見出し画像

スズキ エブリイDA17Vに社外アンテナを取り付けて電界強度を測定してみた

前の記事で書いた、我が家のスズキ エブリイDA17Vに社外ラジオアンテナを取り付けたので、超小型お手軽スペアナtiny SAで電界強度を測定してみた。

対象局: JOGV-FM BAYFM78
測定周波数: 78.0MHz
受信場所: 送信所(千葉県船橋市三山)から直線で約15km 海抜4m
JOGV-FMの送信諸元については公式サイトをご確認いただきたい。

受信環境

以下の2パターンにて実施

1) アンテナとカーナビを直接接続
2) アンテナとカーナビの間にRFアンプモジュールを接続


アンテナ取り付け状態

測定設定

中心周波数: 78.0MHz
SPAN: 2.5MHz
RBW: AUTO(18kHz)
Peakserch


受信結果

1) の受信状態


RFアンプなし受信状態

-65dBm程度
カーナビのアンテナレベル表示はバー2本


2)の受信状態


RFアンプあり受信状態

-45dBm程度(20dB向上)
カーナビのアンテナレベル表示はバー3本


参考

対象局: JODV-FM エフエムナックファイブ
測定周波数: 79.5MHz
受信場所: 送信所(埼玉県比企郡ときがわ町飯盛峠)から直線で約100km
JODV-FMの送信諸元については公式サイトをご確認いただきたい。 


参考 79.5MHz RFアンプなし受信状態

-106dBm程度
カーナビのアンテナレベル表示はバー1本


参考 79.5MHz RFアンプあり受信状態

-95dBm程度
カーナビのアンテナレベル表示はバー1本 ノイズ混じり


効果検証

・FMラジオについては一定の効果が見られた
・中波放送については、RFアンプを挿入することにより全体域にノイズが発生してしまい、受信が不可能となった

総合判断

・FMラジオについては一定の効果が見られたものの、入力レベルが全体的に低いため、アンプの効果は限定的であった。一方、中波放送の帯域について受信が不能となったことから、防災上の観点からNHK第一が受信できないことを鑑み、RFアンプ無しで運用することとした。

結論

・入力レベルを向上させるためには、アンテナの全長を伸ばす、高性能なRFアンプを入手する、などの必要があると感じた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?