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軽井沢にある極上湯の温泉宿に2泊して、雪の小浅間山に登った話

往復2時間で絶景登山を楽しめる山に、バス利用で積雪期に登ってきた

1年前、2024年の2月に「ひとりで登山している雪山初心者はどこに登ればいいのか」という記事を公開した。

冬も山に登りたい。高尾山のように雪が積もることの少ない低山に登るという手もあるが、できれば雪のついた山に登りたい。しかし、一緒に山に登る相手はおらず無雪期はいつもひとりで登っている。雪山にひとりで行っても大丈夫だろうか?どんな山に行けば危険が少ないのだろう?

私自身が雪山登山を始めたころに抱いていた疑問について、これまでの私の経験を元に書いた記事である。まあ正直な話、雪山に登るには装備もいろいろと必要だし、天候急変の際は無雪期以上に危険だし、雪崩の可能性もあるし、そこまで興味がなかったら無理にしなくてもいいんじゃない?とは思うのだけれど、興味のある方には参考にしていただければと思う。

実は昨年、この記事を公開した直後にこれまで積雪期には登ったことのなかった山に登頂してきた。

以前秋に登って、登山口まで1年中バスでアクセス可能だし、コースタイムも短く無理なく日帰り登山できるのに眺望はなかなかのものだし、温泉宿への宿泊と絡めやすい立地だし……ということでかなり気に入り、次は冬に登ってみたいと思っていた小浅間山である。

秋には草津温泉の食事がおいしい温泉付きペンションへの宿泊後に登ったが、冬は2月の3連休に軽井沢エリアにある温泉宿に2泊して、中日に登山を楽しんだ。これがなかなか良い旅だったなあと1年経った今でも印象に残っているので、モデルプランとして宿泊レポートと共にご紹介したい。

軽井沢の温泉宿と言えば星野リゾートの「星のや軽井沢」が有名で、むしろそれ以外に温泉宿あったの?と思われる方も多いかもしれない。しかし、あるのだ。軽井沢駅からバスで20分ほど行った場所に、かけ流しの温泉を夜通し楽しめて2食付き2万円以下で1人で泊まれる、明治9年創業の歴史ある宿が。しかも部屋の風呂にも温泉が配湯されているのだからすばらしい。

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