クリコンカスタムマッチ振り分けシートのご紹介
はじめに
こんにちは、つくおといいます。とももさんの企画アドベントカレンダー19日目を担当させていただくことになりました。初めましての方もそうでない方もどうぞよろしくお願いします!
みなさんPvP7.1クリコン楽しんでいますでしょうか。実質DCの壁もなくなり攻撃判定などもガラッと変わり、新たな気持ちでランクマッチに向き合っているのではないでしょうか。僕も悶えながらこの記事を書いています。
さて、タイトルの通り、本記事はクリコンといってもジョブや戦術の話ではなくカスタムがより楽しめるものになるかもしれないユーティリティのご紹介です。
経緯
カスタムマッチとっても楽しいですよね。プレシーズンも大盛況でした。みんなクリコンが大好き。ただ、それは「いい試合」からくる満足感が大きいんだと思います。どうしてもパワーバランスが偏ってしまい、試合内容が一方的になってしまうことも多々あったのではないでしょうか。
なかには主催の裁量でバランスをとっていたりすることもあると思いますが、気を使うこともあるだろうし、毎度は手間だし・・・当時僕自身もクリコンコミュニティの運営に携わっていたこともあり、できるだけ満足度の高い試合になるようにチームを振り分けられたらいいなあ、と思うようになりました。何かいいアプリはないだろうかととググるとただのランダム振り分けアプリはすぐに見つかるのですが、レートなどを基準に振り分けできるものはなかなか見つからない・・・じゃあ自分で作るしかない!と。
いろいろ試行錯誤しつつも完成し、実際にカスタムで運用テストとして何度か使っていて効果も実感できていたのですが、その後コミュニティは解散となりお蔵入りとなっていました。拙いユーティリティではあるのですが、折角なのでこの機会に日の当たる場所に出しておけばどこかで誰かの役に立つこと日もくるのかもと思ったのが本記事を書こうと思ったキッカケです。
対象
ある程度メンバーが固定されているカスタムコミュニティやFCイベントなど参加メンバーの練度が把握できる環境での使用を想定しています。不特定多数のメンバーが出入りする野良カスタムには向きませんのでご了承ください。
できること
メンバーのフィジカルを数値化し重み付けを行い、両チームの差分が許容値以内に収まるようにすることでチーム間の戦力ができるだけ均等になるように振り分けることができます。
振り分けた結果をDiscordのサーバ内の任意のチャネルに送信することができます。
使い方
動作環境
Googleスプレッドシートが動作するブラウザ
実行手順
以下の設定をコミュニティ管理者が事前に行ってください。
設定項目についての説明はシート内に記載しています。
※Googleアカウントは作成済みのものとします。
①振り分けシートの取得
以下のリンクから「クリコンカスタム 振り分けシート」を開いてください。
「ファイル」➡「コピーを作成」からご自身の「マイドライブ」にコピーしてください。
②プレーヤー情報の入力
コピーして保存した振り分けシートのA列にプレイヤーの名前を入力します。歯抜け(空白)行ができないように入力してください。
つづいてB列にメンバーの強さの指標となる任意の数値を入力してください。初期設定では10を最大としています。
③Discordへの送信設定を行う(任意)
以下手順でDiscord送信用URLを取得・設定します。
※オススメ機能ですが設定をしなくても振り分け自体は動作します。
1.メッセージを送信したいチャネルの「編集(歯車のところ)」➡「連携サービス」を選択し「新しいウェブフック」を選択すると以下画面が表示されます。
2.作成した「Captain Hook」を選択すると、以下画像の情報が表示されます。この画像例だと「チーム分け」チャネルに「Captain Hook」さんからのメッセージとして結果が通知されます。
3.「ウェブフックURLをコピー」から設定URLを取得して以下画像の設定セル(DiscordURL列)に貼り付けてください。チェックボックスをONにすると送信されるようになります。
④許容値と上限値の設定
・許容値はAとBの合計レートの差分をどこまで許容するかの値になります。
小さくすると振り分け精度は上がりますが、少し処理時間が長くなるので使いながら調整してみてください。
・上限値は無駄な計算を省くためのものです。レートの上限を変更した場合はレート合計値の半分の値に設定してください。
例)個人の最大レートを100に変更する場合
➡10人で1000
➡片側500以上の振り分けにはしないため500となる
⑤マクロ実行のためのセキュリティ設定
・初回のみ、振り分け実行をしようとすると以下のメッセージがでます。
振り分けシートに記載の「セキュリティ設定」シートを参照しアカウントへの実行許可設定を行ってください。
⑥実行と出力確認
ここまで設定お疲れ様でした。以下ボタンを押下して結果出力を確認してください。
運用上の注意点
数式とマクロ(GAS)の組み合わせで振り分けを行っています。
シート保護をしていますが動作がおかしくなった場合は再度マスターをダウンロードしてください。シートのヘッダー列にメモをいれていますので何を入力すればいいかわからなくなった場合はマウスカーソルをあわせて確認してみてください。
新規メンバー行追加の際などは、数式をあわせてコピーするように気を付けてください。
不具合報告・ご質問・要望など
Discord: tsukuo
※再配布OKですが一度上記までお声かけいただけると嬉しいです。
※本シートを使って起こったトラブルについての責任は負いかねます。
おまけ
筆者のクリコン歴
年の瀬ということで振り返ってみました。ダラダラ長い文章なので興味のある方だけどうぞ。
S1:
暁月から本格的にFF14を始めてメインも終わったころ新PvPコンテンツ「クリスタルコンフリクト」の存在を知る。シーズン終盤で、何やら面白そうだとフロントラインも碌にやったことないままクリコンデビュー。メレーがあまりにも難しくすぐ死ぬので詩人でただがむしゃらに回しクリスタル到達で満足。この頃はクリスタルに乗るが正義?だったので乗らないことが多い詩人(召機も)はまとめサイトとか見ると乗らない3バカみたいによく叩かれていたので「ヨシ乗ってやろう」と前に出ては死んでいた(ダメ)。
S2:
ナイトのレベリングをしようという不純な動機で盾を持つ。たぶんガーディアンを上手く使えていなかったと思うがLBをうまく打てれば何となく勝てることを学ぶ。クリスタル到達で満足。300勝くらいしてダイヤランキングというものを知り、なぜこのような晒しランキングがあるのか疑問に思う。
S3:
ようやく物心がついてきたシーズン(遅い)。ランクマではクリスタルから降格ありになった頃。どうやって勝てばいいのかロドストやブログで必死に調べていた記憶。斬鉄剣を使いたくてお侍を採用。プラダイで沼るもなんとかクリスタルは踏んだ。崩しデバフを見て瞬時に判断する練習は沢山できたので今でも体が覚えていている。一瞬100位以内にもなって喜んだがそこからポイントを盛ろうと意気込むも、溶かしてクリスタル帯を維持できず、伸び悩む。
S4:
ランクマ疲れしてしまい、ひと休みしていたシーズン。初の高難易度固定(シラディハ異聞)もありそちらをメインとしつつ主にスプラトゥーン3を楽しんでいた。クリコンの大会とかも色々あったけど自分には縁のない世界だと思っていた。クリコンのコミュニティにもまだ入っていなかった。もしかするとここでFF14自体辞めていたかもしれない。
S5:
固定メンバー(現FCメンバー)が興味を持っていたのでレクチャーがてらカジュアルから復帰。クリコンの面白さを再認識して、別ジョブ視点(学者)でランクマ再開。ご縁があってカスタムマッチのコミュニティ(TEAM V)にはいる。そこでクリコンフレンズから良い刺激をうけ、情報収集用にXのアカウントを作ってみたり、録画を振り返ったり、大会や配信を観たり、上達の為に試行錯誤を始めたシーズン。今思えばここでよくまたやる気になったなと思う。
S6:
カスタムにも随分慣れてきて交流を楽しんでいた。しばらく学者を使いつづけていたので近接とは異なる視野も広がってきた(と思い込んでいる)ころ、侍に活かすための遠隔ジョブのはずだったが、この人すごいな~というプレイヤーが暗黒を使っていたこともあり暗黒の強さのポテンシャルの高さに興味を持って練習を始める。最初は侍より良く死んでたし、まぁ難しいジョブ!と思いながら必死に練習していた。まだセオリーみたいなものはふんわりしていてクリスタルに何が何でも乗るのだ!と思っているころ。
S7:
コミュニティのメンバーとのご縁で興味のあったクリコンチームに入ることができ、LBTV杯2ndで「ЯE:birth」として出場。
初めての大会ながらベスト16位に入賞することができてとても嬉しかった記憶。チーム戦に不慣れな中、メンバーにはとても良くしていただいたことはその後クリコンへのモチベーションに繋がる大事な経験だったように思う。
また試合運びみたいなものを教わったり意識するようになったのはこのころ。残念ながら大会後チームは解散したが、ユーザー大会で楽しませてもらったり、チーム活動って楽しい!の時期だった。PvEの方では一度はやっておくかと天獄編で零式デビュー。チーム練習と零式が合わさってとても忙しくなった。(その後零式攻略は野良で5カ月沼る…)
S8:
チーム戦の面白さを知り、もっと強くなるための経験を積みたいと想いを募らせていたころ。ちょうどメンバー募集をみてとももさん率いるミコシの門をたたく。リバースであまのがわひかるさんと同じチームだったご縁と、チーム練習で暗黒のアドバイスをいただいたりしていたこともあり、こんなチームで活動できたらいいな、と思いきって応募してみた。ランカーではない僕を受け入れてくれたこともあって客観的な実力の指標となるためランカーというものを意識し始めた。ランクマではジョブ毎、MAP毎、時間ごとの勝率をEXCELで集計をとり始めた。
S9:
ミコシでのチーム活動のおかげもあってセオリーや試合運び、フィジカル的な成長を感じてきたころ。自分ではこれまで何が悪かったのかよくわからなかったことが客観的な視点を得られたことで悪い癖や視野の狭さなど足りないことに気づかされる日々だった。各種大会も実力的にリザーブでの参加ではあったけれどチーム一丸となって取り組めたことはとても貴重な経験となった。
S10:
チームでセオリーを学んだためか、自分は恐らく正しい動きをしているのに(と思い込んでいる)どうしてこうなるんだろう、なんでこうなるんだろうが多くなり、今思えばこのあたりからクリコンがちょっとしんどかった時期な記憶。気分転換に踊り子の練習を始めた。メテオ戦場が楽しそうな雰囲気なのでどんなものかクリスタルタッチまでお邪魔した。(その後サブは北米に旅立つ…)この頃、FC(YAKITORI)はメンバーが増えてにぎやかになってきたこともあり、FCメンバーとの交流も楽しみながらマイペースでやろうと思い始めた頃。ランクマでは体感で過疎を感じてきてシャキが遅くなってきた。
S11:
リアル都合で色々忙しくなってきた時期。チーム活動の方はメンバーと肩を並べて戦うのにはまだまだ力不足でかなり修行が必要だなと思っていたのと、過去に零式で忙しくしている内に人が離れていった経験もありFCでの活動を優先したい気持ちとが膨らんでいた。実際半年間チームに戦力としてはあまり貢献できていなかったこともあり、悩んだ末ミコシを抜けさせてもらおうと決意した。その後、LBTV杯3rdでGⅡグレードが新設されることとなり、FCメンバーと「YAKITORI」で出場。チームはベスト8進出。自分自身としてもチーム経験をうまく活かせてマネジメントできたと思うし本当にみんなよく練習頑張ったと思う。誇らしい結果だった。大会で鎬を削ったチームとは交流も増えたりとてもいいFC活動となった。
Preseason:
Patch7.0 でヴァイパー・ピクトマンサー登場。
ランクマッチはまるで機能していなかったこともありカスタムが大盛況。
ジョブは自分には扱えないと思ってたリーパーが楽しくて練習していた。
なにかクリコンに通じるものがあるかもしれないとFLで指揮なんかもやってみた。北米のクリコンやFLなんかにも顔を出してみたりしてカジュアルで自由な感じが新鮮に感じて、やっぱりPvP楽しいな~と初心に帰ったシーズンでもあった。
S12:
新シーズン開幕。いろいろ変わったし深刻なバグがあったり、ジョブのバランスも悪かったりであちらこちらで荒れているように見える。何故これをプレシーズンでやらなかったのか。という気持ちは確かに否めない調整というか修正というか幸い運営のアクションはあるので何かしようという気持ちは伝わってくるのは良いことなので今後に期待したいシーズン。
アルファフルフ(5000勝アチーブ)取得。今に至る。
あとがき
約2年半クリコンと向き合って目標とするところにはまだ届いていないけれど、過去にこれほど対人ゲームに向き合ったことはなかったように思います。そしてこれだけクリコンを続けてこれたのは沢山の出会いと何よりクリコンが楽しかったからに他なりません。自分のやれること、やるべきことは何か考えたり、できていないことや苦手を克服する為のアプローチや考え方であったり、チームであればメンバーへの意見の伝え方だったり…これまで努力した過程を大事にしつつ、過去の自分を超えていけるように焦らずコツコツ成長を続けていければと思っています。(今年の積み残しは配信チャレンジ)
とても長くなりましたが、みなさんのクリコンライフが良きものになるよう願って終わりたいと思います。
アドベントカレンダーも残すところあと6日。
明日はひかるさんの記事です。お楽しみに!
前日のねおぷさんの心温まる記事はこちらです!