カッコいい英作文のコツ #3-2 : 動詞の言い換え
前回は表現を多様にしようということで、
類語の探し方を2つ紹介しました。
前回は名詞の話でしたが、
今回は動詞の話をしたい思います。
本題:表現を多様にしよう(動詞編)
色々な動詞を使うためには、
前回紹介した2つ目の方法、
「意味を考えて要素を取り出す」
という方法が一番使えると思います。
ただ、名詞の時よりは
連想ゲームっぽさがかなり強くなります。
この時のコツとして、
目的語まで一応考えると
類語が思い浮かびやすくなります。
私が言語学習を専門としてるので、
"improve (teaching skills)"を例に
日本語で考えてみたいと思います。
「教える技術を向上させる」という意味ですが、
ここから要素を取り出してみる
(連想ゲームをしてみる)
と、こんな感じに↓なるかと思います。
日本語では、
「上達させる」、「発達させる」、「磨く」、
「良くする」、「強化する」、
「新しい教育法を学ぶ」、「新しい知識を身につける」、
「研修を受ける」、「レベルを上げる」という感じで、
それを英語にすると、
develop, hone, polish, better, make better, enhance,
learn a new method, obtain new skills,
gain new perspectives, attend professional development programs,
elevate his/her teaching abilities, bring his/her skills to the next level
前回紹介したもう1つの方法でも、
これを考えることは可能ですが、
動詞に関しては、
私は個人的にこちらの方法では上手くいかない
ことがあります。
ちなみに、もう1つの方法とは、
hypernym(より抽象的な語)や
hyponym(より具体的な語)
を考える方法です。
先述した語(句)をこの方法に当てはめると、
下記のような感じになります。
このイラストを見ていただけると
お分かりかと思いますが、
私がなぜあまり上手くいかないか
というと、
何がより抽象的で、
何がより具体的か、
そして何が同じカテゴリーに入っているのか、
という判断が難しいからです。
多分皆さんから見て、
「え、なんでこの単語がhypernym (あるいはhyponym)なの?」
と思われる分け方に
なっているかもしれません。
正直、この方法は
類義語を思い浮かべるための手段
でしかないので、
しっかりレベル分けすることに
あまり意味はないのですが、
レベル分け自体が難しいということは、
この方法で考えることも難しい
ということなので、
私はこの方法はあまり使いません。
1つ目の手法で考えて、
ダメだった時に試してみる感じです。
今回でいうと、
「技術向上のために具体的にすることは何だ?」
と考えて、出てきたのが
「新しい教育法を学ぶ」や
「新しい知識を身につけること」、
「研修に参加する」などでした。
ということで、具体的な語(句)を考えるには
役に立つかもしれませんが、
抽象的な語に関しては難しいかと思います。
今回はここで終わりたいと思います。
文全体の言い換えについてはまた今度。
もしかすると別の内容を先にするかもしれませんが、
大学院の勉強の気晴らしと、
アウトプットして自分の知識を固めるためにやっているので、
気分次第なところがかなりあります(笑)
そんな私の記事ですが、
最後まで読んでいただき、
ありがとうございます。
皆さんにとって役に立つ情報があれば
幸いです。
次の記事