孤独な1日
人と比べて、大した文章も書けないことを知った。
人と比べて、大して優れていないことを知った。
『やればできる子』ではなくて、『やっても限界のある子』だった。
いろいろなことに積極的に取り組めば、未来が拓けると思っていた。
それは間違いではなかったけれど、真実でもなかった。
経験になっても実績になっても、叶わない夢もあるのだと知った。
はじめから知っていたような気もするし、昔からずっと味わってきたような気もする。
たった一人で過ごす1日
孤独が心地よくもあり、どこか寂しいような気もする
心の中の幼い自分が人を、家族を求めている
もっと一緒にいたかった、認めてほしかった
愛してほしかった、大切にしてほしかった
そんなことを思いながら目を閉じる
幼い自分を慰めながら、一緒に生きていこうと抱きしめながら。
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