離島暮らしの決断がもたらした変化
ここ何日か、屋久島はとても風の強い日が続いています。
どれくらい強いかと言うと、風速13kmとか。関西だったら警報でるんじゃない?っていうくらい。今では慣れましたが、最初はとても怖かったです。
今日もそんな強風の中、ワンコと海沿いをビーチまで散歩してきました。この山と海に挟まれた道を歩いていると、ひらめき的にいろんなことが湧いてきます。感情だったり、やってみたいことだったり、抱えていたモヤっとしたものが言葉になったり。
今日は原生林から流れでて、海へ続く透明な川を眺めている時に、“これだけですでに十分 ” という感覚になりました。今まではいろいろな物を欲しがりすぎていたなぁ、、、。と。
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屋久島で暮らしはじめる時から、テレビを生活からなくしました。(たまに心配されるのですが、島にも電気は通ってます!)
私は、子どもが生まれてからテレビを見る時間はなくなりましたが(優先順位が低かったので)、子どもたちはそれなりに見ていたので、どうなるかな?と思っていけれど、びっくりするくらい、なんてことなく。
パソコンを購入してからは、家族で、たまに映画、週に2つのアニメを楽しみにして見ています。(Wifiのギガが限られているので、見るものを話し合って厳選!)それで十分満たされています。
家族のうちの誰かがつけたテレビから流れてくるニュースに、不安や恐怖心を掻き立てられることもない。CMを見てお腹が空いた気がしてくることもない。笑
そして最近では携帯の通知も全部オフにしたので、自分のタイミングで確認するようになりました。
外から入ってくる情報が少なくなって、私はとても楽になったと感じています。今までは、私自身が望むタイミングでない時に入ってくる様々なものに、感情も行動も振り回されていたんでしょうね。
必要だと思い込んでいた情報は、わたしにとってはなくても大丈夫なものばかりでした。あるときにはなくなってしまうことに不安を感じていたけれど。
子供たちを観察していると、テレビがなくなって、「あれを観なきゃ!」っていうのがなくなり、時間に余裕が生まれ、自然と家族での会話も増えたように思えます。
離島留学という、今までとは全く異なる環境の変化のタイミングのおかげで、必要なものを見直すことができました。
当たり前にある日常のちいさな一つ一つを、もう一度丁寧に選びとることから、私という軸ができていくのでしょうね。
川の水面にうつる山々の緑を眺めながら、そんなことを思いました。
読んでくださりありがとうございました。
屋久島より mico