フェアトレードってSDGs!?コーヒーと持続可能性【サステイナブルトークVol.7】
皆さまお待たせいたしました!
2か月ぶりのサステイナブルトークの投稿です。
前回までのサステナブルトークの内容はこちらから↓
今回は、
\メルボルンで7年修行を積んだラテアート世界王者 下山修正さん!/
をゲストでお迎えしました☕
実は大学生までコーヒーを好んで飲まなかったという下山さん。
そんな彼の、世界トップバリスタへと登り詰めた
THE 波乱万丈な人生エピソードとともに、
身近なコーヒーやカフェからサステイナビリティについてのにぎやかなトークをお楽しみください☺
°˖✧こんな方におすすめ記事です✧˖°
◇コーヒーが好き!あまり飲まれない方も!
◇個人カフェよりも大手チェーン店に行かれることが多い方!
◇下山修正さんをご存じない方!ぜひ!
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\目次より気になるトピックをクリックしてみてください!/
1.コーヒーとの意外な出会い
◆生い立ち◆
草野)まずは簡単な自己紹介をお願いします!
下山)岡山県で生まれ育ち、
大学卒業後は大手コーヒーチェーンにて
9年間カフェ運営の修行を積みました。
その後7年間メルボルンにてバリスタのスキルを磨き、今は日本各地でカフェの経営をしています。
◆就活◆
草野)そもそもコーヒー会社に勤めたきっかけは何だったのでしょうか?
下山)
私はコーヒーを飲めなかったのですが、Webテストを受講後、人事部より連絡があり、就職が決まりました。
配属後は、バリスタよりもカフェの運営に興味を持ち、誰より早くエリアマネージャーになるという目標を持って働いていました。
2.このまま会社に勤めても幸せにはなれない
◆ワーホリとラテアート大会◆
草野)それにしても9年間も働いていた会社を退職し、メルボルンへ移ったのはかなりの思い切りですね!
下山)そうですね、30歳を超えてワーキングホリデーに行くなんてかなりレアだと思います。
でもこのまま会社の役員になっても幸せにはならない。
海外に挑戦した方がより豊かな人生を送れるという強い意志がありました☆
草野)でもワーホリである限りはアルバイトと変わらないのではないですか?
下山)その通りです。偶然見つけたカフェのアルバイトをしていました。
しかし半年後に参加したシアトルでのラテアート大会で2位、翌月のカナダの大会で優勝をしたんです。
その後メルボルンに自分のカフェを持ちビジネスビザも取得しました!
\まさに転機ですね!!!/
3.日本とメルボルンでの活動
下山)こちらが今まで行ってきた主な活動です。
1. バリスタスクールの運営
2. カフェの立ち上げ
3. バリスタ英語コースの開発
4. カフェアドバイザー
5. コンサルティング :商品開発、カフェツアー
6.その他 :義援金活動
◆くまもんオーストラリア上陸◆
草野)くまもんの写真が気になるのですが、これは何でしょうか?
下山)これは熊本地震後の写真です。
復興支援のために、メルボルンのカフェ約10店舗に募金箱を置きました。
サプライズでくまもんが登場したのですが、現地の人は、くまモン知らないし、もはやクマかどうかもわからなかったと思います(笑)
◆メルボルンで学んだこと◆
草野)7年間メルボルンでのカフェ経営を通して学んだことは何でしょうか!
下山)一言でいうと、「多様性の尊重」です。
これは、持続可能で多様性と包摂性のある社会の実現のために必要であると思います。
下山)そんな思いから、Coffee is Personalityというスローガンを持っています!この言葉には、コーヒー1杯であっても個性を大切にしようという意味をこめています。
オーストラリアでは、
メニューがないカフェもあるんですよ。
お客さんは自分のドリンクのメニューを持っていて、それぞれが好みのミルクの種類や量などカスタムオーダーしています。
4.コーヒーから見たサステイナビリティ
1. フェアトレード
2. SDGsのカフェの取り組み◀◀◀
3. SDGsカフェの楽しみ方 ◀◀◀
4. SDGsカフェの労働環境
5. SDGsなカフェ作り ◀◀◀
\以上のうち3つご紹介します!/
Ⅰ. SDGsカフェの取り組み
◆食品ロス◆
下山)個人店の方が圧倒的に食品ロスが少ないです。
なぜなら、オーダーが入ってから豆をひいているからです。
今後のSDGsを考えると、もっとメニューを減らしたり、労働人口を減らす方向になってくるのではと思っています。
◆海洋プラスチック◆
下山)オーストラリアでは午前中でゴミ箱が
テイクアウトカップでいっぱいになってしまうんです。
ですが、オーストラリアでは特にマグカップの割引はないのに、2-3割の人がマグカップを持参しています。自分の心情に従って行っている。それが慣行とされています。
Ⅱ.SDGsなカフェの楽しみ方
◆二酸化炭素排出量が多い牛乳の不使用◆
下山)オーストラリアでは、宗教・健康の理由から植物性ミルクが好まれています。ミルクだけでも種類が豊富で、【豆乳、オーツ麦、アーモンドミルク、ラクトースフリー、ライス、マカダミア】があります。
下山)また、コーヒーをお茶のように毎朝飲む習慣があります。
日本ではカフェで座って長時間いることもありますよね。オーストラリアでは脳を覚ますために朝仕事前にちょっと立ち寄る人が多いです。
パジャマ姿にお財布も持たずに来る人もいたりします笑
お金持ってないごめんっ💦ってハグ、、という感じです笑笑
◆オーガニック食品◆
下山)これは、モークチョコレートとプラナチャイというもので、どちらもメルボルン生まれのオーガニック食品です。
下山)プラナチャイは世界中のスパイスを集めてはちみつ漬けをしたものです。砂糖や香辛料は一切使っていません。
アメリカを含め世界20カ国で売れていますが、
取引会社も、エスプレッソマシーンと経営状況を
しっかり判断した上でおろすようにしています。
\しっかり取り扱ってくれるお店を選んでいるということですね✨/
Ⅲ. SDGsなカフェ作り
草野)SDGsなカフェ作りとは具体的に何を取り組んでいるのですか?
下山)日本においては、地方の人口が減って、
都市に若者が流れている問題が大きいと考えています。
また僕の場合は、オーストラリア人に日本でコーヒーを提供するのが一番評価されると考えた時に、オーストラリア人がよく訪れるスキー場に目をつけました。
草野)ほーなるほど
下山)2019年に、志賀高原と白馬にカフェのオープンをしました。
冬季にお客さんの数もかなり多いですが、
なにより地方でも仕事があれば、若者は地方に残っているし、集まってくると実感しました。
4.最後に
草野)今日はかなり盛りだくさんのトークとなりましたね^^
最後にサステイナブルアクションとして明日からできることを教えてください!
下山)もっと(個人店の)カフェに行こう!☺☺☺
好きなお店見つけて、好きな店員さん見つけて、
好きなドリンクを頼んでみよう!ということです^^
草野)本当にその通りですよね。
大手やチェーン店が良いと思われがちなので、、
それにSDGsに本気で取り組んでいる個人経営のカフェは大手のSDGs事業よりも遥かに実践していると思います。
\草野さんも個人経営のバーテンダーなので共感度高めです!/
下山)そうですね~
個人店の良さを伝える伸びしろが日本ではまだまだありますよね。
Path finder(=自分の道を切り開く人)という風に、自分らしく生きることをこれからも広げていきたいです。
草野)ぼくもその下山さんのお考えが
もっともっと広まってほしいと思ってます。
今日はたくさんのお話をありがとうございました!
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ito
今日のAUSは雪のち晴れ⛄