肩書きについて
月兎耳アキです。
これはじぶんのための備忘録。
肩書きを「さつえいがかり」にした背景を簡単にまとめておきます。
カメラマン?フォトグラファー?
自身の名前をなににするか?
それについてはこちらにまとめたとおり。
次に大事なのは肩書をどうするか。
〇〇の月兎耳アキです!
〇〇にしっくり来るいい肩書がほしい。
写真を趣味に、そして多少なりとも生業にしたいという気持ちがある以上、それに関連した名前を連れてくればいい。
ふつうに考えればカメラマンだろうか。依頼されてではなく自分の作品を追い続ける人なら写真家と名乗る人もいるよね。フォトグラファーという言い回しもある。写真家を英訳したもの、またはその逆、ではあるんだけど。フォトグラファー=写真家かというと、ちょっとニュアンスが違う気がするんだよね。写真家がストイックの極みなら、フォトグラファーはそこまで行っていないというか、やや商業カメラマン寄り。そんな印象を持っている。
私のちいさな観測範囲ではあるのだけど、フォトグラファーには「◯◯フォトグラファー」と対象物を絞ったネーミングをしている人がけっこういるイメージ。
カピバラフォトグラファー
うさぎフォトグラファー
ねこグラファー
みたいな感じで。
書いてて気づいたのだけど「いきもの」系に多い気がする。
自然(ネイチャーフォト)を題材にしている人は、写真家を名乗っている人が多いような。なんとなくだけど。
さてさて本題に戻って
カメラマン
フォトグラファー
写真家
ここに3つの肩書があるじゃろ。
すきなものを選ぶのじゃ!
どれでもいいような。どれもしっくりこないような。
いきもの好きとしては「◯◯フォトグラファー」を狙うのもいいか?
ただ雑な考察を活かすならば、フォトグラファーを採用するなら、被写体を絞り込むことが重要に思える。被写体を絞るつもりはないし、〇〇を付けない「無印フォトグラファー」には意識高いイメージ(偏見)がある。私にはそれを名乗る勇気が、ない。
振り出しに戻ってしまった。
活動名にユニークさ(ほかと被らない一意性)を求めて決めたように、肩書にも同じ発想をしてもいいのでは?
それがいいかもしれない。名前だけ奇をてらってもしょうがない。それはそう。ただ、人の印象に残したり、SEO的な観点で見ても、ユニークな名前をつけることに一定の価値はあるように思う。
さつえいがかり
熟考するほどでもなく、スッとでてきた名前があった。
さつえいがかり
しっくりきた。音を聞けば意味はわかるし、文字としてみれば由来がなにかわかるだろう。この7文字を使っている人は、たぶんいない(2025年1月5日時点)
これでいい。これがいい。これにしよう。
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取材でライターと共に出向くことがある。先方と会ったときに「カメラマンの◯◯です」と紹介される。私は会釈しつつそれを復唱する。取材が終わっって、多くはライターが先方とやりとりするが、私も時々メールを送ることがある。そうしたときの名乗りは「◯◯(メディア名)撮影担当の△△です」だ。どちらの呼称にも「なんか違うな〜」と感じていた。
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好きなアーティストを挙げるなら「いきものがかり」がまずでてくる。デビュー当時(路上時代は知らなかったけど)からいままでずっとファンだ。
いきものがかりに強く興味をもったきっかけがあった。
高校卒業後、大学へ行くだけのお金がなかったので就職するよりほかなかった。そもそも家庭環境がよくなかったこともあり家出同然で上京したのだった。働く場所は決めた。しかし住む場所がなかった。当時若かった。どうにかなると思っていたがどうにもならなかった。不動産屋は未成年に親権者の許可なく家など貸してくれない…そんなことすらわかっていなかったのだ。
ありがたいことに、人に恵まれ(と美化しすぎるのはよくないとは思っている。かなりの迷惑をかけたのだろうから)当面の間住んでもいいよという人がいた。生田だ。
しばらくしてそこを離れることになった。まだ家を借りられていない。助けてくれる人がいた。伊勢原だった。そこでもたいへんお世話になった。ただまた出る必要がでた。3人目が現れた。喜多見だ。しかしそれも長くは続かない。当てが途絶え、かといって意味なく遠くへ行く勇気もないから、喜多見駅周辺にベンチを見つけては夜を明かすという生活を続けていた。
状況を聞いた職場の先輩(厳密には年が上なだけで同時期に現場にはいったので同僚と呼ぶべきなのか)が、笑いと同情と憐れみの表情を浮かべて、しょうがないなと迎え入れてくれた。馴染みの路線から離れて横浜方面だった。乗換駅の横浜駅はあまりにも都会で刺激的だった。レオパレスを借りられた8月まで、生命をつないでくれた先輩には感謝しかない。
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自分語りが長くなってしまった。
いずれ整理して短くしよう。
とはいえ何事も書き出しておかないとね。
圧縮はあとでもできる。
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最後の横浜方面を除けば
生田
伊勢原
喜多見
これらすべて小田急線。
各駅、準急、急行の圧倒的な差を見せつける乗車時間。
時間を取るか、乗車率を取るか。新宿駅で発車メロディーが聴こえて時に駆け足になるも満杯に近かったときに求められる究極の選択。あれほど濃い4ヶ月間は忘れられない思い出として胸に刻まれている。
自活できるようになって仕事も楽しくなってきた頃。
朝出かける前に、天気予報と占いのために付けておいためざましテレビから、朝聴くのにはやや侘しさを覚えるメロディーが流れてきた。
いきものがかりのSAKURA、だった。
私は歌詞よりメロディー重視派(メロディーが気に入って聴き込んできてようやく歌詞を意識する)なのだけど、その日の朝聴こえてきた楽曲の歌詞には意識が引き寄せられた。
小田急線の色がつよく乗っていたからだ。
儚さの代表格ともいえる桜、切なさをまとったメロディー、小田急線を歌う彼女たちの紡いだ歌詞。それらすべてが、私の大変だった瞬間に重なって感じられ、いきものがかりは私の特別になったのだった。
いきもの好きとしては、いきものがかりの由来を知ったときに、ますますいいなと思ったものだよ。
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写真に関する肩書でなんかいいのないかな〜
に対する答えは、ここにあった!
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さつえいがかり
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さつえいがかりの月兎耳アキです!
いいと思う
自分語り、肩書きに関するお話でした。