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"オラフの謎"の補足など【FS考察番外編】

こんにちは、月兎です🌙🐇

ディズニーシーの23周年である2024/09/04からはや1週間。
当noteではそれを記念し、ファンタジースプリングス特集としてアトラクションごとにバカ長い記事を投稿させていただきました。

記事を作成するうえであれこれと知恵やイマジネーションを捻くりまわしたおかげで、ファンタジースプリングスについて特段理解が深まったと感じています。


そんなディズニーシーのお誕生日の余韻にしばらく浸っていると、さらにいろんなことを思ったり妄想したりと、居ても立っても居られなくなってきたので、そろそろ筆を取ろうと思い今に至ります。

...というわけで今回はFS考察番外編です。
考察という感じはあまりないですが、そういえばしっかり記事でお話ししてなかったこととか、特に大好きなフローズンジャーニーについて追加で妄想したりしたことを、つらつらとお話ししていきます。


ピーターパンってぶっちゃけ...

ファンタジースプリングス全体についてお話しした記事で述べたことなのですが、私月兎は「ディズニーファン」ではなく「ディズニーシーファン」です。
ディズニーの息が吹きかかっていればなんでも好き、という手広いものではありません。

今回のファンタジースプリングスの題材となっているのもディズニー作品ですが、正直アナ雪以外はほぼ思い入れがないです。


これに関する話で、そう言えばしゃべってなかったなと思い出したのですが、「ピーターパン」について、皆さまに断っておきたいことがございます。

※この先、"ディズニーファン"の方は閲覧注意です⚠️





ピーターパン、嫌いなキャラなんですよね。。笑笑


:(;゙゚'ω゚'):ヤメテ、ウタナイデ

...暴言失礼いたしました。
「ピーターパン」という作品についてはともかく、ピーターパンというキャラクターのことはどうしても好きになれなくて...

善悪のつかない、小学校のクラスに居たいじわる軍団のリーダーすぎて、嫌いです。
※私怨じゃねぇか笑

んで、そんな大嫌いなピーターパンが主役のアトラクションが大好きなディズニーシーにできたとて、未だに好きにはなれていないです。
相変わらずやってることクソだよなって。笑


もともと私自身は幼い頃から早く大人になりたいと、高校・大学時代は早く自立してひとりでディズニー行きたいとずっと思っていたタチで、ピーターパンの思想と真逆。
そんな背景もあったので、今回の「ピーターパンのネバーランドアドベンチャー」を初めて乗ったときも、「めちゃくちゃ楽しみ!子どもの頃の夢が叶う!」みたいな感じじゃなくて、「たぶん共感できないだろうけど...」という一歩引いた目線でジョンを救出してきました。
※そんなロストキッズいややわ


まあただ、今回シーに大型のピーターパンのアトラクションができるということで、実際に乗ってみたらちゃんと"ディズニーシー"してたので、ひとまず安心。
このアトラクションについて深掘るために、作品を見直したり文献も読んだりして、作品そのものやネバーランドについては結構興味深く学ぶことができました。


そして何より、最後の「いつまでも子どものままでいてね」は、なるほどなぁという感じでした。
これは子どもに対しての言葉でもあり、大人だけどロストキッズとして認めてもらえた我々への言葉でもある。
ネバーランドアドベンチャーというアトラクションで起こる「空を飛ぶ」という超常現象は、ゲストの楽しいことを考えるイマジネーションによるものであり、この想像力を失わない限りはまた空を飛ぶことができる。

イマジネーションを忘れない=子供のままでいる、と捉えたら、大人向けとよく言われるディズニーシーにも、ピーターパンのアトラクションを導入する余地があったんだなぁと、今更ながら目が醒める想いです。


過去・現在・未来をテーマにした各アトラクション

今度はファンタジースプリングス全体を俯瞰した話。

このエリアはさらに大きく「フローズンキングダム」「ピーターパンのネバーランド」「ラプンツェルの森」に分けられ、それぞれにアトラクションがあるわけですが、
これらのアトラクションが、綺麗に"過去・現在・未来"をそれぞれ象徴しているなと思ったのです。


"過去"については「アナとエルサのフローズンジャーニー」。
アレンデールの夜のフィヨルドを船で旅するはずが、急にアナ雪1のシーンがフラッシュバックするアトラクションです。
※雑説明すぎる

物語の回想が"想定外の出来事"として起こるわけですから、擬似的な過去へのタイムスリップを体験していると言えます。
アナ雪2の後の、「物語としてはすべて終わったアレンデール」という世界線でフラッシュバックするのも、より"過去"という側面を強調しているのではないでしょうか。


次に"現在"。
これは「ラプンツェルのランタンフェスティバル」で、"まさに今"物語が進んでいる、という非常に興味深い設定です。

まだラプンツェルが塔に閉じ込められており、ユージーンにも会っていないタイミングで、魔法の泉の妖精さんが「ラプンツェルの森」を自分の庭に作る。
そこから物語が進んでいき、その最中をゲストがボートに乗っていたら、たまたま彼女らに遭遇するというものです。

「塔の上のラプンツェル」という映画のストーリーを軸にするならば、まさにその映画と同じ時系列を辿るという意味で、"現在"を象徴していると考えます。


そして未来が、「ピーターパンのネバーランドアドベンチャー」と「フェアリーティンカーベルのビジーバギー」。
キーとなるのは"映画とは全く別のオリジナルストーリーである"ということ。

このエリアはピーターパン1の物語が終わった後の世界です。
つまり、(シリーズ全部見ていない人が多いと思うのでピンとこないかもですが...)映画「ティンカーベルシリーズ」も全て終わり、そこからさらにピーターパンと出会い、ダーリング家も一度遊びに来た後、という時系列になります。

なので、ピーターパン1の物語を軸とすると、ネバーランドアドベンチャーもビジーバギーも、"未来"のストーリーとなるわけですね。
※ピーターパン2が好きな方、すみません...


そんな感じで、特にネバーランドの2つのアトラクションはちょっとこじつけですが、それぞれが"過去・現在・未来"を象徴しているという話、伝わりましたでしょうか?
だからなんだってわけじゃないのですが、もしかしたらファンタジースプリングスと他のテーマポートとの関連を知るうえで重要だったりするかも?と思い、考察の種として紹介させていただきました。


オラフってもしかして...

先ほどお話しした通り、「アナとエルサのフローズンジャーニー」は過去の出来事を追体験するアトラクションです。
"記憶を辿るアトラクション"とも言い換えられ、この"記憶"というのがひとつのキーワードとなります。

このことは最後に登場するオラフの、以下のセリフでも明確に示されています。

ねぇ、生まれて初めてぎゅーって抱きしめられたときのこと、覚えてる?僕は、アナ!あったかかった〜

前回の記事でもお話しさせていただきましたが、「アナ雪2」で鍵となる"水は記憶を持つ"という言葉が、このアトラクションの理解を推し進めます。
オラフは雪でできているので、目にしたものをすべて記憶として保有しているのです。

実際にアトラクション冒頭でも「大好きだよ、オラフ」とアナがオラフを抱きしめるシーンが描かれ、(セリフを聞けるかは運ですが)最後にしっかりと伏線を回収してくるので、"記憶"を大事なテーマとしてイマジニアが持ってきたことはほぼ間違いないんじゃないかなと考えています。

※ちなみにもうひとつ、このアトラクションには"感情"というキーワードもあります。「感情に合わせてボートが動く」とはっきりイマジニアが述べてますので、こちらは間違いないですね。前回記事参照↓


それで前回、別のオラフのセリフをご紹介させていただき、「アナとエルサがスケートしているシーンを今見たかのように話しかけてくる」ことの不可解さに言及しました。
水の記憶を持つオラフであれば、ゲストが目の当たりにしたシーンをすぐに思い出し、ゲストと同じ熱量で感想を語り合えるのではないか、というジャストアイデアをそのときは述べたのですが...

"オラフがゲストと一緒のボートに乗ってた説"もあるのではないかと最近思い始めました笑

上記の仮説を支持できるほどの証拠があるわけではないので、本当に月兎の妄想ですが...
アナ雪2の劇中、ノーサルドラの森の中でここまでの経緯をオラフが説明するシーンがあり、奇しくもその内容は、このアトラクションの回想とほぼ同じ、「アナ雪1」のストーリーなのです。
もしかしたらオラフって、自分自身以外にも記憶を見せる力が備わっているのかもしれません。


"水の記憶"関連でもう一つ。
まぁ大したことではないのですが、ボートで水の上を進むことも、"記憶を呼び起こす"きっかけになっているのではないでしょうか?
アレンデールの周りのフィヨルドの海は、「アナとエルサのお話」の一部始終を近くで見てきています。
この上を進むことも、オラフと同じくひとつのトリガーになっているのではないか、という単純なお話です。


まとめると、このアトラクションで"想定外の出来事"が生じる理由として考えられるのは以下の4つ。

  • ゲストの"真実の愛"を求めるイマジネーション ※これが一番重要!!

  • トロールのパビーの魔法

  • オラフの乗船

  • ボートでアレンデールのフィヨルドを巡っていること

...これこそ、月兎のしょーーもないイマジネーションで語っていることなのであしからず。


というわけで、今回はいろんな妄想話を小出しにさせてお話しいたしました。

今月までイクスピアリで開催している「ニュー・チャプター・ビギンズ展」でも、"イマジネーションの源泉に触れる旅"と紹介されてますし、ファンタジースプリングスは月兎のイマジネーションを刺激しまくっているようです()
まだまだ知識も足りず、勉強不足な私ですが、今後もファンタジースプリングスの新たな仮説みたいなのを思いついたら、こちらのnoteで共有させていただきますね。

今回や前回までの記事を読んでうざいなと思わなかったら、また戻ってきてもらえると嬉しいです。笑


それでは、またのご来航お待ちしております⛵️
よい冒険を🌏

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