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SPEC生が熊本県小国町に2週間滞在してみた

こんにちは。SPEC 25卒デベコースのtakaです!

今回は、私が個人的に参加した地域づくりプログラム経験をnoteします。

・何を吸収することができたのか
・どういった成長ができたのか
・次につながる行動は何なのか

といったことを振り返ります。


活動概要

まずは私が参加した「地域づくりインターンの会」のプログラムとは何ぞや?というところからです。

「地域づくりインターンの会」とは

ーーー都市部の学生たちと農山村の地域の人々を結ぶ「きっかけづくり」です。都市部にすむ学生が、地方のまちづくりや地域創生が盛んな地域に赴き、地域の人々の受け入れの中、1週間~1ヵ月滞在し、地域の住民、役場の人たちと一緒に地域づくり活動や交流プログラムに取り組みます。

このプログラムをきっかけに、学生が継続的に地域を訪れ、地域に深く入っていく「地域外サポーター」として、地域との継続的なお付き合いをしていくことが目標です。ーーー

熊本県小国町ってどんなところ?

そして、私が訪問した小国町ですが、ものすごく素敵な街でした!

小国町は、熊本県阿蘇地方の最北端に位置し、阿蘇山から北上し、福岡や日田へと抜けていく交通の要所となっています。

人口6000人ほどの小さな街でありがながら、
魅力的な『地域資源』と『人』に恵まれた街です。

杖立温泉とわいた温泉郷という2つの温泉地があります。滞在期間は毎日温泉でした。♨️
阿蘇山の火山活動によって生まれた滝。滝の裏側に行けるということで人気の観光スポットです。

熊本県小国町での活動

私の参加したプログラムでは、学生5名で2週間、熊本県小国町で滞在していました。2週間のスケジュールはざっくりこんなかんじです。

◆1週目
・Day1 (七夕祭りのお手伝い&わたあめ屋出店)
・Day2 (空き家清掃)
・Day3 (町内視察①)
・Day4 (アンケート調査①、ラジオ出演①)
・Day5 (アンケート調査②、地域交流会①)
・Day6 (町内視察②、ラジオ出演②)
・Day7 (夏祭りお手伝い)
◆2週目
・Day8 (町内視察③)
・Day9 (仕事体験 農家)
・Day10(仕事体験 日本酒蔵)
・Day11(仕事体験 クラフトビール)
・Day12(報告会準備)
・Day13(報告会、地域交流会②)
・Day14(掃除、帰宅)

2週間と短い期間でしたが1日1日が濃く、非常に充実した時間でした。

それぞれの活動はinstagramで写真付きで紹介しているので、時間に余裕のある方はぜひ覗いてみてください✨
(いいね!も、もしよければお願いします🙇‍♂️)

参加して得られたもの

小国町で得られたモノは何だったのかというと、次の3つかと思います。

①人と地域との継続的なご縁
②見ている世界が少し広がった
③PBLでの人の心を動かす経験

①人と地域との継続的なご縁

私は自身の人生目標である『日本を元気にしたい』のきっかけを見つけたいという想いから参加しました。

(私の『日本を元気にしたい』とSPEC入学に至った背景はこちらのnoteに書いています。お時間に余裕ある方はぜひ読んでくださいww)

小国町での2週間。私はものすごく小国町のことが好きになりました。

そして、「この場所にまた帰ってきたい」、「これからの人生で、この場所でまちづくりに挑戦してみたい」と思うようになりました。

それは、小国町の『地域資源のポテンシャル』や『かっこいい大人』たちと出会うことができたからだと思います。

夢・目標に向かって、実際に行動を積み重ねている人

私の考える『かっこいい大人』の定義

次に私の素敵で印象的な出会いをご紹介します。

印象的だったこと(地域資源)

観光パンフレットに載っていない地域資源の魅力

小国町には有名な観光名所がいくつもあります。

しかし、その中でも私の記憶に特に残っているものは、パンフレットに載っていないものたちばかりでした。

例えば、星空がものすごく綺麗に見える丘(ただの道路)。

道路のど真ん中で寝転がって、ペルセウス座流星群を眺めています。笑

例えば、面白いカタチの建築物たち。

マジックミラーの道の駅です。夜には中が光り、行灯のようになるみたいです。おもしろい。✨

例えば、野生動物に出会える(かもしれない)ドライブルート。

鹿や猪、ウサギ、キツネなど都会では出会えない動物たちに遭遇するだけで、テンションがあがります。自然とスマホの中の世界ではなく外のリアルの世界にアンテナが向くようになります。

こういった地域の人しか知らないけど、超おもしろい場所やモノが世の中には溢れているんだなということを体感しました。

(この発見は後述の気づきやワークショップの開催へと繋がっていきます。)

若者を惹きつける地域行事!

私は滞在期間に2つの地域行事にボランティアスタッフとして参加しました。

地域の夏祭りです。人口が6000人とは思えないくらい人が集まります。

行事に参加して何よりも驚いたことは、若者の参加者数です。

私の地元(福井の田園風景が豊かな田舎です)の祭では、参加者のほとんどがお年寄りです。ですが、小国町では20代~30代前半の子連れ世帯がたくさん見られました。

つまり、小国町の行事には若者を惹きつける魅力があるということです。なぜかを自分なりに分析してみると、次の3点ほど気づきがありました。

・町内の青年部(20~30代)が中心になって運営している
・キッチンカーの出店が多く、食べ物のレベルが高い(地域の人や移住者でやっている人もいます)
・小国杉(名産品)を用いたクオリティの高い設備(椅子やテーブル等)によって空間の質が高い

ただこなすのではなく、ちゃんと真面目に楽しさを追究してるという印象を受けました。ひとりひとりが楽しそうに参加している姿を見て、いい人たちがたくさん集まっているなと実感しました。

・地域全体が協力して、おもしろい街をつくっていく!

小国町にゆかりのある芸術家、坂本善三 氏の作品と
地域のプロダクトを掛け合わせたコラボイベントです。

このイベントでは、坂本善三(芸術家)の作品を街ぐるみで楽しむというプログラムです。

例えば、作品をオマージュしたりインスピレーションを得られた料理、洋服、アクセサリーなどなど。

それが小国町のいたるところで、ありとあらゆる人が協力して開催しているのです。

みんなが積極的に協力して街を面白く、豊かにしていく。素敵な街だと思いませんか。こういった街が100年後、200年後も残っていく、持続していくんじゃないかと思います。

印象的だったこと(人)

小国町では、たくさんの『かっこいい大人』たちに出会いました。

夢に向かって実際に行動している人はかっこいいし、おもしろいということを改めて感じさせられました。

たくさんの出会いの中で、特に印象に残った言葉がいくつかあります。

やはり『かっこいい大人』と面白い話ができるのは飲み会ですね。笑

・Tさん(アクセサリーデザイナー)

「挑戦には、やり切る責任が問われる。誰かに反対されたとしてもやり抜く覚悟は持っているのか。」

・Mさん(クラフトビール)

「地域の人は移住者を責任感のない人たちだと思って接している。地縁の薄さに負けず、途中で逃げ出さないやつが歓迎される。」

・Oさん(何でも屋)

「おもしろいことって実はそこら中に転がっているんだよ。みんな気づいていない/見ようとしていないだけ。」

この他にも『かっこいい大人』の方々からたくさんの言葉を頂きました。やはり、そういった実際に動いている人たちは、かっこいいしおもしろいです。

短い交流の中でも、その人たちのファンになり、また会いに行きたいと思っています。そして、自分自身も『かっこいい大人』になれるよう、頂いた言葉を大切に、これからの日々を積み重ねていこうと思います。

こうした継続的なご縁の芽が得られたことは、本当に価値あることだと思っています。

次に会う時、またその次に会う時、、、その度に『かっこいい大人』に成長している自分でありたいと思います。

②見ている世界が少しだけ広がった

小国町でのたくさんの学びや気づきの中で、「日本を元気にする」方法が少しだけ見えてきました。

的を射てるかもしれないし、射てないかもしれません。まだまだ若い仮説ですが、実践や学びを深める中で固めていく予定です。

地元住民の推しスポットを巡る新しい観光のあり方

最近の観光への問題提起。

パンフレットやSNSで隅々まで下調べしてから観光地に行く。新しいものに出会うというより、知ってる写真の風景をチェックしにいくかんじ。

しかもパンフレットやSNSに上がる写真は、その場所の一番美しい時の写真(なんなら加工してる)であるため、現地に行っても、その写真を越えることはなかなかできない。なので、現地に訪れてもなかなか感動できない。

変に目が肥えてしまい、心も貧しくなる(言い過ぎでしょうか)。

でも、逆にほとんど下調べをしない観光の在り方もあるんじゃないでしょうか。

有名だから行くのでなくて、人におすすめされたから行ってみる。

それこそ、その地域のBARにいきなり行って、マスターの推し観光地を教えてもらうとか。

人との繋がりの先にある出会いには、新たな豊かさがあると思います。

表面でなく、少し深くまで地域のことを知ってみる。そういう観光のあり方です。地域資源だけでなく、その地域で暮らす人のことも好きになる/ファンになる。

そういった地域が増えれば、日本は元気になりそうだなと思っています。

移住者がおもしろい≒移住者が集まるところはおもしろい

小国町は移住がさかんな地域でもあります。滞在中に出会った移住者の方々は、みんな何かにチャレンジしていて、やはり、かっこよくておもしろいです。

何故なんでしょう。

わざわざ移住してきている分、自分のやりたいことがあって、それに対して真っ直ぐに取り組んでいる人が自然と多くなるのではないかと思っています。

地域を盛り上げていくためには、移住者が多く集まっているということが大きな鍵になることは間違いありません。それは、人口増加という面だけでなく、地域の豊かさ、おもしろさに直結するものです。

地方でのまちづくりPBLプログラムの可能性

今回、地域づくりインターンの会に参加してみて、学生はみんなこういったプログラムに参加したほうがいいと思うようになりました。

学生側のメリット

・『かっこいい大人』と交流できる
・視野が広がる
・多くの成長機会を得られる

地域側のメリット

・関係人口を拡大できる
・若者による刺激、活動力、視点を獲得できる

地域づくりインターンの会をモデルケースに、それが全国各地に広がる仕組みがあってもいいのではないかと思います。

(地域づくりインターンの会は首都圏の学生がメインなので、東の地域づくりインターンの会、西の○○という形)

たくさんの学びと成長があった今回の経験を通して、こういった活動に参加することで、かっこいい大人が増えるんじゃないかなと思います。そして、かっこいい大人が増えれば増えるほど、日本は元気になると思います。

③PBLでの人の心を動かす経験

この2週間の間に、人の心を動かす2つの出来事がありました。

1.メンバーの成長機会に立ち会えた

共に小国町に行った5人のメンバーのうちのひとりの話です。

2日間のアンケート調査の際、アンケート調査(見知らぬ人に声をかけること)が苦手だという人がいました。

その人は苦手だからと、初日は、あまり人に声をかけられないでいました。そんな中、私がその子に言った一言をきっかけに、態度が180度変わりました。

それは、「実際に行動してから、判断しなよ。食わず嫌いはもったいないよ。」という言葉です。

行動量を大切にする姿勢はSPECで学ぶことです。

その言葉をきっかけに、その子は見知らぬ人に頑張って話しかけた結果、そして人とコミュニケーションの楽しさに気づくことができ、たくさんの人に積極的にアンケート調査するまでになりました。

仲間の成長の瞬間を目の当たりにし、自身もすごく嬉しい気持ちになりました。

ワークショップ企画の立ち上げ

地域づくりインターンの会では、滞在の最後の報告会にて、地域の方々に2週間の成果発表を行います。

従来は活動報告で終わってしまうのですが、それだけでは面白くないと思っていました。

2週間お世話になった分、地域の方々に過ごしでも何かお返しがしたい。

じゃあ、何をしたらいいのか。

私は、地域住民の方々も巻き込んで、街をよくしていく/まちづくりに参加してみるきっかけをつくることだと思いました。

そこで提案したのが、「地域の推しスポットマップづくりワークショップ」です。

地域の人を巻き込むワークショップを発案し実践。

ワークショップ後、参加者の方々から、おもしろかった、楽しかったという意見だけでなく、住んでるけど知らない所が多かった、今度行ってみたいと思った、新たな地域の魅力を発見できたという言葉を頂けました。

最後には、デジタルマップという形でのアウトプットとなりました。

規模の小さいワークショップではありましたが、自分から声を上げて、人を巻き込んで、そして人の心を少しだけ動かす。そんな貴重な経験を積むことができました。

反省すること(まだ足りないこと)

まちづくりに携わる方々と多く出会った中で、自身の反省すること(まだ足りないこと)が見えてきました。

やはり、一番は「地域に貢献する術」をまだ見つけていない/身につけていないことです。「日本を元気にしたい」という想いはあるものの、具体的にどうやって元気にしていけばいいのかはまだ見つけていません。今は、目の前のことに一生懸命取り組んでいるだけです。

自ら、価値を生み出していける人材へと成長しなくはならないと強く感じさせられました。

次の行動につながること

やはり、少しでも早く「地域に貢献する術」を身につけ、実践していきたいです。「地域に貢献する術」ですが、現時点では、大きく次の2つの側面からアプローチしようと思っています。

・魅力づくり(企画力)
・情報の拡散(発信力)

こういったスキルを、SPECでのPBL活動はもちろん、日々の些細な積み重ねから実践していこうと思います。

感謝の言葉

最後に、小国町で出会った方々、貴重な経験と学びをありがとうございました!

再び、帰ってくるときには、少しでも「地域に貢献できる人材」に成長して帰ってきます!

それでは、またの機会に!


これまでの私のnoteを紹介しておきます。


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この記事を書いた人
taka

日本を元気にしたい!
厚く(熱く)生きる!

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