「焼きおにぎりでボヤ騒ぎ!?」の話
みんな……知ってるかい?
冷凍の焼きおにぎりって……
めちゃくちゃ美味しいんだぜ?
割と最近知った。
こう見えて(どう見えてると思ってるの)
冷凍食品はあまり使わない私。
別に健康志向な訳でも
きちんと料理をしてますよ
とか言うのではない。
単に使わないだけ。
(セブンの蒙古タンメンは週2で食べる)
息子やかっちゃんの間食に冷凍焼きおにぎりを買っておくと、割と評判が良いので……
減りも早い……
Σ(`艸´;)ハッ!!
「焼きおにぎり……
自分で作ってみたらどうじゃ?」
来たぜ、天啓。
うん。
何か……
最近、食べ物の話……
多いな?
これがつくねの念能力!
不自在の秋の食欲!
念能力/不自在な秋の食欲/何を食べても美味しくなる。食欲はとどまるところを知らない。これを読んだ人にも効果はばつぐんだ。
焼きおにぎりの素敵なレシピを発見した。
(えーと……クッキングシートにおにぎりをのっけて……)
クッキングシートが若干おっきいな……
と思ったが、気にせずトースターに入れた。
数分後、ひっくり返す。
(おぉ……ええ感じ……)
数分後、ひっくり返そうと、トースターを開けると……
「うおっ!?」
クッキングシートが炎上!
えーと……
よし。
火を消そう。
濡れたふきんで消火活動。
「どしたん?大丈夫?」
息子が聞いてくる。
「大丈夫」
考えるより速く体が動いていた。
火はくい止められた。
良かった。
息子は声はかけてくれるも、ずっと動画を見て動きはしなかった。
かっちゃんにいたっては、隣の部屋でスマホのゲームをしていた。
「ちょっと、二人とも!今、軽くボヤ騒ぎがあったんじゃけど!」
「えっ!大変!」
「……もう終わったわ」
「大丈夫?」
「少しは助けてよ!」
「キャー!大変!とか、助けてー!って言ってくれたら、飛んで行くよ!」
と、かっちゃんは言う。
「うぉーっ、って言ったよ……」
「ええっ?聞こえんかったよ」
「いや……だって……トースターの中でクッキングシートが燃えてるな、って程度だったから」
「うんうん」
「そんな騒ぐ程の事でもなく消火できた……」
「良かった〜」
まあそりゃ確かにそうだけども。
私は小5の時の実家での本当のボヤ騒ぎを思い出した。
お母さんは天ぷらを作っていた。
お隣さんに用事があって……
少し目を離した。
「ちょっと見といて」
って言われた気もする。
私は台所にいて……
TVを見てたんだった……
ふと、コンロを見ると。
天井まで届く程の火が燃え盛っていた。
「うわーーっ!!!」
めちゃくちゃ燃えとる!!
完全なる火事。
私は台所から隣の家の玄関にいるお母さんを呼んだ。
「お母さん!火事!!」
お母さんは消火器を使い、座布団を使い、あらゆる物を駆使し、八面六臂の動きを繰り広げた。
しばらくして、火は消し止められた。
あれ以来、お母さんはめちゃくちゃ火の取り扱いに注意するようになったし、私も
(マジで油を、火を舐めたらあかん)
と心底思った。
子供の頃の、その経験を覚えていたからか、冷静な対応が出来たのだろう……
それ故、息子もかっちゃんも心配すらしてくれなかった……
無事で何より……
安全第一。
しかし、少しは心配してくれても……
ちょっぴり切ない。
そんな……
つくね心と秋の空。
そして……
マッチ一本火事の元。
マジで気をつけますので、皆さんもご注意を。
え?
焼きおにぎりはどうなったかって?
……奇跡的に無傷。
この後、家族で美味しく頂きました。
特にかっちゃんは
「焼きおにぎり……美味すぎる……」
とご満悦なのでした。
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