【創作BL小説】イケナイ隣人
※あらすじ。番にないがしろにされ辛い日々を送るオメガの主人公くん。ある日美形で優しい隣人とお近づきになり家に行って…?
#NTR #オメガバース#R18
このマンションには一際綺麗なひとがいる。
アルビノっぽさのある真っ白な肌に銀髪みたいな髪。きりっとした白いワイシャツに細身の青いジーンズという格好。
その透明感のある感じに、僕はある種の癒しを感じ取っていた。
このマンションに引っ越してきてまだ日の浅い僕だけど、そんな彼が廊下を歩くのを何度か見かけたことがあった。
そして今日も。自室に帰ろうとして、向こうから廊下を歩いてくる彼が目に留まり、つい見てしまった。目が合った。ドキッとしてしまった。
ぺこ、とこっちに気づいて頭を下げてくれたその人。
僕も会釈返さなきゃ、と思った矢先。
「…何してんだよ、愛想振り撒いて」
機嫌の悪い僕の番が、僕を部屋に乱暴に引っ張り込んだ。こんなのいつものことなんだけど。
最後一瞬目に入った銀髪の彼は、少し目を丸くしていた。
どうしてか、こんなところあの彼には見られたくなかったと思った。
「あ、やだ、やめて、ん」
「他の男に色目使ってんじゃねーよ、テメエ!」
「ひっ…ん!」
僕の番・謙二は嫉妬深い。ちょっとしたことでこうやって怒って、ぶったり蹴ったり荒く抱いたり、僕を痛めつける。
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5,114字
創作BL小説の短編集です。
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