【レジェンドアンソロジー】隠れた遊戯デッキ 暗黒騎士ガイアで戦おう!【遊戯王マスターデュエル】
こんばんは。一周年イベントやデュエル、楽しんでるでしょうか。
ランクマは、幻影で勝てなくなってから、ふわんや斬機を握り、けっこう殺伐としたデュエルを続けていました。そんな中、誘発がほとんど禁止のレジェンドアンソロジーが登場。現代カードで昔のデュエルができるなんて最高の環境じゃないかと胸を躍らされたものの、意外にも使えるデッキがありません。展開系のコード・トーカーは使ったことがないですし、そもそもVRAINSを観たことがないので、マリンセスや転生含め、このイベントで使うにはちょっと違う気もする・・。
いや、でも一つだけ作りかけがありました。バスター・ブレイダーのデッキを作ろうとした産物で少し集まっていた【暗黒騎士ガイア】です。ガイアは、原作やアニメの遊戯がわりと使っていたブラマジに並ぶぐらい有名なカードです。マスターデュエル公式企画「はじめるならサ店に行くぜ!!」の記念すべき第1回では、このガイアデッキが紹介されました(現在は非公開)。現在はリメイクである程度の強さを得ており、番組を見てどういうデッキか理解していたので、今回組むことにしました。
はっきり言って強いデッキではないです。イベントで勝ちたいだけなら、他のデッキがはるかに強いと思います。ですが、イベントのミッションを達成するために勝利は必要ありません。強さよりも楽しさを求めることにしました。
ダラダラと長くなりましたが、実際のデッキはこんな感じになりました。
EXのURは、融合のエース2体がそれぞれ一体ずつ最低あればいいです。他はおまけで使うことはありません。SRは《魔道騎士ガイア》の3枚が必須なだけで、後はわりとサポート枠です。そう考えるとけっこう安いです。
URの《ダイナレスラー・パンクラトプス》は、後攻デッキなためぜひ欲しいですが、必須ではありません。EXの空きが多いので、持ってる人は《超融合》とそれ用の融合モンスターを入れておくといいと思います。自分もいい加減作っておきたいですねぇ・・。
ここからは、デッキの概要を紹介しながら、主要なカードについて話していきたいと思います。
【暗黒騎士ガイア】とは
《竜魔道騎士ガイア》や《天翔の竜騎士ガイア》を融合召喚し、後攻で相手のLPを(できれば1ターンで)0にするデッキです。妨害が少ないため先行は基本取りません。先行を渡された場合は、破壊効果のある竜魔道の方を立てて終了です。
「え、2600で突破・・」と思った方、安心してください。そこはちゃんと強化されています。融合魔法《螺旋融合》によって、攻撃力は5200となり、相手モンスターに2回まで攻撃することができます。《竜魔道騎士ガイア》は戦闘でモンスターを破壊すると攻撃力が2600上がるので、この効果と相性がいいです。そして、永続魔法《螺旋槍殺》を適用することで、各種ガイアが守備表示モンスターに戦闘ダメージを与えることができるようになります。
さすがに現代基準でも攻撃力5000を超えてくる重量級は少なく、《螺旋融合》を通すだけで、勝利への可能性をつかむことができます。強すぎるカードが規制されているレジェンドアンソロジーでは、それなりに活躍が期待できると言っていいでしょう。やることは簡単な方なので初心者にもお勧めです(サ店第1回で紹介されたぐらいですし)。
イメージ ↓
メインモンスター
魔道騎士ガイア
「暗黒騎士ガイア」としても扱うルール効果があり、このカードを指定する融合素材にできます。最初に紹介した融合モンスターたちになれるということです。便利な二枚初動の一つなので3枚積みましょう。
①効果でリリースなしに召喚できます。「自分フィールドにモンスターが存在しない」または「相手フィールドに攻撃力2300以上のモンスターが存在する」という緩い条件なので、簡単に満たすことができます。後攻なら、パンクラトプスを出した後に召喚することも容易です。
②効果で「ドラゴン族・レベル5」を手札・墓地から特殊召喚します。このデッキでは《呪われし竜-カース・オブ・ドラゴン》を特殊召喚すると言っています。ドラゴンの効果で融合魔法をサーチし、そのまま発動すれば、融合ガイアを出すことができます。この流れが理想になります。
呪われし竜-カース・オブ・ドラゴン
ガイアの相方で、融合素材になり、サポートカードを持ってくることができます。やはりこれも3枚積みましょう。
①効果で、召喚・特殊召喚成功時に「竜騎士ガイア」のカード名が記された魔法・罠カードを手札に加えます。《魔道騎士ガイア》から特殊召喚できれば理想的ですが、必ずしもそうはいかないため、《砲撃のカタパルト・タートル》から特殊召喚したり、何かしらのモンスターを特殊召喚してリリースし、アドバンス召喚したりします。融合魔法《螺旋融合》を基本的にはサーチしますが、手札にある時は他のカードも考えましょう。第二候補は後述の《走破するガイア》です。
②効果は、墓地へ送られた時の効果で、自分フィールドの「竜騎士ガイア」を対象に、その攻撃力以下の攻撃力を持つ相手フィールドのすべての表側表示モンスターの効果をターン終了時まで無効にします。今回のイベントだと《時械神ミチオン》のような厄介な効果を持つ相手を無力化することができます。素材にして融合召喚すると自然に発動できるため、初心者の方は、とりあえず発動を聞かれたら発動しちゃいましょう。ツインツイスターのコストで落として、後から出てくるモンスターも無力化できるようにするといった、細かいテクもあるといえばあります。今言った意味が分からなかったら、とりあえず発動しましょう。
砲撃のカタパルト・タートル
なぜか機械族でも戦士族でもドラゴン族でもありません。シンプル過ぎて強いです。これも3枚ですね。
召喚して効果を使うと、「暗黒騎士ガイア」か《呪われし竜-カース・オブ・ドラゴン》を特殊召喚できると書いてあります。このカードがどちらかのカードに入れ替わるジョーカーポジになっています。
つまり、手札に
《呪われし竜-カース・オブ・ドラゴン》がいるなら《魔道騎士ガイア》
「ガイア」ネームがいるなら《呪われし竜-カース・オブ・ドラゴン》
を特殊召喚することで、融合につなげることができます。
召喚僧サモンプリースト
通称サモプリ。こればかりあっても初動にならないので、1枚か2枚の採用でいいと思います。
①は強制効果で召喚・反転召喚時に守備表示になります。こいつ出していきなしカードが光っても、まだ何か起きるわけではないので大丈夫です。
②で魔法カードを1枚捨ててレベル4を連れてきます。つまり効果を発動して《砲撃のカタパルト・タートル》を呼びます。魔法カードが多いため、コストにはあまり困りません。
これ一枚でランク4のエクシーズ召喚も狙えます。むしろそれをするために使われることの多いカードです。レジェンドアンソロジーの趣旨に沿って、希望皇ホープや関連カードを採用してみるのもおもしろいです。その場合は三枚でもいいでしょう。初動で出すとエクシーズだと勘違いしてもらえます。
竜魔導の守護者
融合ガイアは「竜魔道」ですが、こちらは「竜魔導」で微妙に違います。ドラゴン族であるため《天翔の竜騎士ガイア》の融合素材にできます。必要に応じて2枚でも3枚でもよいです。
①効果で、手札を1枚捨てて、《螺旋融合》をサーチできます。サモプリと違ってコストが何でも良い点が優秀です。さらに「ガイア」を手札に持っていれば、そのまま融合して、《天翔の竜騎士ガイア》へとつながります。すごい!「融合」「フュージョン」通常魔法カードならいいので、他の融合魔法をサーチすることも選択肢に入ります。
②効果で、《竜騎士ガイア》(素の融合ガイア)をEXデッキから公開し、「暗黒騎士ガイア」か「カース・オブ・ドラゴン」を墓地から裏守備で特殊召喚できます。勘のいい方は気づいたかもしれませんが、《魔道騎士ガイア》は「暗黒騎士ガイア」として扱うルール効果がありますね。つまり墓地の《魔道騎士ガイア》を融合素材として使い回せる便利なんです!・・残念ながらできません。これ自分はできると思っていたのですが、テキストにではなくカード名に書いてないといけないそうです。というわけで②で《魔道騎士ガイア》は特殊召喚できません。できるのはカード名が「暗黒騎士ガイア」である《暗黒騎士ガイア》のみです。
EXモンスター
魔道騎竜カース・オブ・ドラゴン
《竜魔道騎士ガイア》で乗られている方のモンスター。自ら打点になりつつ、連続融合に繋げるのが仕事になります。状況にもよりますがまずこいつを融合で出すことが多いです。
①効果で、融合召喚に成功した場合に、「竜騎士ガイア」のカード名が記された墓地の魔法・罠を回収します。《呪われし竜-カース・オブ・ドラゴン》と効果が似ていて、その墓地版です。ほとんど《螺旋融合》を回収することになると思います。イベントでも採用のある《D.D.クロウ》をチェーンして、《螺旋融合》を対象に打たれる点に注意です。
②効果で、「ドラゴン族・レベル7」モンスターを融合召喚する場合、墓地のモンスターを素材にすることができます。①で回収した《螺旋融合》を発動して、自身の素材になった墓地のモンスターたちを再度素材にすることで、融合ガイアも並べることができます。
サポート魔法
走破するガイア
専用のフィールド魔法です。優秀なので3枚採用になります。イベントでなければ《テラ・フォーミング》も採用したい。
①効果で、「竜騎士ガイア」が存在する限り、相手はバトルフェイズ中に効果を発動できません。《竜魔道騎士ガイア》や《天翔の竜騎士ガイア》は、「竜騎士ガイア」として扱われるため、この効果の適用条件を満たします。イベントでは、《聖なるバリア -ミラーフォース-》のような攻撃反応型の罠や、《クリボー》のような攻撃やダメージに反応するモンスターの採用が十分に考えられ、実際に多かったです。《ブルーアイズ・ジェット・ドラゴン》ももちろん頻出でした。破壊時や墓地に送られた時の効果を持つモンスターも多く、これらを一方的に封じる永続効果はかなりの脅威になります。
②効果は、手札のガイアかドラゴンを公開して、その相方を持ってきます。《魔道騎士ガイア》と《呪われし竜-カース・オブ・ドラゴン》の融合コンボに繋げることができて非常に優秀です。両方が揃っている場合でも、融合素材や後続を持ってこれるため、腐ることもないです。
混沌の場(カオス・フィールド)
発動時の効果処理で「暗黒騎士ガイア」を手札に加えます。《魔道騎士ガイア》も手札に持ってこれます。これだけです。ガイアにしかならないため、3枚採用しなくてもいいと思います。この後に《走破するガイア》を発動すると融合コンボが揃います。
螺旋槍殺(スパイラル・シェイバー)
《天翔の竜騎士ガイア》でサーチすることができる補助魔法です。《呪われし竜-カース・オブ・ドラゴン》でもサーチできます。
①で、ガイアが守備表示モンスターにダメージを与えられるようになります。いわゆる貫通効果です。これは最初に説明したとおりです。
②で、ガイアで貫通ダメージを与えたときに2枚ドローして1枚捨てます。少なくとも一枚カードが増えるので普通に強いのですが、ドローするターンにだいたい決着が付きますし、墓地効果のあるカードがないため、いまいちデッキとのシナジーが薄いです。カオスとの混合構築であれば光るかもしれません。ターン1がないため、《天翔の竜騎士ガイア》だけでも、守備変更効果で、4枚ドロー2枚捨てを狙えます。古の禁止カード《天使の施し》を超えてて笑います。二体並べれば、8枚ドロー4枚捨てで、アドどころの騒ぎではありません。その頃には決着ついてるだろという話なのですがロマンがあります。ダメージステップ中に発動するので《灰流うらら》が効かないののは素晴らしいです。
その他のガイア
もっとも強い《魔道騎士ガイア》は3枚しか入らず、それをサーチできる《混沌の場》と併せても6枚だけになります。そして《走破するガイア》は、ガイアもドラゴンも引けていないと、機能しません。しかし、最低でも《天翔の竜騎士ガイア》を立てて盤面は崩したいです。
そこで
《魔導騎士ガイア》以外のガイアもある程度採用する必要があります。
暗黒騎士ガイアソルジャー
ガイアの中では強い方だと思っています。2枚入れるならこれでしょう。ガイアオリジン派の人もいるようです。
①効果で「ドラゴン族の融合モンスター」をリリースして、自身をいつでも特殊召喚します。攻撃を終えた融合ガイアをリリースすることで、追加打点として機能し、ワンキルに貢献します。ほぼないとは思いますが、トリッキーな使い方では、《魔道騎竜カース・オブ・ドラゴン》の回収効果に《無限泡影》を打たれた時に回避することもできます。
②効果で特殊召喚成功後に攻撃表示モンスター1体を守備表示にします。地味な効果ですが、①で棒立ちになったドラゴン族融合モンスターを生贄とすることで、次のターンに繋げることができます。記事の最後の方のリプレイ動画で彼の活躍を紹介しています。イベントでは手札から飛び出てくるカードが少ないため、相手の意表を突くことができるでしょう。相手に常にチェーン確認をちらつかせられるのもポイント。
暗黒騎士ガイアオリジン
デッキに入れてはいましたが、効果は使わなかったので読んでください(投げやり)。
暗黒騎士ガイアロード
特殊召喚効果を持つガイア。《呪われし竜-カース・オブ・ドラゴン》のアドバンス召喚に繋げられるため、悪くありません。でもそれだけなんですよね・・。もっと役割を与えることができる気もします。
リプレイ集
このイベントではかなり強いと思われる《鎧皇竜-サイバー・ダーク・エンド・ドラゴン》を打点で突破できる点は優秀でしたね。アクセスに負けるとか言わない。
第1の僕ブラマジにもいちおう勝てました。手札さえそろえば・・!
ちなみに、0:30からの展開で《超魔導師-ブラック・マジシャンズ》に守備変更効果を使っていないのは使えないからです。《天翔の竜騎士ガイア》の効果は攻撃宣言時に発動する効果ですが、wikiによれば、バトルステップの巻き戻しが起きるとき、攻撃宣言はすでに終わっているため、発動できないそうです。速攻魔法を駆使するブラマジ使いならではのプレイングが見れた興味深い場面でした。
《暗黒騎士ガイアソルジャー》のナイスセーブ。
最後に
エクシーズフェスも始まりますが、レジェンドアンソロジーは引き続き開催されています。原作、原作アニメ、遊戯に思い入れのある方は、ブラマジだけでなくこちらもぜひ作ってみてください。それでは。
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