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今やろうとしてたのに

ちょうど忘れた頃に『5S活動』をもっと徹底するようにと言われます。

この活動は、作業効率の改善や安全性の確保のために、自分の身の回りをきれいにしておきましょう、と意識付ける活動のことです。

  1. 整理

  2. 整頓

  3. 清掃

  4. 清潔

この5つの項目の頭文字のアルファベットを取って、5S活動をスローガンとしています。ここだけの話、押し付けられている感じがして、あまり好きではありませんね。

特に躾なんて言葉は、目にするだけでも拒否反応。なんだか子ども扱いされている感じがしてゾワっとしまいます。

この活動の「躾」には「5Sの項目を徹底するための組織内の規則や習慣を定着させること」と定義されています。

要するに「忘れないようにしましょうね」という意味合いだと思うのですが、他の4つと比べてやはり違和感が拭えません。

どこかの作品で出てきた台詞を思い出します。

「あんたがやることはたったの二つ。一つ目は俺が言ったことを実行すること。二つ目は、一つ目の内容を忘れないことだ」

結局、一個じゃんとユーモアあふれる言い回しで、印象的です。

躾という漢字の成り立ちは、中国に由来したものではなく、日本で生み出された言葉だそうです。

美しさを身につける。

そのようなメッセージが受け取れます。動作に慣れる「仕付ける」や、裁縫の「仕付ける」から派生して、今のような漢字になった説が有力でしょうか。

どうやらわたしは、漢字の持つ意味よりも、漢字に付いてくるその他のニュアンスが気に入らないみたいです。

また『5S活動』について言われたら、次は言い返してみようと思います。

「いい加減、しつけえ」ってね。やっぱり子どもなのかもしれません。


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