでは、今回のイベントのように議論テーマ(問い・悩み)をお持ちの方を募集しております。

我こそは!というそこのあなた。
こちらのアンケートへのご回答お待ちしています。
ユニークな体験でも、今悩んでいることでもなんでもご記入ください^^
運営事務局よりご連絡をさせて頂きますー!
問いアンケートはこちら:https://forms.gle/e9pLtwsGsxRvDsAq6

▼4月中のイベントはこちらとなっております▼

画像4

詳しくはこちら

最後に。
話し変わりますが、4/17に東京(あきる野市)で麦踏みとBBQイベントも行います。リアルでもお会いできることもあれば幸いです(^^)/

【お仲間募集も年中無休でやってます】

弊社ではSDGsに関わる事業開発を進めていくにあたって、弊社のお手伝いをしてくださるお仲間を年中無休で募集しております。

職歴や学歴、性別は不問です。「まずは週末だけのコミットから...」というのも大歓迎なのでご興味ある方は、ぜひ下記のアンケートフォームからご応募いただければ幸いです。

TSUKURUお仲間募集アンケート

頂いた情報は、当社プライバシーポリシーに準じ、取扱いさせていただきます。

* * *
この記事を書いたのは
Kenny

さくらがすきです。

もしよろしければ、サポートも宜しくお願い申し上げます。 この記事を通して、貴方とご縁を頂けたことに感謝です(^^)/ 頂いたサポートは、発信させて頂くコンテンツの改善に活かさせて頂きますm(__)m