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22卒の大学生が考える行きたくない会社の特徴と辞めたくなる仕事のポイント
1.うちは会社の魅力がない??
「友達を3人くらい連れてこれないかなあ」
「リファラで仲間を獲得したい」
社長から毎月毎週のように言われる言葉である。年末のクソ忙しいこの時期、人が足りないのはわかる。でも正直、こんなこと言われても困ってしまう。やっぱり自分の会社に友達を連れてくるなんて無理だ。
この意見は意外と僕だけではなく、周りのインターンをしている学生の間でも共通していて、全員とも「会社に人が足りない」という状況は理解しているものの、「弊社には他人に自信を持って勧められる魅力がない」という理由からリファラによる友達紹介には反対している人が多い。
主な意見は以下の通りだ。
・弊社の給与体系や労働環境がマッチしない
・そもそも弊社のビジョンに共感してくれる人が少ない
・そもそも友達と一緒に働きたくない
この3つについて考えていた時、ふと思ったのは「若者の離職」と似てるよなあってこと。平成28年にJILPTが作った「若者の離職」の原因の上から3つは、
1位:労働時間・休日・休暇の条件がよくなかったため
2位:自分がやりたい仕事とは異なる内容だったため
3位:人間関係がよくなかったため
であったことを考えると、今の弊社メンバーが採用に関して抱える課題感と若者が会社に対して抱く不満の共通点がかなり浮き彫りになった。
今日はこの3つの観点から、「魅力ある会社」の条件について考えたい。
2.労働時間・休日・休暇・給料
まず「お金」と「労働時間」。
これがめちゃくちゃ大事になってくる。
若者はほとんどの人が仕事に対して「割りに合うか」という観点は1つ確実に持っている。もし、労働時間がお金を上回ってしまい「割りに合わないな」と感じた瞬間、「辞めたい」と思う確率は一気に高まる。
心のそこからやりたいことをやっていれば話は別だが、大体の若者にとって仕事は「お金を稼ぐための手段」でしかないので「仕事はそこそこ程度で頑張って最大限のリターンを得たい」と思っているのだ。
結局、「お金と労働時間」のポイントに絞って働きやすい会社・辞めにくい会社を作るためには「金払い(給与)をアップする」か「労働時間を短くする」というやり方が必要なのだろう。
だからこそ、利益率の高いビジネスモデルはやっぱり人が居着く。
3.自分がやりたい仕事とは異なる
次に「仕事のやりがい」も超重要。
どれだけお金をもらえたとしても、嫌いな業務をやるのは辛い。他人を傷つけたり、嘘をつかなければならなかったりする仕事はどれだけお金をもらえても精神を病んでしまう。
社会貢献性のない犯罪まがいのマルチ商法や強引な営業・勧誘業務などはその最たる例だそう。
だからこそ、「社員一人一人のやりたいこと・なりたい自分」に沿った業務の振り方やメンター制度は非常に重要だ。
企業の社長さんの中にはこれに気づけない人が多い。社員は生き物なので機械だと思ってるうちは社員に嫌われてばっかりだ。
4.人間関係がよくなかったため
最後は「人間関係」。
良き上司と良き同僚に囲まれなければ働きがいはあり得ない。
よくある話ではあるが、部下が失敗したときにイラついたり、成果物の質の低さを馬鹿にしたり、社員の可能性を否定したり、できないことを責め立てる上司は本当によくない。
これは上司の方々に肝に銘じて欲しいことではあるのだが、新入社員で仕事ができないのは上司自身のマネジメント・レクチャー能力が欠けていることが原因であることの方が多い。
故に新入社員に対しては、親戚の子供を預かるときのような適度な余裕感と適度な「褒め」を持って接しなければいけない。
また、同僚の中でもコミュニケーションも重要である。
競い合いたい・高めあいたいと思えるような人格の揃った同僚がいなければ話にならないし、自分もそんな人間でいなければならない。
成果を横取りしたり、足を引っ張ったりするのは論外だ。
マネジメントクラスは上司と部下の関係と同じくらい同僚間での関係に気を配るべきだし、新入社員も同僚と一緒に食事をしたり3か月に1回で出かけたりなど常にヒアリングの姿勢は怠ってはならない。
良き居場所は自分で作る。これが人間関係の第一原則であろう。
5.まとめ
結局のところ、働きやすい会社と辞めたくなる会社の違いは以上の3ポイントに集約される気がする。
読者からは「そんなこととっくの前からわかっていたよ!」というお叱りを受けそうだが、就活生の中にはこのポイントを抑えずにネームバリューで就活を進め、失敗してしまう人も多い。
本選考などが始まる前に、もう1度会社選びを考え直してみて欲しい。
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この記事を書いた人は
Tetsu
人間関係が一番しんどい。
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