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そうだ!おとな旅しよう 三峰神社編②

【旅の目的を達成していく】

目的その1  奥宮を目指す!

 宿でいただいた地図や、ガイドマップなどを見ると
奥宮までは、約2.5㎞、徒歩1時間とも1時間半とも書かれています。
 実際わたしは、ちょこちょこ休みながらゆっくりと登ったので、
約2時間かかっていました。(ゆっくり過ぎました 笑)
 スタートは、らくらく散歩道のようなのですが、
本格的な山道の入口に、
”登山届”を出すポストと、
心優しいかたが置いていった
”クマ避けの鈴”があり
 「ここからは、異世界ですよ」
 と言われているようで、グッと緊張感も増してきます。
 念のため、鈴を1つお借りすることにしました。 

 

いざ!奥宮へ

 曇っていたことと、ほどよく涼しい風も吹いて
あまり暑く感じなかったのは、物凄く助かりました。
 もし、この木々の間にハンモックがあったら、
一瞬で熟睡できそうなくらいですから、街中と比べると、
お山の上はこんなにも心地よい場所なのですね。
 自然に包まれると、様々なメリットが見えてきます。
 【写真】
 そして、最後の難所、鎖地帯(と勝手に名づけました)を超えると、
いよいよ奥宮に到着です。
  

頂上では、どこからともなく黒い蝶がひらひらと飛んで来て、まるで
「ようこそ 良く登って来たね!」と言ってくれているようでした。
 
 山道を歩いている時には、あまり気付かなかったのですが、
翌日「遥拝殿」(奥宮まで行かれない時に拝む場所)から、
奥宮(妙法ヶ岳)を見ると
「よく、あんなに高いところまで登ったな」
と、我ながら感心してしまいます。


 不思議なことに、近所の坂道や階段を登るのは、
息切れがして物凄くしんどく感じるのですが、
神様のお山を登る時は、しんどい感じがあまりしない。 
 疲れ方が全く違うのですね。 
 そしてこの 「疲れ」 は、このあと「神の湯」で、しっかりと癒され回復します。

目的その2 食事とお楽しみ


パワーフード 人気NO1  【しいたけ丼】

 奥宮から本殿に帰って来ると、14:00を廻ってしまい
狙っていた「いも田楽」は、見事に売り切れていました。
 いも田楽を楽しみにされているかたは、早目に召し上がると良いかと思います。
 無事に奥宮から帰ってきたことを、拝殿でご報告してから、
迷った末に、この日の昼食をとることにしました。
 せっかくですから、
土地のエネルギーをいただけるようなものが食べたい! と,
探したところ「しいたけ丼」 なるものを発見。

粉さんしょうがアクセント

 「きのこ=気の子」と語呂合わせをして、巨大な干しシイタケのフライを乗せたどんぶりです。
 おススメの通りに粉さんしょうをかけて食べると、揚げものなのにスッキリとした感じになりました。

私の手のひらくらいです。

 展示されていた、「巨大干ししいたけ」の写真を撮っていると、厨房から調理のかたが出てきて、とびきり嬉しそうに説明をしてくださいました。
 雑誌で「パワフルフード」と紹介されてから、人気メニューになったとのことでした。(雑誌も見せていただきました)
 三峰神社は、「気守り」が有名ですし、やはり”気”に秘密があるようですね。


石清水コーヒー

 前回は、ちょうどダイエットメニューが終了したタイミングで
世の中に”こんなにおいしいモノがあるなんて!”と感動したのが
「石清水の水だしコーヒー」でした。
 小教院(三峰神社のカフェ)で、久しぶりにいただきました。
 

 「やっぱり美味しい」
 山道を歩いた後の、一杯は格別です。
  そして旅の目的も、着々と実現していきます。

最大の目的 神の湯 で至福の時
 美味しいものをじっくりと堪能した後、チェックインしてすぐに
この旅最大の目的「神の湯」で汗を流しに行きました。
 お風呂場自体は、特に”景色が良い”とか”神々しい”などという趣向はなくて、むしろ地味な、本当に何の変哲もない浴室なのですが、
他の温泉とは明らかに違うエネルギーを感じるのですね。
 奥宮まで登ってきた疲れが、ス~っと取れてきて、身体が軽くなる感じがしました。
 合計3回お風呂に入りましたが、のぼせることもなく、入るたびにスッキリしていくお風呂は、今までこの「神の湯」だけ(個人的感想です)、
凄くいいお湯なので、おススメです。
 数年前に来た時には、「日帰り入浴」が出来たのですが、現在はコロナの影響で宿泊者しか入れなくなってしまい、どうしても入りたかったので
宿泊することにしました。

熊に気を付けて!


 宿泊者の特典は、
 ①何といっても、早朝に三峰神社のお参りが出来ること
 ②朝一のご祈祷が受けられること
 ③神の湯に入れること
 
 朝の神社の空気は、何とも言えない清々しさがあるので
普段から、なるべく午前中に神社をお参りするよう
にしていますが、物凄く早く起きなくても、
靴を履いたらすぐにお参りが出来る環境にいるのは、
非常に有り難いものです。
 朝の散歩に出かける時、フロントのかたに「熊に気を付けて下さいね」と声をかけられビビりました。
「境内に出たことは無いですけどね」と付け加えていましたが、
 もう ビックリさせないで下さいよ~~ と思いながら、散歩に出発。
 拝殿にお参りをして、ぐるりと一回りしてみましたが、やはり熊の姿は見当たりませんでした。

奇跡的に誰もいない拝殿を撮影出来ました。

 熊に喰われず、無事に戻るとご祈祷の時間になりました。
 ロビーで集合してから、みんなで拝殿に向かいます。
 途中、本来でしたら手水で清めるのですが、コロナの影響で
 「祓い給え 清め給え」と唱えるだけでした。
 朝一のご祈祷は、清々しい空気の中粛々と行われるので、
背筋が伸びて気持ちが引き締まります。
 緊張していたせいか、最初の太鼓の音で、
心臓が飛び出るくらいビックリしました。
 毎月1のつく日は、通常のご祈祷に加えて、
皇居に向かってご祈祷をする おつとめ があるそうなのですが、
ちょうど1のつく日(11日です)に当たっていたので、
君が代を歌って一緒に礼拝をしました。
 
まとめ)
 今回は、日常を離れるために思いついたことだったのですが、フタをあければ想像を超えた「非日常」を体験する旅になりました。
 じつは真の目的である「ご眷属拝借」をしているので、非日常は 現在進行形 であり、来年も行くことになったのですが、そちらのお話は、機会がありましたらですね。
 三峰神社は、時間を贅沢に使える「おとな空間」であり、
 【ちょっと足を伸ばして行ってみたら、レアなご褒美が待っていた】
 最強のパワースポットなのでした。


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