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精霊の生み出すネバーランドは、ロマン溢れる感動体験のフロンティア【FS考察③】
こんにちは、月兎です🌙🐇
連日やかましくてすみません🙇
ディズニーシー23周年を記念して、ファンタジースプリングス祭りを絶賛開催中!
今日は、「ピーターパンのネバーランド」エリアの2つのアトラクションについて語ります。
※今回もアトラクション本編の写真は使わないものの、ストーリーについてはがっつり触れていきますので、ネタバレにはご注意ください。
2つのアトラクションのうち、特に「ピーターパンのネバーランドアドベンチャー」については一つの記事としてもいいくらいのボリュームがあるアトラクションですが、なんにせよまだわかってない部分が多く...
たぶんまだまだこのアトラクションの魅力は発掘できると思うので、そこまでの情報量にはならないことをお許しください🙏
まぁ、バックグラウンドストーリーうんぬんの前に、ライドとしての完成度が高すぎるので、つべこべ言わなくてもすごいアトラクションです(思考放棄)
そしてビジーバギーについてなのですが、このアトラクションの感想をSNSにあげた全人類に物申したいことがあります。
「子ども向け」で片付けすぎだあぁぁぁぁ!!!!\\\٩(๑`^´๑)۶////
......はい、失礼しました
要は、結構いいアトラクションだぞってことです(だから語彙力)
それでは本編まいりましょう!
手作りボートに乗ってジョンを救う旅へ
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まずはピーターパンのネバーランドアドベンチャーから。
泉の精霊が作り出した"なんちゃってネバーランド"で、我々ゲストは住民から急にロストキッズ認定されます(トゲのある言い方やめなさい)
※なんちゃってネバーランドってどういうこと?という方はこちらの記事をご覧ください↓
ネバーランドの海岸にある入江の洞窟から、ロストキッズの隠れ家に招待してもらえます。
洞窟を抜けると森になっており、寝床や遊び場などを散策。
あたりは暗く、ここに住むロストキッズのはしゃぎ声も聞こえないため、ぐっすり寝ている夜遅い時間だと考えられます。
うっすら橙色の空が見れるので、もしかしたら夜明けぐらいの時間帯なのかも?
その後、ロストキッズの隠れ家である「首吊り人の木」の中へ。
案の定、ロストキッズたちが熟睡している姿が確認できます。
そこへなにやら慌てた様子のティンカーベルが現れ、続けてやってきたピーターパンとの会話によって、ロンドンから来ているダーリング家の長男ジョンが、フック船長に誘拐されていることが発覚。
我々即席ロストキッズも巻き込んで、ジョン救出作戦が始まります。
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隠れ家の奥側に案内され、その先にある小さなボートハウス(あれ、またボートハウス?ランタンフェスティバル回を参照)から船に乗り出航。
ロストキッズたちの「あとにつづ」いて、ピーターパンの指示でティンクが妖精の粉を船に振りかけることで、船ごと宙に舞います。
その後ウェンディ、マイケルと合流し、フック船長たちと「いざ、戦いへ!」
案の定難なく勝利し、無事ジョンを救い出したあと、ダーリング家一行をロンドンまで送り届けることに。
ユーキャンフライしたあとは、またネバーランドまで戻ってきます。
川に着水し、船としてのアイデンティティを取り戻したら、最後はピーターパンから彼らしい一言が放たれボートハウスに帰還。
...というのがこのアトラクションの流れです。
シーンシーンがはっきりしていて所要時間も長いので、説明に時間がかかりすみません💦
では、今の流れの中で、ディズニーシーらしさともいえる"想定外の出来事"とはどこを指すのでしょうか?
一緒に考えていきましょう!
※以前の記事を踏まえた内容となります。
ロストキッズにとっても、空を飛ぶことは特別である
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「なにか起こったらすぐ知らせてくださいね〜」と送り出してくれました
このアトラクションではプレショーでジョンが誘拐されたことを知らされ、これこそが"想定外"と思う方もいるかもしれません。
しかし、これはあまり重要な情報ではないと私は考えています。
というのも、"想定外の出来事"の意味するところは、「キャストが想定している旅とは違う体験」のことを指すからです。
隠れ家でのピーターパンの会話を、住民であるキャストさんも一緒に見ており、ボートハウス(乗り場)では「ジョンをよろしくね〜」とゲストを送り出してくれます。
要は、ジョンを助けることを目的として出発するので、これは"想定内である"という判断です。
(※あと、フック船長とのいざこざは彼らにとっては日常茶飯事です。フック船長は「必要悪」として存在しているキャラクターだという話もあるのですが、めちゃくちゃ長くなるので割愛します)
では、どこがこのアトラクションの"想定外"=ハイライトなのかと言うと、「空を飛んでいる間」だと私は結論づけています。
そもそも川にボートを浮かべて出発している以上、空を飛ぶことなんて想定していないんです。
ロストキッズたちが乗っている小さな船にティンカーベルが妖精の粉をかけるシーンでも、ロストキッズたちは結構驚いたような反応を示しています。
なので、おそらく彼らにとっても空を飛ぶことは日常的でないのかなと。ピーターパンだけは当たり前っぽいですけどね。
「ユーキャンフライ」の歌詞にもある通り、楽しいことを考えながら妖精の粉を浴びると空を飛ぶことができます。
ゲストのイマジネーションによって思いがけない旅をする...ディズニーシーの公式に、最も当てはめやすいアトラクションだなぁなんて思いながらいつもぼんやり乗っている月兎です(ちゃんと参加しろ)
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図を作成したあとに知った情報なのですが、キャストさんは正確にはロストキッズの「番人」とのこと。ただネバーランドの住民であることには変わりありません
また、フック船長との戦いが終わった後、ピーターパンとダーリング家3人と一緒にロンドンまで行き、すぐにネバーランドへとんぼ返りします。
(ここは時間の流れがデフォルメされてるかなと思います。実際は片道2時間ちょっとみたいな話を聞いたことがありますし、ロンドンは夜空でネバーランドは明るくて、といったようにとても空が忙しないです)
この往復も(ファンサービス的な側面が強いですが)"ハイライト"と捉えて差し支えないでしょう。
キャストさんたちはまさか空を飛んでフック船長と戦ったなんて、ロンドンまで行ってきたなんて思ってもいないはずです。
ネバーランドに戻ってきて川に着水する瞬間が、このアトラクションの動きの中で一番衝撃が強いのですが、
これはまさに「空を飛んでいた時間」が異質であり、その予定外の時間が終了したことを示しているのだと解釈しています。
ちなみに、空を飛ぶはずないのに空を飛んでしまうアトラクション、ディズニーシーにあともう一つ思い当たりますよね?
カメリア・ファルコさんに「妖精の粉で空を飛んだよ!」と伝えたら、一体彼女は信じてくれるでしょうか?
この2つのアトラクションには、そこはかとない繋がりを感じざるをえません。
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最後に一つだけ。
隠れ家に案内される前、森の中(待ち列)で待っている間、草の茂みの中にティンカーベルが現れることがあります。
これをただのファンサービスと捉えるのが普通の人だと思いますが、こういう変態深読み野郎からすると、「ジョンが拐われたことをゲストに伝えようとしている」としか思えないのです。
真夜中でロストキッズたちが寝ているけど、急いで伝えなきゃいけないから、我々のような妖精の言葉が通じない即席ロストキッズに言うしかなかった...(※妖精の言葉についてはこの後ビジーバギーのターンで詳しく触れますね)
そして、そんなことが起きているなんて全く知らないキャストさんによってストーリーが進行する。
まさに"ディズニーシーらしいアトラクション"だと思いませんか...!?
ぜひ、今度乗るとき意識してみてくださいね。
まさかの"トイマニ型"。妖精の言葉を理解し、ピクシーホロウの仕事を体験できる
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お次はフェアリーティンカーベルのビジーバギー。
子ども向けと一蹴されてしまいがちなこちらのアトラクション。
ディズニーシー版ピノキオの冒険旅行とかよく言われてますが、全然違うので一回黙ってください(急に口悪っ)
このアトラクションは、ティンカーベルなどの妖精たちが住んでいるピクシーホロウに入って、それぞれの季節に色んな物資を配達するお手伝いをする、という独特なストーリーを持っています。
ちなみに、映画「ティンカーベル」シリーズを見ていないと理解しづらい概念かと思いますが、この世界線では妖精たちの手によって季節が移り変わります。ピクシーホロウには常時春夏秋冬の4つのエリアがあって、それぞれに妖精が住み、季節を移り変えるためせっせと働いているんですね。ここ数年夏の妖精たちがんばりすぎじゃないですかね
そんな各季節に、便利な道具や機械を届ける妖精界のインフラ担当こそ、ティンカーベルをはじめとした「ものづくりの妖精」たち。
彼らと一緒に働いているチーズというネズミがおり、4つの季節にいつも物資を届けてくれているのですが、そんなチーズがお休みということで、配達のドライバーを我々に頼んできた...というのが事の経緯になります。
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ピクシーホロウはおろか、ネバーランドに来ているというだけで驚いている無知な人間たちに、ドライバーをお願いしようと思った動機はわかりませんが、
とにかく困っているようなので手伝ってあげましょう()
アトラクションの概要はこれくらいにして。
このアトラクションにも、ディズニーシーの公式である「冒険とイマジネーション」の要素が入っています。
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"想定外の出来事"が起こるタイミングは、なんと入口のアーチをくぐったとき。
ネバーランドにいるときはあくまで等身大?の人間(身体的な変化は起こっていない)だったにも関わらず、ティンカーベルのおうちがあるアーチをくぐると、妖精と同じサイズになります。
※たぶん妖精になったわけではありません。乗り場でキャストさんに「ドライバーの皆さん」と呼ばれるので、あくまで人間だけど妖精と同じ高さになったのだと思います(異論は認める)
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あと注意して欲しいのが「言葉」。
先ほどネバーランドアドベンチャーでも軽く触れました。
映画を見たことがある人ならご存知かと思いますが、妖精の言葉は通常人間には理解できないんです。
ネバーランドにずっといる人は例外のようですが(ピーターパン、ロストキッズたち、フック船長など)、妖精の言葉は鈴のような音として聴こえます。
映画ティンカーベルシリーズの3作目である「ティンカーベルと妖精の家」においても、ティンカーベルと人間の少女リジーが心を通わせる物語となっていますが、リジーはティンクの言葉を理解できないため、ティンクの身振り手振りでなんとかコミュニケーションをとっていますね。
アトラクションの話に戻ります。
入口のアーチに小さい小屋がありますが、これがティンカーベルの家です。
看板やその周りをピクシーダストを振り撒きながらティンクが飛ぶ様子を確認することができます。
そのときにリンリンと聴こえる鈴の音こそ、ティンカーベルのしゃべっている声なのです。
すなわち、アーチをくぐる前は、ゲストは通常の人間の状態であることがわかります。
ところが、アーチをくぐり身体のサイズが小さくなると、乗車前のアナウンスやキャストさんの言葉、そしてティンカーベルの言葉を聴くことができます。
ちなみに乗車前アナウンスは、映画に出てくる主要キャラの誰かだと思われます(間違ってたらごめんなさい)
日本語のアナウンスは誰だかわからないのですが、英語版のアナウンスはおそらくテレンス(ティンクのボーイフレンド説がある粉の番人)の声です。
このように、言葉に着目することでも我々ゲストに変化が起きていることがわかります。
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なお、乗車後以降は特に大きな"想定外イベント"は起こりません。
シリーズ4作目の「ティンカーベルと輝く羽の秘密」を見ると、冬の季節にも自由に出入りできるようになることに感動を覚えますが、おそらくこのアトラクションの時系列は全6シリーズ終了後の世界なので、冬の妖精とも当たり前のように交流できるようになっている頃合いかと思います。
あと最後にチーズに会えますが、休みもらえてよかったねでおしまいです(言い方)
出口を出ると当然通常サイズの人間に戻りますが、入口のアーチのように「明確にここで変わります」みたいなポイントは未だに見つけられてません。
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...というわけで、このアトラクションは乗り物に乗っている間ではなく、入場した瞬間に"想定外の出来事"が起こります。
これは↓の記事で触れたトイストーリー・マニア!と同じパターンで、ディズニーシーの中でも少数派です。
子ども向けと侮るなかれ!今度は、"並んだ段階からハイライトである"ことを意識しながら乗ってみてはいかがでしょうか?
今回も長いじゃないですか!!笑笑
いつもほんとすみません🙏
ランタンフェスティバルのときほど細かいプロップスの説明はないのでそこまで重くならないかと思いましたが、やはり2つのアトラクションを解説しようと思うと長くなりますね...
あと、両者ともまじでいいアトラクションなので熱が入ってしまいました、こればっかりはしょうがないね()
最後まで読んでくれた皆さま、本当にありがとうございました😭
明日、ラスト「アナとエルサのフローズンジャーニー」です!!
ファンタジースプリングスの大本命アトラクション、ぜひお楽しみに🎉
それでは、またのご来航お待ちしております⛵️
よい冒険を🌏