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あの「大切な3つの袋」にポリ袋は入りますか
人生において、大切な3つの袋があります。
1つ目は「堪忍袋」。
怒ってばかりいては幸せが逃げていきます。
2つ目は「給料袋」。
お金、大事ですよね。
3つ目は「お袋」。
育ててくれたお母様に感謝を伝えましょう。
結婚式のスピーチでもお馴染みの「大切な3つの袋」ですが、むかしから使われているだけあって、他にもバリエーションが存在します。
そのなかに「ポリ袋」は、入るでしょうか。
レジ袋が有料化された2020年7月。
そのときに時代は変わりました。
ゴミ箱にかぶせておくために、カバンに忍ばせておくもしものとき用に、お店でわざわざ「ポリ袋」を買うようになりました。
環境のためとはいえ「ポリ袋」のない生活にはなかなか適応できず、今では環境にやさしい「ポリ袋」に甘えさせていただいています。
わたしたちの生活と深い関わりがあるそんな「ポリ袋」ですが、スピーチの常套句になるためには、まだまだ道のりは長く、まずは負のイメージを払拭しなければなりません。
海洋プラスチックゴミの代表格として矢面に立っている現状です。一番の悪者は廃棄する側なのに、廃棄される側にフォーカスされ問題視されています。
「ポリ袋」にとっては濡れ衣なのですが、当の「ポリ袋」はまったく文句を言いません。そんな濡れ衣だってやさしく包み込んでいます。耐水性があって濡れ衣とは相性が良いのです。
そもそも「袋で包む」という行為は「大切なものを守る」ということでもあります。スピーチとしてのポテンシャルを秘めています。
「堪忍袋」も包んでしまえばその緒は切れにくくなりますし、「給料袋」は包んでおかないと急な雨で濡れてしまいます。
「お袋」なんて「ポリ袋」依存症のようなところがあり(個人による感想です)、冬眠を前にしたリスのように、せっせと袋を溜め込む傾向にあります。
そうです。「ポリ袋」様を信じましょう。
頼まれた結婚式のスピーチで、『包容力の高さ』を訴求してみるのはどうでしょうか。他とは違うメッセージ性で一目置かれるかもしれません。
でも決して、トリである3番目にしてはしてはいけませんよ。3番目は最も印象に残る場所。深掘りされたらうっかりボロが出るかも知れません。
「ポリ袋」には「使い捨て」のイメージもあるのです。それはもうお手上げです。できるだけバレないように隠しておきましょう。
仲が良い相手でも言葉選びは慎重に。さらっと水には流れません。だって「ポリ袋」ですからね。
持ち手のあるタイプは何かと便利で、重宝しています。メモ用に残しておきます。半透明のもので、小分けになっていて取り出しやすいです。